スパコン富岳の挑戦 GAFAなき日本の戦い方 (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2022年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166613663

作品紹介・あらすじ

新型コロナウイルスの飛沫飛散シミュレーションでも広く知られ、スパコン性能ランキングで世界一を4期連続で獲得した「富岳」。

感染症のみならず創薬や気象・気候変動への対応、災害や流通など、複雑化する諸問題解決のカギを握る次世代スパコンは、いかにして生まれたのか?
中国やアメリカに一歩先んじて開発を成功に導いた「富岳」のリーダー松岡聡さんが、アメリカの宇宙開発計画に学んだ開発秘話、GAFAなき日本の世界での闘い方、社会インフラとして「使ってナンボ」のスパコンと未来予想図を語り尽くした比類なき一冊。

ガラパゴス日本の闘い方のヒントがここにある――。

感想・レビュー・書評

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  • 新型コロナの飛沫拡散のシミュレーションで一躍有名になったスパコン「富岳」開発を主導した研究者による、スパコン開発物語。

    スパコンと言えば、事業仕分け時に「2位じゃダメなんですか?」と辛辣に批判されたのが記憶に新しい。あの荒波を乗り越えて、よくぞ「富岳」で日本の誇る技術力を世界に見せつけてくれました。喝采を送りたい!

    時代に先駆けて開発された最先端スパコン技術は、その後汎用品へと波及するらしい。その意味で、「使ってナンボ」だけでなく「作ってナンボ」の世界でもあるんだな。この辺りにもスパコン開発の意義がある。経済安保の観点からも、最先端のコンピュータ技術・ソフトウェア技術開発の意義を否定する人は流石にいなくなっただろうな。

    著者は一貫して、「スパコンの民主化」「みんなのスパコン」、すなわち特殊用途に特化することなく幅広く利用され社会に広く貢献するスパコンを目指しているという。とはいえ、富岳はパソコンやスマホの2000万倍の計算速度を誇るというから、我々庶民にはおよそ縁のない世界なのだが。

  • 天文少年からマイコン少年、そしてスパコン研究者、という幸せな人生だと思う。

  • 懐かしい、ハル研の方だった^_^ですねー

  • 著者の松岡氏は富岳のプロジェクトリーダーで、書いてあることも一般人が読んでもわかるようにわかりやすく書かれています。
    個人的に最後に上がっていたGAFAなき日本の戦い方であがっていた4点は重要だなと思いました。

  • 548.291||Ma

  • スパコン研究開発はIT技術革新や情報産業のトレンドを生み出す基盤インフラであることがわかった。

    TSUBAMEなどの研究開発を通して得た知見を活かして、対省力化性能においても海外研究機関や企業の一歩先をいくだけでなく、ソフトウェア稼働を主眼におくまさに「使ってなんぼ」のモットーが素晴らしい。

    技術革新のさらなるスピード化が求められる現代社会において、日本を牽引する研究者の気概と責任感が伝わった。今後、富岳を通して実用性のある価値の社会実装がどんどん進んで欲しいと思う。

    また、原体験として語られた松岡先生の少年期のエピソードが、夢中になりワクワクする事の大事さを改めて語りかけてくれる。IT技術者として自分を少し見つめ直す時間を与えてくれた。

  • いつかサインをもらうために。
    GAFAがないが故に公と民が連携しやすい、そこに活路を見出す。 #富岳

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著者プロフィール

1973年愛知県生まれ。
1997年京都大学卒業、2000年東京大学大学院修了、
2001年コロンビア大学大学院修了後、
UN Studio、MVRDV、SANAAを経て
2005年松岡聡田村裕希を共同設立。
現在、近畿大学准教授。

「2013年 『サイト 建築の配置図集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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