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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784166612086
作品紹介・あらすじ
世界史のエッセンスがこの一冊に!
古代ギリシアはペルシア帝国に操られていた?
イギリス料理がまずいのは産業革命のせい?
ローマ帝国は移民と格差で滅びた
グローバル経済をつくったのは遊牧民とムスリム商人……22本
グローバル・ヒストリー、伝記・評伝、中国史に関する
ブックガイドも充実!
豪華執筆陣が歴史の新たな扉を次々に開きます。
「今」をリアルに理解するための「世界史」がここにあります。
古代
森谷公俊 古代ギリシアはペルシア帝国に操られていた
呉智英 どうして釈迦は仏教を開いたか
佐々木毅 カエサルはなぜ殺された?
加藤隆 「キリスト教」はイエスの死後につくられた
井上文則 ローマ帝国を滅ぼした「難民」と「格差」
中世・近世
山内昌之 預言者ムハンマドのリーダーシップ
宮崎正勝 中世グローバル経済をつくったのは遊牧民とムスリム商人
杉山正明 異民族を活用したチンギス・カン
樺山紘一 ルネサンスは魔術の最盛期
久芳崇 明を揺るがした日本の火縄銃
柳谷晃 戦争と疫病がニュートン、ライプニッツを生んだ
近現代
小野塚知二 産業革命がイギリス料理をまずくした
中野剛志 保護貿易が生み出した産業資本主義
平野聡 アヘン戦争 大清帝国VS大英帝国
脇村孝平 インド グローバルな亜大陸
竹森俊平 世界大戦の負債が起こした大恐慌
福田和也 独裁の秘術 ヒトラー、スターリン、毛沢東
渡辺惣樹 共和党対民主党 日本人が知らないアメリカ史
ブックガイド
川北稔(グローバルヒストリー)
東谷暁(自伝・伝記)
梶谷懐(中国)
出口治明 史上「最も幸せな国」はどこだ?
野田宣雄 世界史から何を学ぶか
みんなの感想まとめ
歴史の新たな視点を提供する一冊で、古代から近現代までの様々なテーマが取り上げられています。古代ギリシアやローマ帝国、さらには中世の遊牧民の影響など、多様な文化の交錯が描かれ、歴史を通じて現代の理解が深...
感想・レビュー・書評
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『ローマ帝国衰亡史』を著したイギリスの歴史家エドワ-ド・ギボン(1737-1794)が「人類にとって最も幸福だった時代」と呼んだ「五賢帝の時代」。では〝最高の国の条件〟とは? ▷人間の素朴で基本的な欲求が満たされている状態。例えば、お腹いっぱいご飯が食べられる、夜は快適な寝床でぐっすり眠れる、カップルが安心して子供を産み育てられること。 ▷〝豊かさの最重要条件〟は「交易」にある。交易の歴史は「海路(水路)」であり、「道路」網の整備が最重要のインフラであった。 (「歴史の教訓」の章より)
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出口治明さんをはじめとする歴史家のひとたちが、古代ローマや中国、ヨーロッパなどの国々の歴史について触れる。
ゲルマン民族の大移動の様に、ひとの移動によって国が滅び、生まれ変わる。ヨーロッパよりもペルシャ文化が栄えた時代もある。それぞれの文化が影響しあうことで世界は発展していく。鎖国以前の日本は、戦国時代ということもあり世界でも有数の軍事大国であり、経済も発展していた。しかし、鎖国後は世界の変化についていけずに、その地位を落とすことになったとか。
グローバル経済が常に正しいとは思わないけれど、好き嫌いに関わらず、これだけネットが物理的にも仮想的にも発達した以上、逃れることは出来ないのだろうと思います。 -
雑誌記事の寄せ集めであり、それぞれの記事の深みに差がある。かといっておもしろくないわけでもなく、イギリス料理がなぜまずいかを真面目に考察したりしているので、気晴らしに読むとよい。
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すごい勉強になった!というわけではないけど世界史ってこーゆーもんだよ!って感じで読めて楽しかった。
古代の話とかで勝った側が負けた側の文物を受容していくという話を読んだ時に、単純に勝った負けたではわからない歴史のダイナミックさを感じることができた気がした。 -
古代ローマ帝国、ルネサンス、ムスリム商人の活躍、モンゴル帝国、産業革命、第二次世界大戦、現代中国の台頭…。知っているようで知らない世界の歴史を、新しい視点で解説する。テーマ別ブックガイドも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40261666 -
加藤隆の論文が私のキリスト教知識を一新させた。これだけでも読んだ価値があるというもの。一部概要をまとめる。
