欲望の名画 (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2019年8月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784166612284

作品紹介・あらすじ

絵画に隠されたメッセージを紹介し、

画家の意図や時代背景までを鮮やかに

読み解いてきた中野京子さんによる最新刊。



今回のテーマは「欲望」。





激しい愛情、金銭への異常な執着、

果てない収集癖、飽くなき野心など、

あらゆる欲望を絵画に込めてきた。





愛欲

ドラクロワ「怒れるメディア」

ミレイ「オフィーリア」

ピアズリー「サロメ」 他





知的欲求

ラトゥール「ポンパドゥール夫人」

ラファエロ「サン・シストの聖母子」

ブリューゲル「子供の遊び」 他





生存本能

ゲラン「モルフェスとイリス」

レーピン「ヴォルガの船曳き」 他





物欲

クリムト「ベートーヴェン・フリース」

フェルメール「真珠の首飾り」

ボス「守銭奴の死」



権力欲

ホルバイン「ヘンリー八世像」

メンツェル「フリードリヒ大王のフルート演奏」他







26作品の名画に描かれた人間の業の数々とは!?

感想・レビュー・書評

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  • 梅毒の猛威、疫病が照らす社会の暗部:日経ビジネス電子版
    https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00268/112900009/

    文春新書『欲望の名画』中野京子 | 新書 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612284

    連載は「災厄の絵画史」ですが、、、

  • 中野京子さん、本を出しまくるわ、展覧会は開くわ、乗りまくりだね。この本も、量産中にもかかわらず面白い。西洋絵画のなかの一部分、片隅にちょこっと描かれているものを切り口に、その絵画にまつわる人間模様を映し出していく。ユーモアの味付けもさりげなくていい。

  • 人間の愛情、執着、野心、悪徳、生存本能など、様々な欲望をテーマとした絵画を紹介。怖い本よりも解説は少なめな分、名画の数が多いためサクサク読める。いきなり絵の全体を見せず、一部だけをクイズ形式で先見せするアイディアも面白い。

    個人的には、ボスの「守銭奴の死」が好きだ。メメントモリ…

  • 相変わらず
    読ませてもらえる
    ニャッとさせられる

    読む「名画」
    ここにあり

  • 中野京子さん大好きで、これで31冊読みました。

    私はブログに中野京子さんの本に出てきた絵を
    たくさん載せてきました。
    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-category-9.html

    でも今回は載せません。
    なぜならクイズ形式だから。
    なので、楽しみたかったら目次も見ない方がいいですよ。

    それでね、この本のもとになった『文藝春秋』
    「中野京子の名画が語る西洋史」の連載が始まったのが2014年7月号。

    なんとその9か月前に私がこんなブログ書いていたんです!
    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-348.htmlルーヴルクイズ

    私の方が先だから!!

  • ここにもホルバインのヘンリー8世の肖像画が。
    画家とモデルで紹介されていたのとは違う切り口なので特に問題なく面白い。
    つくづく強烈。
    フリードリヒ大王の同じ絵も紹介されている。
    隣でピアノ伴奏していたのが大バッハの息子で、内心我慢の宮仕えと知ると表情もそんな風に思えて来て気の毒になる。
    王は愚王でも賢明な王でも歴史に残るが、政治家は残りにくいという説が印象に残った。

  • 窓から覗き込むような形で、絵画の一部分が拡大された導入部のペ-ジを見て〝これは何だろう、誰の絵だろう、どんなシーンの一部だろうと?〟と考えさせられながら始まる名画への誘いに魅了されます。名画に込められた歴史的背景や人間の欲望を読み解くための26作品が紹介されています。ドラクロワの<怒れるメディア>、レーピンの<ヴォルガの船曳き>、ミレイの<オフェ-リア>、ダ・ヴィンチの<最後の晩餐>、フェルメ-ルの<真珠の首飾りの女>、ボスの<守銭奴の死>ホルバインの<ヘンリ-八世>など、名作揃いの名解説に酔い痴れます。

  • 新しい視点を借りられるのは心地よい体験

  • 数時間あればサクサクと読める。
    怖い絵シリーズに出てきた絵画も数点あったが、新しい絵画と出会う事ができた。
    内容もそこまで難しくなく、他の作品同様面白い。

  • 人間を人間たらしめるコアの一つが欲望・・切り取る視点がそれなので面白くないわけがない。一つ一つが短いが私には決して軽い内容とは思えず、齧り応えがある。
    知っている画家の知らない絵が有る、知らない画家のが有る・・てなわけのせいか中野さんの本を結構読んでいるけれど、全くだれた感じが無く「あ~~、面白い」という読後

