グループサウンズ (文春新書)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2023年2月17日発売)
3.84
  • (3)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 105
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784166613816

作品紹介・あらすじ

グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして数人で編成されたグループである。ベンチャーズやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、1965年から69年にかけて、日本のミュージック・シーンを席巻した。
グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ・・・となる。
作詞・作曲には、橋本淳、なかにし礼、村井邦彦、筒美京平、鈴木邦彦などが参集し、独自の世界を築き上げた。その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなった。〝失神グループ”なども登場した。
グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。その魅力の解き明かし方が、本書の醍醐味である。
また付録として、生き証人でもある、元ザ・タイガースの瞳みのる、元ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦へのスペシャル・インタビューも敢行した。今にして初めて明かされる秘話も満載だ。まさか、タイガースの発祥は、マージャン仲間だったとは・・・!
本書は、何年かに一度はやってくるGSブームの火付け役になるであろう。

みんなの感想まとめ

音楽シーンの一時代を彩ったグループサウンズの魅力を深く掘り下げた作品で、著者はその時代に身を置いていた経験を活かし、豊富な知識と視点から解説を展開しています。ネオGS世代の読者も、過去と現在の視点でそ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 近田春夫がGSの常識を覆す新書刊行、瞳みのるやエディ藩のインタビューも - 音楽ナタリー
    https://natalie.mu/music/news/509825

    文春新書『グループサウンズ』近田春夫 | 新書 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613816

  • サブスクで音源を聴きながら読んだ。自分はネオGS世代だが、その時のGSの捉え方とさらに時間が経った今とではシーンの印象が違う。業界の背景が色々あってのブームだったんだな。それにしても良い楽曲が多い。リピートして聴いてしまうな。

  • グループサウンズの成立から消長までをまとめた解説書。
    著者自ずから、そのシーンの中にいたこともあるので詳しいのは当然のようにも思えるが、相変わらずの博覧強記ぶりに感嘆させられます。

  • ふむ

  • 「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」の近田春夫が文春新書でもう一発!今度のテーマはGSです。今回もYouTubeで検索しまくりの「聴く読書」でした。実質、昭和41年から45年(ここが西暦表記ではなく年号表記なのも、らしい!1965年から1970年…西暦にすると東京オリンピックから大阪万博までの高度経済成長の終わりの始まりの時代であることがわかります。)のわずか5年間のGSカンブリア紀のメジャーGSをマニアックに解説しています。ザ・スパイダーズ、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ…当時の少女たちの心を掻き毟ったアーティストたち、楽曲たち。ロックが生んでロックになり得なかったジャンルのガラパゴスミュージックの狂い咲きです。このカンブリア紀はジュリーやショーケンを次の世代に残しただけでなく、橋本淳や筒美京平、すぎやまこういち、阿久悠、鈴木邦彦、村井邦彦などのソングライターたちの世代交代の入り口でもありました。今、山下達郎や竹内まりあのシティポップスが高度資本主義の生み出したコンテンツとして世界に発見されていますが、その一時代前の洋楽と邦楽のマリアージュミュージックとしてのGSが、なにか世界の音楽好きのツボを刺激するかもしれませんね。少なくても小学生時代に妹の肩越しにGSを見ていた世代の自分のツボにはバッチリでした。

  • 近田春夫さんがGSバンドに在籍していたことに驚きましたが、そんな氏だからこそ書けた内実に富む一冊になっています。GS史観的にも新しい発見がたくさんで楽しく読めました。

  • 昭和36年生まれ61歳の私にとって、

    昭和41年から45年に一世を風靡したグループサウンズは

    途中からようやくリアルに聴いた、という世界。

    しかしなぜか、

    ここに取り上げられている楽曲たちは妙に覚えている。

    グループ名もよく知らなかったはずなのに、

    すぐ曲を連想できる。

    なんでだろう



    瞳みのる先生は高校時代に古文の先生。

    タイガースの話はご法度だった。

    かたくなだった。

    それがようやく打ち解けて復活したと。

    70歳を越えて3歳の子がいると、、、

    人生いろいろだねえ

  • GSは私が小学校から中学に掛けて時代を牽引しており、幼いながら私もどっぷり使ってたので、実に懐かしい。分かる、分かるの大パレードだった。姉貴の買った明星の歌本で歌ってたなあ。中1の文化祭で2学年上の先輩のGSの演奏がかっこよかったなあ~。あ、その先輩、高校も同じで高1の時にやはり文化祭でステージに立たれたが、曲ははしだのりひことシューベルツに変わってたわ、時代だね。まあ、そっちもかっこ良かったけど

