最強の相続 (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2020年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166612505

作品紹介・あらすじ

家族がいる以上、いつかは誰もが関わる「相続」。そこには、思いもかけないドラマが待っています!



「うちにはそんな財産はないから対策は必要ない」、「お金は遺さず使い切っていくから大丈夫」などと自分には無関係と思い込んでいる人は少なくないでしょう。



しかし、仲の良かった家族が憎しみ合い、血で血を洗う争いが起きることもしばしばあるのが現実です。



そんな「相続」のドツボにはまらないためには、法律の知識だけでなく、「相続」の現場を知り、その生々しい実態を理解しておくことが必要です。



本書では、約40年ぶりに「相続法」が大改正されたことを踏まえ、「安心な相続」、「損をしない相続」のためのヒントをわかりやすく解説しています。



さらに、「相続」が身近に感じられるように「怖い税務署」、「ずるい銀行」、「突然現れる異母きょうだい」、「不意をつくDNA鑑定」、「借地の落とし穴」など、誰も予想だにできない実例を載せました。



「最強の相続」とは、最終的に円満解決できることです。



「仁義なき戦い」が展開される死後の手続きの現場で、本書は皆さんの頼もしい武器となるでしょう。

みんなの感想まとめ

相続に関する深い理解と対策が求められる現代において、家族間の争いがどのように発生するかをリアルに描いた一冊です。具体的な事例を通じて、遺言書の内容や相続税の特例がもたらす影響を示し、意図しない結果を招...

感想・レビュー・書評

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  • 具体的な事例を並べて、相続対策のイロハを解説、事前対策の注意点等、示唆に富む助言が多い。「少規模宅地の特例」により払う必要のない相続性を、相続人間の抗争により払わざるを得なくなった事例や遺言書の一文が制約となり、本人死後に意図せぬ相続人に遺産が渡ってしまった事例等、示唆に富む参考例を物語風に易しく解説している。

  • ふむ

  • 「もともと仲のよかった家族が危ない」というのは盲点。1章と4章の事例集が生々しくてオモシロイ。遺言があってもその内容で揉めてしまったり、故人の意向通りにならないのは皮肉である。

  • こわい!読了後の、というか開始から最後まで、こわい!という感情のまま読み進めた。自分には関係ない、という一般的な感覚が覆され本当に気を付けないといけないことを強く理解した。
    書名である「最強の相続とは円満解決できることである」という思いが身に染みた。
    この本に描かれるような最弱の相続にならないよう肝に銘じる。

  • 序章 相続はドラマだ!(ハッピーエンドが「最強の相続」)/第1章 ホントは怖い、相続の話(税務署に睨まれたら逃げ切れない/銀行は教えてくれない!/隠し子にも相続の権利がある)/第2章 これだけは覚えておきたい基本の「キ」(知っておけば安心!相続で慌てないための心得)/第3章 40年ぶりの「相続法大改正」(新しい時代のための相続法)/第4章 些細なことでドツボにはまる「相続」(納めなくていい相続税を支払う破目に!/骨肉の争いを招いた「遺言書」/故人が望まなかった最悪な「相続」)

  • ●借地権の相続。底地所有者に相談して、一括売却を提案する。
    ●連帯保証をしているケースでは、貸主である銀行と借主、連帯保証人の三者がそれぞれ署名押印するものの、銀行がその契約書を借主と連帯保証人に渡さない、コピーもくれないといった問題が数年前まで当たり前のようにありました。だから連帯保証人が家族に言わない限りわかりません。だから銀行が放棄が出来なくなる3か月後にやってくるのは意図的。示談で少しでも減額を。
    ●DNA鑑定による死後認知が怖い。非嫡出子の権利も改正で同等となった。
    ●死亡退職金以外に弔慰金を。
    ●遺産分割協議書の作成依頼すれば、名寄せもしてもらえる。残高証明は同意無しで取れる。
    ●配偶者の連子の場合には、何人でも養子にすることができ、全て法定相続人となります。
    ●高齢者世帯の平均貯蓄額は2284万。しかし中央値は1515万。
    ●2020.4から配偶者居住権が導入され、家の所有権を居住権とその他の権利に分離できるようになって、お母さんは居住権、子供は所有権を相続することも。
    ちなみに固定資産税は所有者に課税されるが、費用は住んでいる人に請求出来るから、負担は居住者になる。現状維持修繕費みたいなもん。
    ●配偶者短期居住権は最低6か月は遺言や登記も必要ない当然の権利
    ●遺言、財産目録だけはワープロOKに、通帳コピーも添付可。ただし署名押印は必要。
    ●自筆証書遺言を法務局で預かってくれるようになった。ただし死後連絡があるわけではないので、ちゃんと存在を伝えておく事。
    ●事前に預貯金払い戻し出来る制度。残高の三分の1の法定相続分。同一銀行内で上限150万。




  • <目次>
    本書のトリセツ
    序章相続はドラマだ
    第1章ホントは怖い、相続の話
    第2章これだけは覚えておきたい基本のキ
    第3章40年ぶりの相続法大改正
    第4章些細なことでドツボにはまる相続

    相続法の改正を踏まえた、かんたん相続本

  • 相続法は学生時代にわりとしっかりと学んでいたが、近頃の民法改正により制度が変わり、復習とアップデートもかねて購入した。

    行間は広く活字も若干大きいため、見た目ほどの情報量があるわけではない。

    借地権が相続対象となる話。相続放棄期間後に負の遺産(借金)の存在を銀行筋に知らされたエピソード。新しい自筆証書遺言の仕組み。特別の寄与の制度。

    相続関係は意思表示の期限が区切られているものも多く、いざという時にそれどころではないのが常である。

    なので「その時」になって慌てないためにも、仕組みを一通り知っておくことは有意義なのではないかと思う。

  • 概略はわかったような気がする。実際必要になった時に催促する必要あり。

  • 荻原博子さんの本はいつもわかりやすいです。勉強になります。

  • 【四十年ぶりの民法大改正にも困らない】令和元年七月からガラッと変わった相続法。自分には関係ないと思っているとドツボにはまる可能性も。いざという時に備える一冊。

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著者プロフィール

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリスト。難しい経済と複雑なお金の仕組みを、わかりやすく解説することに定評がある。一貫して庶民の視点で、生活に根差した独自の家計論を展開。多くの雑誌に連載を持ち、テレビ番組のコメンテーターらラジオ出演も多い。

「2016年 『荻原博子のやさしい家計簿2017』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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