https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/03/23/181953 -
数年ぶりに読み返したが、世界史本としては広範囲を網羅しつつ、新しい視点を提供してくれる本として重宝できる。高校世界史で学んだ知識が驚くべき方向から繋ぎ合わさる感覚は学び直しの醍醐味だろう。中にはややわかりづらかったり、興味が湧かなかったりする話もあるが、そういった部分を読み飛ばしても十分満足できる一冊であった。
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短編的に書かれており、各テーマを理解し易い。
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世界史が好きな方にお勧めしたい本です。
世界史の枠組みについて、考え方を複数提供しています。
個人的には、忘れた頃にもう一度読んでみたいと思います。 -
オムニバスで世界史の新常識を取り上げるという企画。当然、成功している部分(面白い部分)もあれば、「ん?」となる部分もある。個人的にはやはり近現代のパートが興味深いが、中世末、近世初頭の話では柳谷晃先生の「戦争と疫病がニュートン、ライプニッツを生んだ」のローマ教会の対応が実に面白い。理論モデルがあって、それが実証(反証)され、モデル・チェンジがおこなわれるというプロセスの重要性が歴史の大きな曲がり角で非常に重要な役割を果たしていた。
近代では、中野剛志氏の「保護貿易が産み出した産業資本主義」(pp.168-181)、竹森俊平先生の「世界大戦の負債が起こした大恐慌」(pp.208-221)や福田和也先生の「独裁の秘術 ヒトラー、スターリン、毛沢東」(pp.222-234)、そして渡辺想樹先生の「共和党対民主党 日本人が知らないアメリカ史」(pp.235-250)が面白かった。
竹森先生は井上準之助が緊縮をおこない旧平価で金解禁をおこなった理由としてかつては「清算主義」を自分も考えていたが、そうではないだろうと、外資導入のための金解禁論を強調されていたが、その説は一周回って元に戻った議論ではないだろうか。まぁ、「清算主義」はどちらかというと井上よりも浜口の考え方であろうとは思うが。
川北稔先生のグローバル・ヒストリーに関するブックガイドは、簡にして要を得ていて流石。ポメランツ批判はお約束。これは梶谷さんの中国経済史のブックガイドでも同様。
歴史の教訓は、楽観論の出口さん、悲観論の野口さんの2篇。どちらもそれなりに傾聴すべき内容だ。 -
これは、期待通りおもしろかった。
モンゴル帝国はめっちゃダイバーシティが進んでおり、かつ、イスラム商人とかを経由して、あの国はめっちゃ強い、反抗したらやばい、というブランドイメージを世界に吹聴したからこそあの強さを実現できた、とか。
ムハンマドは、厳格な宗教者であったわけではなく、最低限のルールで、細かい戒律違反にはできるだけ目をつぶろうとした、とか。
産業革命でイギリス料理がまずくなった。農民が自分の庭の野菜で豊かな調理をする習慣が、限定的な材料で市販品を使った調理をする習慣に変わらざるをえなかったから、とか。
スターリンの身内大静粛と、ヒトラーのユダヤ人大虐殺との違い。スターリンは内側の敵を作り出して国を統制し、ヒトラーは民衆と結びつき外の敵を持つことで国を統制した。とか。
日本は銃を使って戦争したが、なぜ中国で鉄砲を活用できなかったのか?
技術がなかったから、軍の成り立ち上、希少な技術を国として承継できなかったから、と。 -
自体やテーマごとの各専門家が執筆。新常識と銘打つからには、従来の見方に対する最新研究を期待したが、各々の主張が色濃く出ているのが特徴。万遍なく世界史のトピックを拾い読みは出来るが、その域は出ていない。
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世界史というか、グローバルヒストリーに門外漢なので純粋に近年活発に議論されてる視点を紹介されてて勉強になりました(ウォーラステインの世界システム論は最近の日東西では克服すべき問題として議論されてますが)
個人的にはカントと仏教概念の近似性とか、中国共産党の社会原理の土台には中国伝統の農村社会の伝統が残る、などの論点が興味深かった。
アメリカ史の共和党と民主党の政党比較史は全く知らなかった。意外な驚きで、これまた勉強になりました。 -
学者、著名人のダイジェスト版というべき内容。
著者毎の作品や論文を一冊づつ読むと途方もない時間とお金を浪費するが、この一冊でお買い得な作品。
教科書では触れない新しい視野を与えてくれる。
ただ、著者毎に読みやすさや専門性に濃淡があるのは編集本ならではの問題がある。
後、海外の人の文章も欲しかった。
文藝春秋の作品
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