老いと学びの極意 団塊世代の人生ノート (文春新書)

  • 文藝春秋 (2020年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784166612888

作品紹介・あらすじ

「教える」イメージの強い武田鉄矢は、誰よりも「学ぶ」ことが好きだった。

老いが身近になったとき、学びは新たな境地に――

「老いの峠道、途上です。ますます「問い」は増えてゆきます。(中略)よすがになるやもと思った文章を抜き書き、控えて……何やら人生の難問を解く公式か、謎を掃い、鮮やかな極意でも見付からぬかと綴り続けた十冊ばかりの大学ノートです。皆様の何かのお役に立てばと思い、そのノートの中の出来事を文章にしてみました」


司馬遼太郎の描く坂本竜馬に憧れ、
白川静の書く文字の世界の虜になり、
内田樹の身体論にハマって合気道の世界に。

高倉健、山田洋次ら映画人との交流。
なかにし礼、きたやまおさむ、吉田拓郎など
同時代に生まれた歌の世界をいま改めて考える。


古希を超えた今だからこそ書けたエッセイ集です。

みんなの感想まとめ

老いと学びの関係を深く掘り下げたこのエッセイ集は、著者の武田鉄矢が自身の経験や影響を受けた文化人との交流を通じて、人生の智慧を探求する内容です。特に、司馬遼太郎や内田樹といった著名な作家の影響を受けな...

感想・レビュー・書評

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  • 武田鉄矢が司馬遼太郎、特に「竜馬がゆく」に大きな影響を受けたのは有名。
    最近は内田樹にゾッコン。この本でも何度も登場します。同氏の本を読んだことがありますが、理屈っぽい。回りくどい。難解…私には合わない。
    武田鉄矢にはドンピシャだったようで。わかる気がするけどね。

  • 判らないことを書き留めた大学ノートから老いと学びに関係あるところを選んで書いてある本です。
    極意というほどの内容は感じられなかったが、奥さんが言った「‥‥あのね、私、こんな日が来ることを思ってあなたと一緒になった‥‥」ことに心地よい幸せを感じた。

  • 武田鉄矢さん大好きなんです。
    私も思春期に龍馬が行くを読み感動した思い出があります。
    合い通じるところがあるのか?
    武田鉄矢さんも大好きで何冊か本を読ませてもらってます。
    今回こちらも大変勉強になりました。

  • (2021/6/5)
    武田節炸裂。



    海援隊母に捧げるバラードで歌手として世に出て、

    幸せの黄色いハンカチで俳優としてスタート、金八先生で一世を風靡、贈る言葉が大ヒット、

    トレンディドラマ、竜馬などの時代劇で活躍をつづけるマルチタレント武田鉄矢氏。

    私が彼に接するのは文化放送武田鉄矢の今朝の三枚おろしのポットキャスト。

    この本に書いてあるようなうんちく話を毎週テーマを決めて語ってくれる。

    知的な話を水谷加奈アナと軽妙な会話で楽しく聞かせてくれる。



    そう、なのでここに書いてある話はたぶんみんな聞いてるんだろうな。

    それでも長嶋茂雄のエピソードはなんだかあったかいなあ。

    いや、長嶋茂雄その人があったかいひとなのかな。エピソードがほんとうなら太陽のような人だ。

    ピッチャーに語り掛け、真っ向勝負を誘い、打ち、「あの魔球は凄い、俺しか打てない」と言い切る。

    なんだか別次元だ。



    ハンガーヌンチャクをふりまわしていた彼が、内田樹を心の師として合気道に励むのもいい。





    読んで、聴いてほしい。



    嫌しかし、生涯学びだと思う。学び続けることだと思う。

    59歳までまがりなりにも会社員としてやってきているのは、食らいついていられるのは、

    勉強し続けているからだと思う。

    これからもそうでありたい。

    そのために、体づくり、健康でいたい。

    よく食べよく飲みよく走り、だな。

  • ●若い方司馬作品に触れてみてください。この人の紡いだ作品の夢幻は耐久性が抜群。竜馬で50年!
    ●内田樹。ネット上では、相手を傷つける能力、相手を沈黙に追い込む能力が、ほとんどそれだけが競われています。最も少ない言葉で、最も効果的に他者を傷つけることもできる人間がネット論壇では英雄視される。
    ●よく日露戦争以降の日本の東アジアにおける行動を「軍部の暴走」と言いますけれど、私はそれは違うと思います。参謀本部がしたい放題のことをしたと言うそんなことが可能であるはずがない。明らかに司馬さんへの反論。昭和戦前の軍部暴走を許したのは、日本と日本人そのものだと言う。

