欲望の名画 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 145
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166612284

作品紹介・あらすじ

絵画に隠されたメッセージを紹介し、画家の意図や時代背景までを鮮やかに読み解いてきた中野京子さんによる最新刊。今回のテーマは「欲望」。激しい愛情、金銭への異常な執着、果てない収集癖、飽くなき野心など、あらゆる欲望を絵画に込めてきた。愛欲ドラクロワ「怒れるメディア」ミレイ「オフィーリア」ピアズリー「サロメ」 他知的欲求ラトゥール「ポンパドゥール夫人」ラファエロ「サン・シストの聖母子」ブリューゲル「子供の遊び」 他生存本能ゲラン「モルフェスとイリス」レーピン「ヴォルガの船曳き」 他物欲クリムト「ベートーヴェン・フリース」フェルメール「真珠の首飾り」ボス「守銭奴の死」権力欲ホルバイン「ヘンリー八世像」メンツェル「フリードリヒ大王のフルート演奏」他26作品の名画に描かれた人間の業の数々とは!?

感想・レビュー・書評

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  • 中野京子さん、本を出しまくるわ、展覧会は開くわ、乗りまくりだね。この本も、量産中にもかかわらず面白い。西洋絵画のなかの一部分、片隅にちょこっと描かれているものを切り口に、その絵画にまつわる人間模様を映し出していく。ユーモアの味付けもさりげなくていい。

  • 相変わらず
    読ませてもらえる
    ニャッとさせられる

    読む「名画」
    ここにあり

  • 中野京子さん大好きで、これで31冊読みました。

    私はブログに中野京子さんの本に出てきた絵を
    たくさん載せてきました。
    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-category-9.html

    でも今回は載せません。
    なぜならクイズ形式だから。
    なので、楽しみたかったら目次も見ない方がいいですよ。

    それでね、この本のもとになった『文藝春秋』
    「中野京子の名画が語る西洋史」の連載が始まったのが2014年7月号。

    なんとその9か月前に私がこんなブログ書いていたんです!
    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-348.htmlルーヴルクイズ

    私の方が先だから!!

  • 新しい視点を借りられるのは心地よい体験

  • 電子書籍で。
    フェルメールのまた新しい解釈。面白い。

  • (2020-03-21)

  • [図書館]
    読了:2020/1/9

    「軽く読める」というコンセプトなので、普段の中野さんの書籍よりは濃度が薄いかなぁ。ロランの聖母子、怒れるメディア、ヴォルガの船曳き、民衆を導く自由の女神などこれまで紹介済の作品も多い。
    印象的だったのは
    カリエール『病気の子ども』母の頬に添えた手が悲しい
    ボス『守銭奴の死』死神が扉から「こんばんは」してるのが面白い。ドイツ圏のリクライニングシート体勢で寝るベッドも出てくる
    ルソー『フットボールをする人々』窃盗や詐欺で有罪経験あり、自作には絶対的自信を持っていた…というルソーの人物像を知り見る目が変わった
    ブリューゲル『子どもの遊び』かわいい、楽しい

  • 多くの西洋絵画がただ芸術のために描かれたのではなく、注文主があった。注文主の意図、画家の思惑、絵に含まれる数多くのシンボルや寓意。それらを手短に解説している。
    惜しむらくは、新書版で絵が小さく細部がよく見えない。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/519532

  • まず絵画の一部分のみ取り上げて興味を引き、そこから全体の話へと展開する……他のシリーズ作品とはまた違ったアプローチの仕方で面白かったです。
    解説は軽め。
    だから普段絵画に触れてない方でも、取っつきやすい話だったと思います。
    有名な絵も結構ありましたし。
    個人的には「生存本能」の章が強く印象に残っています。
    特にレーピンの絵が、新書サイズながら凄まじい迫力でした。
    解説を読んで更に鳥肌という。
    人間そのものを見つめた彼の絵は本当に一見の価値あり。

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著者プロフィール

作家・ドイツ文学者。北海道生まれ。2017年「怖い絵」展特別監修者。「怖い絵」シリーズ、「危険な世界史」シリーズ(すべて角川文庫)、『新怖い絵』『怖い絵のひみつ。「怖い絵」スペシャルブック』(ともにKADOKAWA)、『印象派で「近代」を読む』(NHK出版新書)、『中野京子と読み解く運命の絵』(文藝春秋)、 『欲望の名画』(文春新書)、「名画で読み解く12の物語」シリーズ(光文社新書)、『美貌のひと』(PHP新書)、『ARTGALLERY第5巻「ヌード」』(責任編集、集英社)など、著書多数。

「2019年 『もっと知りたい「怖い絵」展』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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