- 文藝春秋 (2019年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166612192
作品紹介・あらすじ
選挙こそ国民の最大の武器だ!
国民には政治家を選ぶ権利がある。では、「よりマシ」な政治を選ぶ基準とは?
大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、批判を恐れず、炎上も辞さず、
堂々の極論で真っ向勝負!
経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示する。
国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか?
選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる!
主な論点
・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない
・マーケティング政治のすすめ
・「国民投票」はなぜ間違えるのか
・消費増税か資産課税か
・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源
・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている
・憲法9条改正の前にやるべきこと
・女性問題こそ現状打開の突破口
感想・レビュー・書評
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今の野党は どうすべきか。
反対するだけでは 国民は 付いてこない。
より 与党の政策を 強める。
地方で 実績を 残す。
いろいろ 参考になりました。
橋本さんには もう一度 政界に 戻ってほしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
参考になる考え方がたくさんあった!!!!
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強い政治理念を持った元大阪府知事・市長と、政治家の選び方や政治の評価のしかたを専門とする国際政治学者による対談。将来の与党としての批判、よりマシな選択、動く政治。相続税100%。ルールを盾にする。雄叫びでもきれいごとでもない、腹黒になる。
投票はその時点の感情で決まる、とはいえ、選んだ結果がどう影響し何が変わったか、長期間にわたって、わかるような仕組みがあったら良いのに。 -
●日本には政治をきちんと評価する仕組みが存在しない。
●トランプは社会的な保守感情を煽った。キリスト教の価値観をどこまで社会の主流と認めるか、中絶、女性をめぐる論点、LGBT、白人中心の社会のあり方など。
●橋下さんはマーケティング政治
●デフレの脱却はあくまで過程に過ぎず、本当のゴールは国民が豊かにすることなのに、まるでインフレ率こそが至上の目標のようにされてしまった
●公務員の欠点は、ジェネラリストが多いこと。専門家の公務員を増やすべき?
●アメリカがTPPを嫌いFTAを好むのは、一対一ならまだアメリカに強みがあるから。 -
今の政治のイシュー毎に互いの持論を展開しながら、政治の見方を伝える。橋下氏の「雄叫び派」、「きれいごと派」、「腹黒派」はわかりやすいフレーム。政治を判断する力は民主主義においては必要不可欠だが義務教育で教えていないのでは。
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この二人より、橋下と藤井聡の対談集を読んでみたい。
天敵のようだが、単独で二人の本を読むとどっちも正しい気がするので。 -
非常に面白かった。
政治の世界に疎い理由の一つとして、よく分からないから、ってのがあると思うが、この本はまさに題名通り、政治を選ぶ上での着眼点をつけてくれる。
そうか、この点を物差しにすればいいのか!
と気づかせてくれる良著。
橋下さんは元から嫌いではないけど、この本を読んでますます好きになった。ものの見方が冷静で客観的なので、全体的に凄く説得力があるとおもう。
後、外国人による日本の土地の購入や、中韓との付き合い方の下りは目から鱗がおりた。
相手に敬意を示しつつ、主張すべき点は主張する。
これは政治を超えて、生きる上で気をつけるべき点だよね。 -
気になる二人の対談本なので読んでみた。政治課題を中止に対談形式で書かれているので読みやすい。2人の考えがかみ合わないところや共感できるところが正直に書かれていて分かり易い。ただ、悪くはないけど、読み終えたあと何だかもやもやする。
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読了。面白かった。私は、内田樹先生よりだが、本当のところ、どうなのかなと思った。
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不確実な時代には政治もアジャイルに行かなければならない。たかが制度設計、理想論はいくらでも言えるが、必ず負の力が発生する。そこを動かしやすくする潤滑油が、情報開示と定量評価であると思っている。
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このタイミングで、この本読んだのは間違いかも知れない。安倍さんやトランプさんが、まあまあいい人に思えてくる(人がいいので一応敬称を付けています)。そうか、この時期にこの本を出版したのは、そういうたくらみがあるからか。最近、ネットでも、何だか安倍さんがタレントと親しげに映っていたりする。印象操作? ともあれ、橋本さんが言っているように、政治家はすべての分野で専門家になるわけにはいかないのだから、それぞれの専門で、だれの話が信頼できるか、その人選びができるかどうかが大事なのだろう。そういう意味で、竹中平蔵さんはどうだったのか。それに、この対談の二人はどうか。この二人を信頼するなら、安倍さんもOKか? いやいや、やっぱり内田先生(最近は、内田だけでは樹か良かわからなくなってしまった。それくらい、自分の中で良先生の存在は大きくなっている)の話の方が納得がいく。ツイッターでだれをフォローするかで、世界の見え方が変わってしまう。むかしなら、どの新聞、どの雑誌というのがあったのだろう。養老先生ならどうだろう。もっと言えば、森毅(敬愛の意を込めて敬称略)が生きていたらなんて言っただろう。行き着くところはやっぱりここだ。
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【何を基準に政治家を選ぶのか】国民には政治家を選ぶ権利がある。では、選ぶ際の基準とは? マーケティング力、決定力、組織力。政治家、政党の真価がわかる!
