フレディ・マーキュリーの恋 性と心のパラドックス (文春新書 1209)

  • 文藝春秋 (2019年3月20日発売)
3.47
  • (3)
  • (7)
  • (6)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 80
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166612093

作品紹介・あらすじ

大ヒット映画でも話題騒然!

ロックスター、フレディ・マーキュリーとその恋人を襲った悲劇とは?



生物学最大のパラドックスともいわれる「同性愛」。

なぜ繁殖に不利な同性愛が一定の割合で存在してきたのか?

フレディのみならず、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、ヴァージニア・ウルフ、

アラン・チューリングなどの天才たちの受難のドラマをはじめ、

遺伝子学、動物行動学などの最新の知見に基づいて、その謎に挑みます。

『同性愛の謎』の増補改訂版です。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

同性愛の存在とその背景に迫る本書では、フレディ・マーキュリーをはじめとする著名な天才たちの人生と苦悩を通じて、同性愛がどのように生物学的に理解されるのかを探求します。遺伝子学や動物行動学の最新の知見を...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  同性愛が遺伝子で決まるという学説を紹介している。生まれながらに決まるという説にはすぐには納得できないが、そうかもしれないと思わせるほどよく書かれている。

  • フレディの名前につられて手に取ったら、同性愛者についての結構学問的な内容だった。フレディはほとんど出てこない。
    子孫を残さない同性愛者がなぜ淘汰されずに、いつの時代も存在するか

  • フレディの名前に釣られて買うと痛い目に遭う。内容は同性愛者の遺伝子学的なことで、そういうことに興味がないと読むのが辛い。ボラプブームに乗っかってフレディの名前を後付けしたとしか思えない。

  • 余談ばっか 仮説も平凡

  • LGBT ママへの愛は時空を越えるのかもしれない
    フレディマーキュリーはロックスターになった

    同性愛の謎
    ボヘミアンラプソディ と 母への愛
    やおい=/ スラッシュ
    死と官能

  • なぜ同性愛者はいつの時代にも一定数いるのか、という研究

    難しくて上手く咀嚼することはできなかったが、要所要所でなるほどと納得させられた

    ボヘミアンラプソディが、母に向けたフレディ自身がゲイである告白だったのは初めて知った

  • この筆者の本は何冊か読んだ記憶があるけれど、これは新書だからということもあるが残念な内容、もしかするとライターに書かせたんではないかと思わせるような構成でした。もっとも残念なのは、学術的な研究を紹介しているにもかかわらず参考文献を一つも出していない、つまりこれを読んでもっと知りたいという読者を全く想定していないということです。ヤキがまわった、という印象を持ちました。性的指向の生物学的根拠を求めてはいるけれど、その人たちの性自認についてはまったく議論がないところも残念なところでした。

  • ●アンドロスタジエノンを嗅がせ、PETで視床下部をチェックする。女性異性愛者と男性同性愛者が反応を示すそうだ。
    ●三島由紀夫と聖セバスチャン
    ●一卵性双生児で両方が同性愛者の確率は半分、二卵生は22%、義理の兄弟なら11%
    ●男性同性愛者は男性異性愛者に比べ、5分の1程度しか子供を残さない。その不利な状況であるにもかかわらず同性愛に関わる遺伝子、あるいは同性愛者になる確率を高める遺伝子が脈々と受け継がれている。何故か?→ヘルパー仮説
    ●血縁者の繁殖を、経済的や様々な方法で手助けすることによって自らの遺伝子を残す?→実験では証明されなかった。

  • ■性行動について男性同性愛者は男性異性愛者と同じ傾向にある,どころか超男性とでもいうべき特徴を持っている。一方で女性同性愛者は女性異性愛者と同じ傾向にある。
    ・男性同性愛者が数打ちゃ当たる方式であるのに対し,女性同性愛者は慎重に相手選びをしている
    ・同性愛にしろ異性愛にしろ,それぞれの性に特徴的な行動パターンを示している
    ■カンペリオ=キアーニらの研究によれば,男性同性愛者には父方よりも母方に男性同性愛者が多い。
    ・男性同性愛者の母方,父方の血縁者に男性同性愛者が存在するケースは,母方:22/396,父方:12/593
    ・一方,男性異性愛者の母方,父方に男性同性愛者が存在するケースは,母方:0/370,父方:8/604
    ■兄弟についてはさらにまた従来の研究結果と同じで男性同性愛者には男の兄弟が多いことが分かった。
    ・異性愛者の兄弟:男57,女57
    ・同性愛者の兄弟:男69,女45
    ■兄弟については出生順についても男性同性愛者は後ろの方であることが多く,兄が多い傾向にあった。
    ■この研究の最大の山場は血縁者の繁殖状況である。
    ・男性同性愛者の母方の血縁者が男性異性愛者の母方の血縁者よりも子を多くなしている
    ・両集団の血力についてはこのような相違点は見られない
    ・さらにその違いは母方の女の血縁者,それも母と母方の叔母とで特に現れる
    ・男性同性愛者の母と母方の叔母が男性異性愛者の母と母方の叔母よりも,よく子をなしている
    ・これが男性同性愛遺伝子が消え去らない最大の理由と考えられる。男性同性愛遺伝子が母方の女に良く子を産ませる働きをするので男性同性愛遺伝子が間接的にのよく残ってくる
    ■女の繁殖力を高める遺伝子があったとする。それが男に乗った場合,彼を同性愛者にする確率を高め子を残すうえで不利にするが,それは彼の母方の女における大いなる繁殖によって十分に相殺されその遺伝子が残ってきている。そしてこの女の繁殖力を高める遺伝子こそが男性同性愛遺伝子の正体である。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

竹内久美子
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)、『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』(小社刊)、『女はよい匂いのする男を選ぶ! なぜ』(ワック刊)など。

「2022年 『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内久美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×