人生を豊かにする 歴史・時代小説教室 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2022年4月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784166613571

作品紹介・あらすじ

日本を代表する歴史・時代小説作家による特別講義を収録。
安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵の三氏が、
それぞれの文学観から作家になるまでの
修業時代の苦労話など余すところなく紹介する。
創作秘話だけでなく、史料の集め方、読み方、
プロットの作り方キャラクターの生み出し方など、作家としての秘術も公開。

以下は、それぞれの読みどころ。

畠中恵 
・妖(あやかし)を登場させるために江戸の生活を調べ尽くす
・六年続いた都築道夫先生の「う~ん」
・書けなくなって困った時の対処法
・好きな小説で構成を分析する
・博物館からCDまで、イメージ作りの極意
・架空の登場人物の作り方

門井慶喜
・仕事を辞めて苦しんだ3年間
・自作年表の作り方
・調べ物は重要だが、調べすぎないことも大切
・ネット古書店の使い方
・古めかしい文体に慣れる
・推敲は裏切らない


安部龍太郎
・作家になるため公務員を辞める
・ロシア文学で学んだ小説の書き方
・題材は身近なところにある
・小説に使う史料を選びだす眼力
・確信さえあれば、虚構も問題ない
・現地を取材したからこそわかること

みんなの感想まとめ

小説の構築や作家の苦労を深く知ることができる内容が魅力です。著名な作家たちが自身の経験や創作の秘訣を語ることで、読者は彼らの作品がどのように生まれたのかを理解しやすくなります。特に、畠中恵の江戸時代の...

感想・レビュー・書評

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  • 小説ってこんな風に構築されて書かれているんですね~
    好きな作家畠山恵さんの話は、実際本を読んでいるせいか、「ふむふむ。なるほど」と思いながら楽しく読めました

  • 「世のものづくりの人たちはどんなことを考えて、どんな経験を経てこの作品を産んだのか?」が常々気になってるので、そういう意味で楽しく読みました。
    (「この作品はこういうこと考えながら書いて、一番自分で描いてて楽しかったのは何ページの何のシーンで、一番苦労したのはココで、参考資料にしたのは〇〇で…」みたいなことを一作ごとに聞いてみたいタイプの人間なので…。)
    取材は行くよね〜とか、資料どうしてる〜?とか、やっぱそういうところ大変なんだなーというのが、完全に個人の感覚で感想を言うと微笑ましかった。
    心得というか心構えというか、作家として生きるつもりなら、みたいな部分が結構あったかな。インタビュアー(編集長さん)側である程度「これから作家を目指そうという方へ」という意図で質問してたり、「こういうこと気をつけて欲しいですね」みたいな意志を持った会話をしてるので、時代もの、歴史ものちゃんと書いてみたい人にとても参考になるのでは。
    畠中さんがみなさん持ってると思うけど、って言いつつ挙げられた守貞漫稿、わたしも持ってる〜!という謎のアガり方をしました。

  • 多分、「人気作家」の、どうやって作家になったか、どういうことを考えて著作しているかを編集者が聞き手になって書いている。

    多分というのは、三人とも知らないから。

    時代/歴史小説、また、この作家さんが好きな人が読めば違うんだろう。
    なんか昔の、漫画家になろう!的な本みたいな感じ。

    以前読んだ、流行作家?になるには見たいな本の成金的な臭いは少なかったし素直にすげえな、やっぱりプロは、と思ったのだが、一人だけやっぱり臭ってた気がした。

    もっと、古典的な有名な作品を取り上げて論評してくれるようなもんかと思ってたので、拍子抜け。

  • 面白い作品を生み出す作家たちの
    地道な努力が描かれているが
    予想の範囲内?

  • 平凡
     特殊といふのではなくて、ごく一般的な書きかたの紹介本。めあたらしさはなく、なんだか要領を得ない気分になる。

  • 俳句を作る経験から、興味深く読んだ。長い時間を掛けて作る時代小説の制作苦労は図り知れない。三人の作家が登場(他に、畠中恵、門井慶喜)、その三人目の「阿部龍太郎」の作家の心構えについて三つの教訓がある。①書かずいられないと言う思いの強さ、②努力を惜しまない誠実さ、③他人の指摘を受け入れる素直さ。俳句のも通じる言葉と言える。

  • 畠中さんのしゃばけシリーズが好きで、自分も物語書いてみたいなーとふと思い読んでみました。資料の探し方、保管場所、人物、プロットの作り方についてインタビュー形式で詳しく書かれており、勉強になりました。

  • 作家さんの時代小説を書く上での心得、とっても勉強になりました。

  • 2022年4月25日購入。

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著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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