知的再武装 60のヒント (文春新書)

  • 文藝春秋 (2020年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166612543

作品紹介・あらすじ

人生で最も役に立つのは、達人が明かす極意です。本書は60の極意から成っています。
人は人生において、二つの大きな転換期を迎えます。一つ目は45歳の人生の折り返し地点です。そこで重要なのは「知的再武装」をすることです。「知的再武装」はよりよく生き、よりよく死んでいくための、人生の必須課題です。では、「知的再武装」で、何をどう学ぶべきか。その点について、二人の勉強の達人が、秘中の策を惜しげもなく教えてくれる。時間は有限な財産であるから、そこでやってはいけないこともある。それは何なのかも明言してくれます。もちろん、稀代の読書家の二人なので、厳選した読むべき書籍も推薦してくれます。それだけなら、よくあるガイド本でしかありません。二人が提案するのは、学び直しに当たって、何を準備すればいいのか、いかにして継続させるのかです。そのための方策は細部にわたります。記憶力の上げ方や、映画・小説は当然のこととして、時代劇ですら、どうすれば勉強の対象になるかを開陳してくれます。
二つ目に重要なのは、60もしくは65歳で定年を迎えてからです。実は、ここに人生の最大の正念場が待ち構えています。それを「60の壁」と二人は呼びます。ここでの対処を間違えると、その後の人生はかなり惨憺たるもにしかなりません。会社の再雇用は受けるべきなのかどうか。二人は受けるべきではないとします。そして最大の関門は、家庭です。ビジネスパーソンが家庭に入り込むのがどうして難しいことなのかを本書は明らかにします。それを乗り越えるには三つの対話術があります。定年から95歳までの長い長い第二の人生を、心の健全さを保ちながら生きていくためにどうすればいいのか、本書はその知恵を授けてくれます。そう、これは「知的再武装」の知恵がギュギュッと詰まった本なのです

みんなの感想まとめ

人生の転換期における「知的再武装」の重要性を説く本書は、学び直しのための具体的な方策や心構えを提供します。著者たちは、時間が有限であることを踏まえ、効率的な学びの方法や継続のコツを明示。特に、45歳で...

感想・レビュー・書評

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  • 池上彰さんの本105冊
    佐藤優さんの本95冊
    共著10冊すでに読みました。

    二人の対談は面白い。
    気が合うらしいです。

    これだけ読んでいるのに
    初めて知ったことがまだまだあります。
    (単に忘れているのか?)

    今回ビックリしたのは
    佐藤優さんが公文に通っているという話でした。

  • 本作は、池上彰さんと佐藤優さんの対談集です。

    本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    人生で最も役に立つのは、達人が明かす極意です。本書は60の極意から成っています。人は人生において、二つの大きな転換期を迎えます。一つ目は45歳の人生の折り返し地点です。そこで重要なのは「知的再武装」をすることです。「知的再武装」はよりよく生き、よりよく死んでいくための、人生の必須課題です。では、「知的再武装」で、何をどう学ぶべきか。その点について、二人の勉強の達人が、秘中の策を惜しげもなく教えてくれる。時間は有限な財産であるから、そこでやってはいけないこともある。それは何なのかも明言してくれます。

    さて、本作とは関係がないのですが、本日(2022年4月10日)の産経新聞に、佐藤優さんが、自身の健康状態に関して書いた記事が掲載されていたので、コピぺします。

    今年に入ってから健康回復に向けた闘いを続けている。慢性腎不全が悪化し、1月7~18日、都内の大学病院に入院し、血液透析を始めた。透析は通常、腕に静脈と動脈を手術で結びつけたシャントという特別の血管を作って、そこに針を2本刺して行う。筆者の場合は首からカテーテルを入れて、一方は心臓、他方は肩甲骨と皮膚の間を通って、右胸肌から右心房付近につながる管が出るカテーテル透析という手法を用いている。

    シャントだと透析の都度、針を刺さなくてはならない。輸血用と同じ太い針なのでかなり痛い。カテーテル透析だと針刺しからは逃れられるが、風呂に入ることができない。筆者は用心深いので、下半身だけシャワーを浴び、上半身は濡れタオルで拭いてカテーテルの入り口に水が触れないようにしている。カテーテルは毎日、ポビドンヨードで消毒し、絆創膏(ばんそうこう)を貼らなくてはならない。

    筆者は妻をドナーとする生体腎移植を考えている。通っている大学病院は腎移植では日本一の実績を誇り、医師からは、あくまでも平均ということだが、このまま透析を続けていると10年生存率は6割、移植をすると9割を超えると伝えられた。専門書で調べてみると、透析のままだと8年程度の余命、移植に成功するとそれが20年を超えるという。ただし、がんがあると移植はできない。そこで精密検査を受けたところ、前立腺にがんが見つかった。