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政治に限らず、以下の言葉は答えのない仕事全般に言えること
で忘れずにいたい
■100%正しい政治判断はない
世の中には予想のつかないこと
正解が見えないことだらけです。
後から評価することは簡単ですが、当時の立場では、絶対的な正解など分かりません。まさに暗闇の大海を泳いでいるような状況
だからこそ、プロセス、手続きを踏んで正解に近づく努力を積み重ねるしかない。
知性や歴史の蓄積に対してリスペクトを欠いた政治家には知識人はついていかない。それはリーダーシップの根幹になければならないものです。
→竹中平蔵が改革を進めている時ほとんど心が折れそうなほど消耗していたとき、毎朝小泉首相から電話がかかってきた、そして絶対に引くなと激励してくれた。
政治家と専門家の関係はかくあるべしと思うんですね。"
以下メモ
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国民も野党も政策よりも人に注目しすぎ
阿部さんだから反対→感情論
→これでは議論が深まらない
ちゃんとした数字を使って批判する
→一時点の数字ではなく変化を見る
→また、他や平均と比べてどうなのかなど
政治に科学を持ち込むべき
問題点を具体的に指摘し、こうすればいい、ああすればいいという選択肢や修正案を提示するためのファクトであってほしい
■野党について
批判のための批判をいくら繰り返しても時間の無駄
今の野党は自分たちが政権を取った時にきっちりとできる自信がないことを求めたり批判していたりしている気がする
野党と違う選択肢を提示することが役割
1.別のベクトルの提示
2.ベクトルは認めて、もっと強力に推し進めるという提示
→今の野党に2は見られない
■政治の選択とはよりマシな選択
100パーセント完璧な政治なんて存在しないと
→副作用のない薬がないようにマイナス面のない政策もない
日本人は完璧なものを求めすぎていて
ちょっとした問題点や瑕疵を見つけて
「これはもうだめだ」と全部を否定してしまう
→解決策を取れず現状維持という名の下降局面に入ってしまう
保守、リベラルというのはもはや意味を持たない
■動く政治か動かない政治か
動く政治は都市部と親和性が高い
→地方と高齢者は動かない政治がいい
■メディアやインテリ
常にマジョリティを代表しているという意識ががある
→現状に満足していない時に出てくる過去に対する美化や幻想
改革する人には落ち着け
落ち着いた人には変化を
というは
や大手メディアには政治を評価する自前の物差しがない
→★これはまさに感じる。
■民意
民意に振り回されてはいけない理屈があるが
民意を受け止めなければならない現実がある
このバランスが政治
→その判断には数字が大事
「大衆は愚にして賢」
マーケティング政治
→数字を参考にはするが、長年の間でそれを解釈する、いわばアートですね
日々の民意、建前の民意に重きを置く政治は良くない
→日々の世論は一貫性に乏しく、政治的な生合成が取れなくなるから
→→税金を減らして社会保障を厚くして、と言われるようなもの
実行プランをしっかりと固めてから住民投票や国民投票にかけるべき
■政治を動かすのは熱量
支持者の数??熱量で政治的エネルギーが決まる
■景気対策について
・雇用者数を上げること
・GDPをあげること
→両方やるべき
韓国ムン政権は
最低賃金を上げすぎて実体経済と合わなくなり、失業者が多くなってきている
日本経済の問題点は生産性の低さ
→いいものを作っても安くしか売らないこと
低い労働力があるうちは最先端技術への投資は進まない
→高い技術を買うよりも、低賃金で人にやらせた方がいい、という判断につながるから
■日本は危機感が少ない
同じところに留まるために、走り続けなければいけない(鏡の国のアリス)赤の女王
■戦略的エイヤー
権力を持った人間がしっかりと決断をして、責任を取る覚悟を持たないと
■税制
競争は所得の再分配とセットにしなければならない(橋下さん持論
OECD加盟国の消費税平均19パーセント
→日本はまだ低い方
税は取れるところから取る、ではなく、簡素でフラットな、効率的な税制が望ましい
→複雑な軽減税率はコストがかかってしまう
地方と国の予算を合わせると200兆円
GDPの4割くらい
■公務員
日本は公務員が世界的に見ると少ない
→ただ給料は高い
人の配置は財源の責任と常にワンセットであるべき
→そうしないと無尽蔵に人を要求することになる
