ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール (文春新書)

  • 文藝春秋 (2022年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784166613540

作品紹介・あらすじ

どんなに今が苦しくても、
楽しいことを探して、
それを最高に面白がって
生きていこう。

毎日不安の連続、人生には思いがけぬ災難も降ってくる……
そんな苦しいときは、ぜひ本書のページをめくってみてください。
人生、山あり谷あり――
困難なときを乗り越えるための、励ましと癒しのメッセージ集。


よし、今日は思い切って、自分を大事にする日にしよう。

◎苦しい時は、その相手からちょっと離れてみる
◎ネガティブな自分を許してあげよう
◎楽しい計画が、今を励ましてくれる
◎余計なことは考えない
◎過去に振り回されない
◎会う人みんなに優しくしてみる
◎憎しみより感謝で生きようよ
◎この瞬間を精一杯生きたろう!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人生の困難を乗り越えるための励ましと癒しが詰まったメッセージ集です。著者の言葉は、若い頃の不満や苦しみを経て、成熟した視点からの優しさや温かさに満ちています。読者は、彼の言葉を通じて心の栄養を得て、日...

感想・レビュー・書評

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  • はじめてみた辻仁成は
    ステージのうえでshoutしてた
    若さや未熟さからくる社会への不満へのshout
    世の中の光と影

    時間が経って作家となった辻仁成に触れた
    書籍になってもメッセージは変わっていなかった
    恋愛小説であっても
    人生の光と影

    いつしか自分も大人になって
    久しぶりにみた辻仁成は
    人生に寄り添う言葉を発信していた

    自分も歳をとったからわかる言葉
    まだ大人になれてないからなのか響く言葉

    バンドからソロ、そして作家
    まだまだメッセージを送ってくれる

    「誰の人生だよ」
    自分の人生を生きている作者のshoutだろう






  • よい言葉は、心の栄養。疲れた時、パラパラめくるとエネルギーもらえる。

  • フランスのパリで、育児に家事に仕事に奮闘するシングルファザーの辻仁成さんからの154のメッセージが綴られています。作品の内容と著者の思いは「ままならない一生に寄り添う言葉」と題する"まえがき"に、見事に述べられていると思えたので、長くなりますが、そのままここに紹介させていただきます。

    『生き難い人生だが、逆を言えば、生き易い人生というものはない。60年以上、この世で生きてきたけれど、人生はまこと、山あり谷ありの連続で、山があるならまだしも谷が延々と続くこともあり、思えば、そういうぼくを支えてくれたのは、考えさせられたのは、時には導いてくれたり、目を覚まさせてくれたのは、まさに「言葉」であった。
     詩や小説以外で、ぼくの言葉の発露となったのはツイッターである。その時、パリで暮らしだして10年ほどが過ぎていた。日本の状況が分からず、望郷の念にもかられて、47都道府県の任意の47人をフォローさせてもらい、はじめたツイッター。その人たちから日本の「今」を情報収集していたのだけど、ツイートしだして間もない頃、不意に47人全員が「地震だ」と呟いた。2011年3月11日の東日本大震災であった。
     ところが海外にいるので何もすることが出来ない。ボランティアにさえ行けない。家にテレビがなかったので慌ててテレビを買いに行き、電気屋に並ぶテレビの画面に映し出される無数の津波を前に、涙を流した。自分に何が出来るだろうと思って、朝と夜に、短い言葉で人々のささくれだった心を慰められないかと、連日、ツイートをはじめた。「とんとんとん」という寝る前の「おまじない」(?)もその後にはじまっている。「今日を精一杯生きたろう」という朝礼のようなやや煩いメッセージも、日々を乗り越えるのに必要な気合いであった。もちろん、それらは同時に、自分自身へ向けられてもいた。その短文発信は2022年の今日まで、休むことなく、毎日、10年以上続いている。
     1万キロ離れた祖国の皆さんにエールを送っていたはずのツイッターという場所だったが、離婚後、シングルファザーになり、当時小学生だった息子と二人で生きなければならなくなった時、今度は逆に、フォロワーの皆さんに、励まされるようになった。子育ての方法を教えてもらったり、主夫の辛さの愚痴を聞いてもらえたり、そこがぼくの癒しの広場になっていく。その後、発信の主体は、デザインストーリーズというウェブサイトへ移行することになるのだが、すべての始まりは140字のツイートであった。
     本書におさめられた言葉は、ここ3年くらいの間、ぼくが呟いてきたもの。極めてシンプルな日本語がここに集結している。しかし、読み返してみて、ページをめくるたびに、自分自身がその言葉に励まされて、日々を乗り切っていたことをも、思い出すことが出来た。本書の魅力をあげるならば、筆者自身が忘れてしまうほど、日々の何気ない感情の発露がここに、軒下のつららのように濡れ光っている、ということじゃないか。いずれ、溶けて消えていくような言葉たちかもしれないが、その光を見つけた方々の心に永遠に残る輝きを残せれば、と思う。』

    あっという間に読み終えてしまいましたが、154の短いメッセージが綴られているのにも関わらず、小説を読み終えたような気がします。

    それは読者への励ましのメッセージであると同時に、辻仁成さん自身がまえがきで書いてある通り、愛する息子さんのためシングルファザーとして、人生を頑張る辻仁成さん自身への励ましの言葉にも思え、孤独感も垣間見えて、メッセージの一つ一つに辻仁成さんの生きる姿を感じたからではないかと思います。

    素敵な言葉はたくさんありましたが、第5章の『父ちゃんから息子へ贈る言葉』にある「いつものように」と「毎日生きるということ」は、辻仁成さんと息子さんの親子2人で生活している日常が見えた気がして、ちょっと切なくてちょっとほっこりするような、そんな思いがしました。