  • エッセイではありますが、その中身は非常に
    深いです。

    昨今の「教育格差」に対する一家言が刺さり
    ます。

    自身の人生を振り返り、映画ばかりを観てい
    親を嘆かせてばかりいたが、後の役者人生で
    それが大いに役立ったという人生の面白さ、
    そして昭和のフォークソングの歌詞から、現
    代のJ-POPへと繋がる言葉の系譜、と独自の
    視点が非常に含蓄溢れています。

    「ああ、常に学び続けているのだなあ」それ
    は素晴らしいことだ、と大いに影響を受ける
    一冊です。

  • 内田樹 白川静

  • 自我は生きる為の一つの道具に過ぎない。非常時には自我がリスクになる。守るべき私を忘れた時、最強になる。
    自分の馬鹿さ加減を知っているのが大人。
    「私にはこの人がよく分からない」という諦めにこそ愛の立ち位置がある。誤解しなければ愛は始まらない。そしてその愛をどこまでも続けていこうと決意することが愛なのだ。

  • 武田鉄矢さんのラジオ 今朝の3枚おろしを聞いています。その中で 武田さんが 紹介された本でした。

    話すのも面白いのですが 本を書くのもお上手です。

    子供の頃 分数の割り算 分母をひっくり返してかける。が理解できなかった話し

    奥様とどうやったら うまくやっていけるかの話し

    うまくいかなくなったのは 出会ったときの誤解力が薄れたため
    理解しようと思っちゃダメ

    60過ぎて始めた合気道な話し

    司馬遼太郎 坂本竜馬の話し

    ラジオを聴いてる時と同じ面白さでした。

  • 物知りで言葉の使い方がとても上手な武田鉄矢さん。老いてもなお精力的に挑戦し続ける学びの姿勢には頭が下がります。いつまでも向上心を失うことなく歳を重ねていきたいと思わせる一冊でした。

  • 武田鉄矢氏のテレビから感じる通りの内容でした。子供の時から自分の感性にはまったものには、とことん拘り、極めるご性格の通り、色々な蘊蓄が散りばめられています。人によっては、しゃらくさいとの声も聞こえそうですが、鉄矢氏の熱量そのものが何か正統性を纏うように感じ、読了。少しこね繰り廻し過ぎな点は、鉄矢流ですが、自分も同様に拘って老いに向かいたいと思います。

  • なぜか実家の父から読めと送られてきて、ざっと。一番意外だったのは、武田鉄矢といえば、竜馬、竜馬と騒ぐ人、というイメージだったが、一応、司馬遼太郎「竜馬がゆく」は史実ではなくフィクションとして捕らえていたということ。龍馬じゃないんですよ、竜馬なんですよ、と。そして、個々は史実だろうけど、ここはフィクションなんだろうなと弁別していること。司馬史観だなんて切って捨てる人もいるが、ある世代の日本人に誇りと自信をもたせたのだ、ということを言いたいのだ、と。あとがきの、学びを忘れずにいることでの人生の充実をという点には同感。以下備忘録。/高倉健とのやりとりは、ほほえましく。幸せの黄色いハンカチでOKがでなくて四苦八苦してたところにひと言「あのなあ、あの監督はのびない奴はしごかないらしいゾ」/一語に多義を重ね、あべこべにもするこのリバーシブルな言葉使いは一体なんのためでしょう、という問いに、内田樹をひいて、おそらく、コミュニケーションは誤解の余地があるように構造化されているのです。/シーザーが暗殺者に刺された時に何と叫んだかの問に、ただひとり「うぐっ」と答えた伊東くん/「同じ花を見て美しいと言った二人」がほんのわずかな心のズレでお互いに不信に陥ることは自然である/「意味」を価値としない、あるいは「価値」を意味にしないところに美しさを見るのでしょう、私たちは。/

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    オナン君とマナー/学問ノススメ/仕事の流儀/晴耕雨読1/英文日記/あべこべ言葉/なくて七癖/仕事の流儀・なかにし礼/自虐の系譜/あの素晴しい愛をもう一度/糸と衣/素手のてっぽう/野球カードの人たち/晴耕雨読2/合気道修行/誤解力養成講座/極意をめざして/年老いた男1/年老いた男2/ウェノムとジャポニズム/コロナの日々

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