■怒りや嫉妬
怒りや嫉妬を利用して改革を進めたときに、常に気を受けないといけないのは、どうやってそれを制御し、解消していくか、ということ
■橋下さんの政治の方向性
チャンスを皆に公平に与えた上で
徹底的な競争を促す。
その上で、弱者になってしまったものをサポートする。
→常に動いているから、弱者を守りすぎると強者になっていたりする
チャンスを生むと言うことは弱者と強者をどんどん入れ替えること
→競争を否定すると弱者が固定化される
■安全保障
3つの方向性
①日米同盟堅持派
②自主防衛路線
③安全保障は世界政府が担う派
②③は抽象論、観念論(今はないものの話)なのでうまくいかない
■保護貿易か自由貿易か
資源のない日本では自由貿易しか取り得ない
→アメリカトランプのような保護貿易は無理
■危機管理には4種類
1.嘘を突き通す型
→最悪
2.概念逃げ切り型
→概念を狭く定義し、それに当たらないとする
3.問題提起型
→素直に認め、でも問題点を提案する
4.尻尾切り型
→責任者を辞めさせて終わり。これも最悪
公文書は失敗も含めて宝
→プロセスでどんな議論を重ね知恵を振り絞ってきたか、必ず後世の参考になる
■靖国問題の解決はA級戦犯を、分けて祀ること
■100%正しい政治判断はない
世の中には予想のつかないこと
正解が見えないことだらけです。
後から評価することは簡単ですが、当時の立場では、絶対的な正解など分かりません。まさに暗闇の大海を泳いでいるような状況
だからこそ、プロセス、手続きを踏んで正解に近づく努力を積み重ねるしかない。
知性や歴史の蓄積に対してリスペクトを欠いた政治家には知識人はついていかない。それはリーダーシップの根幹になければならないものです。
→竹中平蔵が改革を進めている時ほとんど心が折れそうなほど消耗していたとき、毎朝小泉首相から電話がかかってきた、そして絶対に引くなと激励してくれた。
政治家と専門家の関係はかくあるべしと思うんですね。" -
コロナ前の安倍政権の時の対談。まさか近い未来にこんな時代が来るなんて思いも寄らないだろう二人の対談。それが故に橋下さんの「100%正解の政治なんてあり得ない」と言う文中の言葉は妙に説得力があります。
橋下さんの考え方、発言は相変わらず、気持ちがよく、かつ分かりやすい!三浦さんの本は今まで読んだ事はなかったが、三浦さんも非常に説得力があるメッセージを発信されている。 -
三浦さんと橋本氏がどう絡むかと思いきや残念‼️
(個人的に) -
威勢のいいことをきゃんきゃん吠える雄叫び派、儀礼的で周りから良く見られたいだけのきれいごと派、知恵と工夫とずる賢さを持つ腹黒派。橋下氏の表現だが、フレーズが確かにわかりやすい。
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内容はすごくわかりやすかった。対談本なので2人の意見が違うのが当たり前。私は橋下さんの意見に近いので、三浦さんの意見はそういう意見もあるのかと新鮮だった。
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先日読んだ橋下氏の「実行力」とかぶるととあり。いい意味でぶれてない。
資産課税での対談で2人のバトル⁈は読み応えあり。
大前研一氏も提案していた。私もいいなと思ったが、三浦氏が言うように、何をもって資産と言うのか、また諸々の税金が引かれて残った資産に税金をかけるのは二重課税ではのツッコミにも納得。
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インタビュー形式でで書かれていて(笑)なども入っているので政治の難しい話でも読みやすい。2人とも同じ考えのところもあれば、お互いに違うやろ!って思っている所もあるが、主張は主張として聞き合っているのは大人な印象。
腹黒さ必要説と税金の取り方と追求の逃れ方が面白かった。
取れるところから取ったら良いではなく、それでどんな社会を目指しているのかが大事。
論外なのは「嘘をつき通す」→絶対バレる。
〇〇には当たらないという「概念逃げ切り型」→弁護士が多用。
政権末期は「尻尾切り型」(笑)
1番有効なのは正面から認め反省した上で何故その問題が生じたのか情熱と論理で問題提起する「問題提起型」。
表面はにっこり礼儀正しくしながら、ボコボコに殴るトランプみたいなの(笑)が外交には必要。
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橋下徹の作品