    辻仁成さんがこの本に託した思いは、しっかり私に伝わりました。

  • 『ボンジュール!辻仁成のパリごはん』という番組を拝見したことがきっかけで、にわかファンになった。『ピアニシモ』『クラウディ』『情熱と冷静のあいだ』は既読だったが、それから時が経っている。読者と言うにはおこがましい。にわかファンである。だがしかし、笑顔の良い方だな。こんな感じの方だったっけ?と感じた。そうして、番組中に紹介された、ご自身のブログの言葉たちが、すごく素敵で、他にどんな言葉を辻さんが綴っておられるのか、もっと知りたくなって読んでみたのだ。

    最近の小説は拝読していないから、そちらについて好き嫌いを言う資格は、私にはない。ただ、昔、既読の作品から受けた、痛みというか引っかき傷のような苦しさは、あざやかに覚えている。

    それと対比すると、良い方に変わられたなあ、と思う。なんていうのだろう。人懐っこく、こちらが寄って行きたくなるのだ。もちろん小説と、生の声を集めたこの本では、スタンスが全然違う。それでも。よい年齢の重ね方をしてこられたんだな、と伝わってくる。率直で、格好つけてなくて。

    読んでるこっちは、けっこうぐつぐつ。お鍋みたく煮詰まってる時なのに、大きな声を出して笑ってみたくなるような。そういう言葉たちが並んでいる。誰の人生だよ、と問われれば、間違いなく私の人生だ。辻さんよりは若いけれど、いい大人なのには間違いがない。

    「遅いよ。今から何ともならねえじゃんか。」

    と言いたくなるが、このままだと死ぬ時に

    「辻仁成の本を読んでた時ならまだイケた」

    とか言いかねない。家族の心配と自分の病気は肩に引っ担いでいる。確かに遅い。だが、そう言ってても始まらない。才能も金もない。先行きはヤバい。それでも。今日から死ぬまで、は、マシな方に自分を連れてってあげたいじゃないか。パリと東京は遠い。だけど、あたしの人生だ!って返事は、きっと届くと思う。

    今日はいい日だよ。辻さん。

  • さすが文章上手だわー

  • 死にたいと思っても生きてみて、心配するな、相手にするな、辻さんの優しく足掻いた人生からの言葉が支えてくれます。

  • 死にたいと思っても生きてみて、心配するな、相手にするな、辻さんの優しく足掻いた人生からの言葉が支えてくれます。

  • いいことは書いてあるのだけど、自分には響かなかった。

  • 辻さんのインスタで流れてくる優しい文が好きで買ってみました。それあとからこの本は手帳、マイノート、ペン、と一緒に手帳バッグにいれていつも持ち歩いています。手帳やマイノートを書く前にパッと開いたページを一つ読んでいます。読むだけで整います。

  • 47都道府県1人ずつフォローするのいいなぁ
    フランスではプライベートに首突っ込むのはタブーなの?そしたら電車ん中でただホームを教えただけの人に今付き合ってる人はいるの?初めて付き合ったのはいつ?みたいな声かけてきたあれはフランス人じゃなかったのかな……

  • たまには弱音を吐きましょう。
    弱音吐いていいって。よかった。
    普通にしていたら、気づいたら仲間が増えた、がよい。普通でいこう。

    苦しい時は、キッチンへ。料理に向き合う。丁寧に生きることのあらゆる基本がキッチンにはある。

    一人で全部抱えなくていいです。たまには逃げてもいいです。なんなやめたって構わないです。
    僕は誰がなんと言おうと、自分を犠牲にしてまでやる意味はないと思います。他人に任せまくろう。

    見ている人は見ている

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00296780

  • 今ちょうど、辛い時期にあるので心が解かれました。

    読んだところで、私の悩みが無くなるわけではないし、多分まだまだ考えないといけないんだけど。

    でも、誰しもがシンドイ時期があって、そこを何とか乗り越えて、そして前に進んでいく。

    辻さんの本は1冊しか(これで2冊目)読んだ事ないけど、波長が合うのかもしれない。

  • ブログJINSEI STORIESがリアルパリ事情を知れて、すごく楽しく読んでいます。

    この方は言い方悪いですが、
    「なんか可哀想」で、ほっとけなくなる雰囲気
    だから、辛辣ぽいことを言ってても嫌な気せず読めるのです。偉そうなことをすみません。
    率直な感じることです。お許しください。

    今回のこの書は、コロナ渦ということもあり、
    「死にたい」とかの発言も多く、
    そこはちょっと読んでてしんどいのですが。

    また、パリでの楽しい暮らし発信楽しみにしています。

  • 辻さんの考え方が好きです。
    すごく前向きで、元気が出ます。
    悩んだときに読むと前向きな気持ちになれそう。

  • 有り SF/ツ/22 棚:13

  • 読みやすい。子どもの中学校の先生がお薦めしていた本。
    たしかに中学生におすすめ。

  • 短い言葉だけどふむふむなるほどです。息子への想いも感じられて温かい気持ち前向きな気持ちになります。
    「やる気を出す」のではなく「やる木を植える」という言葉がいい。

  • 嫌なものは見ない、聞かない、関わらない。
    出来るだけ好きnことをする。
    過去に振り回せれると現在が損する。
    夢は見るものだし、作るもの。
    夢は持つべきもの。なんでもいいかrあ小さな夢を一つ持つ。
    それはあなたを生かす灯台のようにあなたの人生を導き出す。自分には夢がある。
    笑顔は笑顔を呼ぶし、やる気があればやる気が集まる。前向きに頑張っていると前向きになれる。笑顔で乗り切る。運気が上がる。
    死にたくなったら空を見上げる。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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