政治を選ぶ力 (文春新書 1219)

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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166612192

作品紹介・あらすじ

選挙こそ国民の最大の武器だ!国民には政治家を選ぶ権利がある。では、「よりマシ」な政治を選ぶ基準とは? 大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、批判を恐れず、炎上も辞さず、堂々の極論で真っ向勝負!経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示する。 国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか? 選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる!主な論点・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない・マーケティング政治のすすめ・「国民投票」はなぜ間違えるのか・消費増税か資産課税か・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている・憲法9条改正の前にやるべきこと・女性問題こそ現状打開の突破口

感想・レビュー・書評

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  • 今の野党は どうすべきか。

    反対するだけでは 国民は 付いてこない。

    より 与党の政策を 強める。

    地方で 実績を 残す。

    いろいろ 参考になりました。

    橋本さんには もう一度 政界に 戻ってほしいです。

  • 参考になる考え方がたくさんあった!!!!

  • 強い政治理念を持った元大阪府知事・市長と、政治家の選び方や政治の評価のしかたを専門とする国際政治学者による対談。将来の与党としての批判、よりマシな選択、動く政治。相続税100%。ルールを盾にする。雄叫びでもきれいごとでもない、腹黒になる。

    投票はその時点の感情で決まる、とはいえ、選んだ結果がどう影響し何が変わったか、長期間にわたって、わかるような仕組みがあったら良いのに。

  • ●日本には政治をきちんと評価する仕組みが存在しない。
    ●トランプは社会的な保守感情を煽った。キリスト教の価値観をどこまで社会の主流と認めるか、中絶、女性をめぐる論点、LGBT、白人中心の社会のあり方など。
    ●橋下さんはマーケティング政治
    ●デフレの脱却はあくまで過程に過ぎず、本当のゴールは国民が豊かにすることなのに、まるでインフレ率こそが至上の目標のようにされてしまった
    ●公務員の欠点は、ジェネラリストが多いこと。専門家の公務員を増やすべき?
    ●アメリカがTPPを嫌いFTAを好むのは、一対一ならまだアメリカに強みがあるから。

  • 今の政治のイシュー毎に互いの持論を展開しながら、政治の見方を伝える。橋下氏の「雄叫び派」、「きれいごと派」、「腹黒派」はわかりやすいフレーム。政治を判断する力は民主主義においては必要不可欠だが義務教育で教えていないのでは。

  • この二人より、橋下と藤井聡の対談集を読んでみたい。
    天敵のようだが、単独で二人の本を読むとどっちも正しい気がするので。

  • 非常に面白かった。

    政治の世界に疎い理由の一つとして、よく分からないから、ってのがあると思うが、この本はまさに題名通り、政治を選ぶ上での着眼点をつけてくれる。

    そうか、この点を物差しにすればいいのか!

    と気づかせてくれる良著。


    橋下さんは元から嫌いではないけど、この本を読んでますます好きになった。ものの見方が冷静で客観的なので、全体的に凄く説得力があるとおもう。

    後、外国人による日本の土地の購入や、中韓との付き合い方の下りは目から鱗がおりた。


    相手に敬意を示しつつ、主張すべき点は主張する。

    これは政治を超えて、生きる上で気をつけるべき点だよね。

  • 気になる二人の対談本なので読んでみた。政治課題を中止に対談形式で書かれているので読みやすい。2人の考えがかみ合わないところや共感できるところが正直に書かれていて分かり易い。ただ、悪くはないけど、読み終えたあと何だかもやもやする。

  • 読了。面白かった。私は、内田樹先生よりだが、本当のところ、どうなのかなと思った。

  • 不確実な時代には政治もアジャイルに行かなければならない。たかが制度設計、理想論はいくらでも言えるが、必ず負の力が発生する。そこを動かしやすくする潤滑油が、情報開示と定量評価であると思っている。

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著者プロフィール

大阪府立北野高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。1998年、橋下綜合法律事務所を開設。2008年に38歳で大阪府知事、2011年に42歳で大阪市長に就任。大阪府庁1万人、大阪市役所3万8000人の組織を動かし、絶対に実現不可能と言われた大阪都構想住民投票の実施や行政組織・財政改革などを成し遂げる。2015年、大阪市長を任期満了で退任。現在はテレビ出演、講演、執筆活動を中心に多方面で活動。
『実行力』『交渉力』『決断力』(以上、PHP新書)など著書多数。

「2023年 『折れない心 人間関係に悩まない生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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