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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784166613762
みんなの感想まとめ
日中関係の歴史を多角的に振り返る本書は、文藝春秋に掲載された記事を基に、1930年代から現代までの中国の動向を探ります。著者は、戦前・戦中・戦後の報道を通じて、当時の中国の状況や日本の関与を明らかにし...
感想・レビュー・書評
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『文藝春秋』の100年の記事から、日中関係を振り返るという建付け。上海に戻った時の機内のお供として読了。
戦前、戦中、戦後から、台湾問題まで。
毛沢東の手法に現政権を投影するから、中国国内で下手に読めないね。引っ越し荷物の通関で下手な指摘受けてもいけないので、読了後は同僚に寄贈して帰ってきました。
歴史は流転する。さて、この先どうなりますか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
過去の「文藝春秋」の記事を使って日中の100年を検証。
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菊池寛が始めた文芸春秋の100年間の中国報道をベースに日中現代史を切り取る。現在の中国も変わらない、帝政、覇権国家の状況を示す。
裏歴史として、敗戦後天皇を認めた蒋介石/国民党への恩義を感じた日本国軍人が、本土撤退線、台湾にわたり60年代までアドバイザーとして活躍していたというのは知らなかった。いちいち現習政権が昔と同じ強権国家だという念押しが入らなければより中立的に読めた。その部分はマイナス。 -
1930年代から現在まで、文藝春秋に掲載された中国関連記事の紹介と著者の考察。文藝春秋誌の中国関連記事の特徴として、右にも左にも偏らない、元軍人当事者の戦後証言による暴露、戦前・戦中の当局の報道統制にも戦後北京にも忖度しない、の3点を挙げる。
満洲事変や盧溝橋事件直後に熱狂し、文革時には報じない日本の新聞と異なり、文藝春秋は本書で取り上げたような批判的記事を載せ続けたという。しかし多くの「中共礼賛」記事もあったことを本書でも認めており、時代の空気感全体が今ひとつ掴みにくいのが一部記事抜粋という本書の限界か。
毛沢東と習近平の類似性という著者の指摘は随所に現れる。しかし、ネット民意にという圧力があり「戦狼外交」を展開する習近平体制と異なり、毛沢東にはナショナリズムを抑えるカリスマ性と政治力があったという。
張作霖爆殺から満洲事変前後、大川周明を含む当事者や関係者、の証言では、国家観、使命感のようなものも感じられ、本人たちは国士のつもりだったのだろうが、方向性が誤っていたらどんな結果をもたらすか。 -
【「中国」という日本にとっての最大の問題】戦中は拡大派と不拡大派が、戦後は北京派と台湾派が、現在は対中強硬派と経済優先派が激突。日本は「中国」とどう向き合ってきたか。
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