    個人的に、ボスとレーピンが好きなので解説も絵も素晴らしい。フェルメールのこの絵画はかなり有名ということもあり、手に取りたくさせる。

  • 年に何冊出すんだろうねこの人は。基になる知識がしっかりしているためか、いずれも面白いのは流石だなぁ。
    今作は雑誌の連載をまとめたものということだけど、かなりの加筆をしているようで割と別物なんじゃなかろうか。某クイズ番組のようなチラ見せも、たまには良き。

  • 中野京子さんシリーズをよく読んでる。私は歴史を知らなすぎる。歴史を知ってたらもっと興味深いだろう。古代からの人の感情、よくわかり楽しい
    科学は発達すれど、精神の発達は遅れているような

  • 絵画解説本
    面白かった。やはり、時代背景とか、知識があると見え方が全然違う!
    一つ一つの分量が多くないから、ちょこちょこ読んでいくのにちょうどよかった。

  • やっぱり知識があった方が絵画はおもしろい。

  • 中野さんの本も、何冊か読んでくると同じ作品がかぶってくる。それでも読ませてくるあたりはさすがとしか言いようがない。
    他の著者と違って、作品の背景や細かい点についても丁寧に説明がされており、作品を見る→文章を読む→作品を見るの順で見ると「こんなところにこんな意味が!」と言った新たな発見がある。まさしく目から鱗な気分を味わえる。
    こういった説明を小出しにしないで、あらゆる作品について、総覧的にひとまとめにしてくれたら絶対に買うね。そしたら一家に一冊の必需本にするのに。
    中野さんの解説も分かりやすいので、学生の副読本としても推薦したいくらい。美術の授業や、世界史の授業で使えば、学生たちの理解の助けになって良いと思うのだが…

  • はじめに
    第1章 愛欲
    復讐するは我にあり……ドラクロワ『怒れるメディア』
    驚きの理由………ジェローム『フリュネ』
    清らかな乙女の死……ミレイ『オフィーリア』
    白蛇のごとく………アングル『グランド・オダリスク』
    スキャンダルの嵐……ビアズリー『踊り子の褒美』
    裏切り者はどこに?……ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』
    第2章 知的欲求
    才女を妻に持てば……ラ・トゥール『ポンパドゥール夫人』
    ホモルーデンスたち……ブリューゲル『子どもの遊び』
    美の規範……ラファエロ『サン・シストの聖女』
    グランドツアーで教養を……ゾファニー『ウフィツィ美術館のトリブーナ』
    第3章 生存本能
    ヴォルガ川で船を曳く……レーピン『ヴォルガの船曳き』
    眠りと死は兄弟……ゲラン『モルフェウスとイリス』
    家を背負った橋……ラグーネ『ノートルダム橋の槍試合』
    死にゆく子を抱きしめて……カリエール『病気の子ども』
    第4章 物欲
    いとも豪華な新年祝宴……ランブール三兄弟『ベリー公のいとも豪華なる時禱書』
    二人の関係は?……エッグ『旅の道づれ』
    両替商を否定?肯定?……マセイス『両替商とその妻』
    ベートーヴェン讃歌……クリムト『ベートーヴェン・フリーズ 敵対する勢力』
    謎めいたフェルメール……フェルメール『真珠の首飾りの女』
    強欲すぎると……ボス『守銭奴の死』
    第5章 権力欲
    テューダー朝の大スター……ホルバイン(子)『ヘンリー八世』
    革命の高揚感……ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』
    我に祈れ……ファン・エイク『宰相ロランの聖母』
    ロココ時代のモンスター……メンツェル『フリードリヒ大王のフルートコンサート』
    笑える絵画……ルソー『フットボールをする人々』
    欲望の果てに
    地獄はすり鉢……ボッティチェリ『地獄の見取り図』

  • 雑誌の連載をまとめたもの。
    絵の云われを教えてくれるし、その絵が描かれた社会的背景なども説明されていて、いろいろ勉強になる。まずは絵を何も知らず見てみる、それから絵の背景を知るってなれば美術鑑賞の楽しみが倍になるな。

  • 一つのポイントを中心に絵画の背景事情などを読み解く。オーソドックスな本。
    見開きで絵が紹介されているため、真ん中部分が折れて見えなくなっているのがもったいない

  • 電子書籍で。
    フェルメールのまた新しい解釈。面白い。

  • (2020-03-21)

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著者プロフィール

早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員。著書に『情熱の女流「昆虫画家」——メーリアン』(講談社)、『恋に死す』(清流出版社)、『かくも罪深きオペラ』『紙幣は語る』(洋泉社)、『オペラで楽しむ名作文学』(さえら書房)など。訳書に『巨匠のデッサンシリーズ——ゴヤ』(岩崎美術社)、『訴えてやる!——ドイツ隣人間訴訟戦争』(未来社)など。

「2003年 『オペラの18世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中野京子の作品

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