    佐藤優さんの現在の年齢は62歳。
    私よりも1歳年上になりますが、私と年齢が近いので、気になるところです。

  • 「45歳までにやってきたことしか、その後の仕事には使えない」佐藤は『国家の罠』デビューの年。前年まで獄中で(純外国語本は差し入れ不可で不満)ヘーゲル『精神現象学』など古典二百冊以上を読破、古典ギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、チェコ語も学習…
     池上彰はNHKで解説委員となることを希望していたが専門性がないから不可と言われた。「こどもニュース」でお父さん役、ディレクターは子の素朴な質問に困惑する『チコちゃん…』の線を狙っていたが何でも答えた…「首都圏ニュース」キャスター、『TVガイド』のニュース欄担当で猛烈に勉強/早寝早起きの習慣ついた

  • 今44歳の私にとっては、今後の生き方を考える上でたくさんのヒントを得られた。時間も人生も有限であることを冷静に考えさせられた。

  • タイトル通り学ぶことのヒントを経験談を交えながら語ってくれるため参考になった。自分の教養不足も痛感した。また年齢を重ねた時に再読したいし、大人だからこそ好きな勉強をしていきたい。

  • 池上彰さんと佐藤優さんの共著。この二人の賢者は、現代の情報過多にどのように対処して信頼性のある情報を見分け、偽情報から自分たちを守っているのか。読者に向けて、情報社会を生き抜く知識とスキルを向上させ、批判的思考を養い自己防衛する方法を解説。さらに情報の対処法だけでなく、情報を有効に活用して個人的な成長や社会的な問題に取り組むためのヒントも提供。本書はデジタル時代において、より賢明に情報を扱うための指南書となること間違いなし。

  • 毎度毎度対談本を量産しているが、ついつい読んでしまう。わりとぶっちゃけた内容が笑える。色々と逃げきれる世代だからね。

  • 45歳からの生き方を考える人におすすめ。

    【概要】
    ●45歳を人生の折り返しとして、その年齢から何をすべきか。
    5つの章に計60個のヒント。会話形式
     第1章 何を学ぶべきか
     第2章 いかに学ぶべきか
     第3章 いかに学び続けるか
     第4章 今の時代をいかに学ぶべきか
     第5章 いかに対話するか

    【感想】
    ●いつも思うが池上氏と佐藤氏の対談は読んでいてためになる。
    ●これからの人生において限られた時間を有効に使うため、選択と集中が重要であると認識した。これを意識しつつ、引き続き趣味である本や映画を通じて知識を身につけたい。
    ●また、佐藤氏の「波長の合う友人と会話を楽しむ」ことに共感できた。こういう関係になれる友人を増やしていきたい。

  • 毎回、このお二人の対談は身が引きしまる。勉強しようと思う。佐藤さんの言葉を池上さんが分かりやすく嚙み砕く感じが、今までの本と少し違うところかなと思った。だからより読みやすい。
    今後も二人の出版物は出ると思うが、自分の頭で考えることと、本を読んで「わかったつもり」にならないことだ。下の引用もあくまでもメモ程度で。これが瞬時に出るようになるまで、常に勉強だと思う。

    ・自分がこの一年で何をやってきたか、そういう棚卸しが必要。
    ・自分の限界を知ることと、何を諦めて、何を伸ばすかを見切ることはすごく大事。
    ・医療保険、介護保険、特養、税金、年金、高額医療費の補助制度の仕組みを知る。また厚生労働省の「一般教育訓練給付金」や「専門実践教育訓練給付金」も知っておく。
    ・若い人たちは自分のスペックが上がるかどうかに関しては異常に関心がある。
    ・愚行権はあるが、他者危害排除の原則で、お喋りは周りの人に危害を加えている。人間として非常にカッコ悪い。学校には先生の話を聞きに来ている。
    ・90分授業で30分はシンプルメッセージのレポート。集中力の問題。
    ・5回か6回のコースで十何万円で高かったけど、高いだけのことはあった。
    ・看板をちゃんとした人がやっているものは、内容も値段に比例する。あと、長く続いているところは大丈夫。
    ・サイバーカスケードの問題。
    ・語学の習得は基本的に一対一。大学の語学教育がボロボロだからこそ、こういうところが商売になっている。
    ・iphoneがないときに、どうするか。
    ・より危ないのは「れいわ」。マルクスの「ルイ・ボナパルトのブリュメール」。
    ・筋を通す。人に何かを被せて生き残ろうとする人間は、結局は信頼を失う。

  • 今は「教養ブーム」らしいです。人生100年
    時代に学び直しの気運が高まっているとか。

    人は誰でも年を重ねると、今まで見えてこな
    かった物事が見え始め、さらにもっと深い所
    まで見てみたい、と思うものです。

    それが教養ブームに繋がっているとか。

    現代の知の巨人の代表である2人の対談では
    ありますが、「学び直し」に主眼を置いて
    会話が展開されていくので、読みやすく頭に
    入りやすいです。

    「知的再武装」と聞くと、物々しいですが、
    これからの学び直しに対してどういう姿勢で
    臨むのかを経験を通して語ってくれる指南本
    の一冊です。

  • 定年後のスタイルが参考になった。会社という有機体から、老廃物扱いの待遇を受け、精神が参っているうちに、退職後は平日も家に妻といる生活。
    妻は40年間、「平日の昼は夫がいない家庭」という有機体に慣れている。そこでもやはり定年後の夫は異物扱いを受ける、ダブルパンチを食らう。
    これを乗り越える術「妻との会話術」や「朝起きて、きちんと着替え、髭を剃り、1日一度は外に出る」などの知的再武装が必要!