  • 懐かしいグループサウンズとは、なんだったか、近田さんがアプローチしたものです。最盛期が昭和41年から45年で、高度成長期の若者の心をガッチリとらえました。だけどどうして下火になるのが早かったのか?これは、エピローグに書かれていますし、そうなのでしょう。よく一冊にまとめて頂いたと思います。

  • GSマニアで、現場にも身を置いた(末期のワイルド・ワンズでkbを弾いた等)近田が語り下ろすGS本である。

    従来のGS本はマニアック過ぎた、との判断から、メインストリーム中心に語るわかりやすいGS入門になっている。

    《GSのコアな時代は、事実上、昭和41年から45年までの5年間に過ぎません》151ページ

    ということは、私にとっては2~7歳くらいの出来事だ。
    なので、さすがにGSについてリアタイで知っているわけではない。ゴールデンカップスやダイナマイツなど、のちにロックファンからも高く評価された一部のバンドを断片的に後追いで聴いたのみである。

    それでも、本書は面白く読めた。日本のロック/ポップス史に関心のある人なら楽しめるだろう。

    本書は、『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』、また、そこから派生した同じ文春新書の『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』に続き、近田春夫の話を下井草秀(ライター/編集者)が構成する第3弾である。

    本書の「まえがき」を読んでも、近田が下井草に寄せる信頼の大きさがよくわかる。

  • 当事者ではないのでというわけではないが、やはりGSというのは、そこまで興味が無い。そのグループが終わってから、メンバーがどうしたのかということは興味はあるのだが。
     中学の時の先生が、真木ひでとの恩師ということで、テレビでご対面番組に出演されたというのは、ずいぶん昔の思い出か。

  • 本の内容より、近田さんの御面相に驚いた。
    時代劇の悪役にしか見えない、変わりすぎにも程がある…

    個人的には、GSの最高傑作は、ダウンタウンブギウギバンドの「スワンの涙」、だと思う。(オリジナルのムード歌謡は聴くに耐えない)

  • 【GSの魅力の源泉に迫る!】GSが一世を風靡したわずか5年間に、数多くの名曲が生まれた。GSの本質はどこにあるのか。著者の長年の思考がここに結実する!

全13件中 1 - 13件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1951年2月25日生まれ。東京都世田谷区出身。ミュージシャン、作曲家、音楽プロデューサー、音楽評論家、タレント。
幼稚舎からの慶應義塾を大学で中退。1975年、近田春夫&ハルヲフォンとしてデビュー。1979年、ソロ・アルバム『天然の美』を発売。1981年、近田春夫&ビブラトーンズを結成。1985年、President BPM名義でヒップホップ・レーベルを立ち上げる。1987年、ビブラストーンを結成。1997年よりAFROMIX、NO CHILL OUTなどの名義でゴア・トランス・テクノ作品をリリース。2001年よりRICE名義、ユニットThe Lunatic Thunderなどでサイケデリック・トランス作品をリリース。2018年、38年ぶりとなるソロ・アルバム『超冗談だから』、OMBとのユニットLUNASUNのアルバム『Organ Heaven』を発売。2019年、ベストアルバム『近田春夫ベスト~世界で一番いけない男』をリリース。現在は、元ハルヲフォンのメンバー3人による新バンド「活躍中」でも活動中。
著書に『考えるヒット』『考えるヒット2』『考えるヒット3』『その意味は 考えるヒット4』『大きくふたつに分けるとすれば 考えるヒット5』『いいのかこれで 考えるヒット6』『定本 気分は歌謡曲』(文藝春秋)、『考えるヒット テーマはジャニーズ』(スモール出版)などがある。

「2019年 『VIBE RHYME(ヴァイブ・ライム)[復刻版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近田春夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×