  • 勉強するなら早くしないと記憶力の劣化が著しいことを再確認。また、老後がかなり伸びていることも同様に感じる。

  • 中年から先、如何にして学びを日常として生活していくかを60のヒントとして提言している。池上彰さんと佐藤優さんの対談。
    各ヒントで、いくつかの書籍が紹介される。本から得たものを記憶に定着させるには、アウトプットを意識しておくことが大切(ヒント25)なんてことも書いてある。私がぜひ読んでみたいと思った本をメモしておく。
    『KGBスパイ式記憶術』水王舎
    『ヒトラーの秘密図書館』文春文庫
    実践的な処世術についても触れている。雇用延長を同じ職場ではしないほうがいい(ヒント37)、はまってしまうのでYoutubeには気をつけろ(ヒント44)など。
    二人の対話についていけないところもありますが、できるものを試してみて、自分の人生を歩んでいくことが、本書の学びを実践したことになるのでしょう。

  • 人生100年時代を心豊かに生きるための「知的再武装」について書かれた本。

    本書の言う「知的再武装」とは、人生後半戦をより豊かに生きるための極意のことです。

    人生100年時代において「45歳」は知的においては重要な折り返し地点。45歳までに自分が何をやってきたのかを振り返り、人生の後半戦は身につけた知識や技術を究めることを知的活動の中心にしましょう。

    「60歳」までにやりたいことを決めることで、その後の人生の充実度が変わってきます。

    好奇心は生きる活力。好奇心を持ち続けることで人生の充実度は上がり続けます。

  • このコンビの本、加速度的に増えているような気がする。売れるんだろうね。俺も買っちまってるけど。教養エンタメとして、楽しませてくれる確かな芸はあるよ。本書では40代後半の年代と60代に入ってからの二つの世代を中心として論じている。後半だったせいか、定年を迎えて以降の夫婦の軋轢について、妙に実感を込めて語って見せるあたり、あれは事実というよりも芸の領域だったんじゃないかな。ちょっと狙ってない?という雰囲気は感じたもの。

    このコンビの本はすべてとは言わないまでも、けっこう読んでいる。とはいえ、今回は笑いに振られたところも含めて、新鮮に楽しめた気はした。

  • 「大人の勉強法。好きな科目をやる。嫌いな科目はやらなくていい。中高年は残された人生の方が短く、時間との戦い。中高年は知的な生活を送ることや、第二の人生の生きがいに主眼を置く。人生後半で接する分野を知る。医療保険制度、介護保険制度、税金、年金。アウトプットを書籍化する。人生の変わり目で優先順位が変わる。人生後半に大事なのは「生命・身体・財産」の順。物忘れとは戦わなくて良い。本当に怖いのは記憶力の衰えでなく、好奇心の衰え。定年後も朝は着替えて、ヒゲを剃り外へ出る。リアル書店に行く。」

    45歳からの中高年は《人生後半戦》にマッチした勉強をするのだな。どうやら好奇心はまだあるみたいだ。。。

  • S図書館
    中高年にむけて60コのアドバイスの本

    《感想》
    前半面白かったが難しい本の説明は流し読み

    拘留所で220冊読んだ佐藤氏
    「皆さんも1度拘留所の独房で勉強されることをお勧めしておきます」と冗談キツい
    どうやったらモスクワ大から客員講師の依頼が来るんだ、すごい人だ


    《内容》
    佐藤氏
    ・18知的再武装のように人生のリスタートあるいは知的メンテナンスを考える時に、45歳が折り返し地点

    ・翻訳本の場合は真ん中を見る
    編集者は翻訳本の頭と後書きや最後の章は丁寧に作るが、時間不足になると真ん中が手を抜く

  • 45歳を人生の折り返し点とし、残りの人生を知的再武装していかに生きるかの60のヒント。自分がやったことの棚卸し、勉強の効用と残された時間で何をいかに勉強するか、断念することも前進、自分の会社での再雇用のデメリット、自分は書かないというSNSとの付き合い方、家族も含めたコミュニケーション。

  • ふむ

  • ●本が読めなくなったら、オーディオブックを併用するとよい。
    ●アウトプットすることを前提にして、本を読んだり勉強したりすること。
    ●映画から学べることも多い。
    ●若い人と付き合うことは非常に重要。教えられることが多い。
    ●歴史においては長生きした方が勝ち。歴史を塗り替えられる。
    ●SNSは見るだけが良い。書き込みを始めると炎上に時間をとられる。
    ●エンドレスではまるYoutureは要注意。
    ●本は図書館で借りるのではなく、お金を出して買うこと。無料で手に入れたものは身につかない。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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