話す力 心をつかむ44のヒント (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2023年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166614356

作品紹介・あらすじ

日本人だからこその会話の妙や楽しみ方はあるはず――。初対面の相手との会話から、認知症の親の介護や家庭円満の秘訣、会議や会食まで。インタビュアーを三十年以上続けているアガワが披露するとっておきのエピソードとコミュニケーション術。

みんなの感想まとめ

人との会話を楽しむためのヒントが詰まった一冊で、著者の軽妙な語り口が心地よく、読者を引き込む魅力があります。阿川さんの豊富な経験から導き出されたコミュニケーション術は、肩肘を張らずに会話を楽しむことの...

感想・レビュー・書評

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  • 人との会話が楽しめる人、人から楽しい会話を引き出せる人、そんな代表格が阿川さんですね。

    この本を読むと阿川さんの肩肘張らないいつも中立なスタンス、相手の懐に上手く入って会話を引き出す術(というより、阿川さんが試行錯誤を重ねた履歴のようなもの)が語られていて、読んでいてとても楽しいです。
    これから読まれる方へはどうか「読むぞ!」と肩肘張らずに、紅茶でも飲みながら片手でページをめくるイメージで読んで頂きたいところです。
    SNSやデジタル情報で疲れた頭、弱った心に本書のような軽妙な語り言葉は効能がありそうです。
    人の話を上手く聞くこと、そこから自分の考えを巡らせること、そして上手く言葉にして人と話すこと。
    これが自分の知識になり、経験に繋がっていくと感じました。

    「阿川さんみたいに、人と接することができる人に自分もなりたいな」
    そんな気持ちで読み進めて頂きたい本です。

  • あんまり喋る方ではないので、阿川さんを見てると羨ましくなる。
    余計な一言で墓穴を掘らないようにしたい。

  • もっと気楽に話すといいよ、コミュニケーションを楽しんで、と言ってもらえているような本であった。一応ハウツーの体をなしているが、どちらかというと阿川さんの経験したエピソードを、話すという視点から、面白おかしく語ってくれている感じ。皇室の方との食事場面が印象的であった。

  • 話の入り方、気をつけたいことを著者の経験を活かしてわかりやすく説明 日ごろの会話、改まった席での会話、雑談のヒントになります。ちょっと参加者が多い会合で全員に話してもらう方法 専門用語に逃げる説明は自分が理解していない証拠というのは、納得しました。

  • 前著『聞く力』が面白かったこともあり、加えて、私は口頭で話すということが苦手なので、何かコツがないのかなと思い、この本を購入しました。

    質問は一つだけ準備する、会話はしりとり合戦、相手の話に共感する、距離と時間を置くこともたまには必要、話題に窮したら病気自慢など、面白いエピソードとともに、ああ、これは使えるなというものが多く、非常に良い読書体験となりました。

    会話のあとは「こんなこと言わなきゃよかった」と少し後悔してチクッとすることも多いですが、阿川さんもそういうことがあるのですね。少しほっとしました。

  • 「聞く力」を読んだので今度は「話す力」を!
    トーク番組で様々なゲストをお招きして、楽しいトークを繰り広げられてきた阿川さん。
    もちろんお人柄もあるでしょうが、口ベタな私は話術の秘訣なんぞがあるなら是非知りたいなと思い手に取りました。

    読んで良かった。参考になりました。
    それにビジネス書でも飽きさせない、どんどん読ませてしまう阿川さんはすごい。
    文章でもその実力は健在でした。

    フムフム、なるほど、そうですよね~と、まるでトークのように軽やかになめらかに読み進められました。
    ・他人の話のなかにヒントがある
    ・話し相手との距離感
    ・日本語は相手の様子を見る言語
    ・上手な話と良い日本語
    様々な観点から綴られていて、あっちにもこっちにも「良いこと聞いた!」と思うことが多々ありました。

    周りを巻き込んで楽しませることが出来る人、言葉の端々からリスペクトや気遣いがみられる人、話していて心地いい人、言葉選びが素敵な人に憧れます。

    阿川さんの作品は、分かりやすく読みやすい。普段ビジネス書を読まない人でもストレスなく読めるので、おすすめです。

  • エピソードとコミュニケーション術。
    心をつかむ44のヒント。
    「男女で差が出る会話と人間関係」が参考になった。
    男性は年齢の上下が決め手になる。男性は会議の名分なら集まる。
    女性で大事なのは共通の悩み。

  • 会話術も素敵だったが、なにより明るく賢く、面白い文章。阿川さんのお人柄がとても好きだった。
    もう一回見返したい!

  • 可愛くてお茶目な阿川佐和子さん
    もう70歳なんですって!
    文化人とのお付き合いが盛んですが
    ここでの登場人物は故人も多いです。

    山本夏彦さんの名前を初めて聞いたので調べたら
    十代で二度も自殺未遂……。
    しかしその後出版界で活躍され
    なんと87歳で胃癌のため死去。
    著作読んでみたくなりました。

    さて、一つ「これは違うのでは?」と思ったのは
    エロ話を薦める森繫久彌さんを褒めている阿川さん。

    これは昭和の大御所だからOKだったのでしょう?
    今やったらセクハラなのでは?

    でも文藝春秋の編集者は若いでしょうから
    もしかしたら一周回って
    受け入れる時代がきたのかしら??

    それ以外はほとんど参考になる良いお話でした。

    たとえば「質問は一つだけ用意する」
    その答えを一生懸命聞き、
    そこで受け止めた言葉から
    会話を広げようとします。
    良いアイデアだなぁ。

    「いつも喜んでいなさい
    絶えず祈りなさい
    どんなことにも感謝しなさい」
    聖書の言葉。
    渡辺和子さんも書き残していました。

    法要などで親族一同がそろったとき
    一人一分スピーチをしてみる。
    これは面白そう!

    最後、認知症のお母さまとの関わり方が書かれていました
    そのときが来たら読み返したいと思いました。

  • 阿川さんの力シリーズ第四弾。よし!すぐに実行して完璧だ!とはならないかもしれないけど、単純にエッセイとして笑えて、ためになるところもある感じかな?

    だってさ、阿川さん自身の人柄によるところが大きいんだもん。マネできないよ。

    さくらももこさんのエッセイが大好きなんだけど、
    阿川さんの力シリーズも好き。
    コミュニケーションって、
    コテ先よりも人柄、感性、着眼点、
    面白みを見つけるフラットな心、
    なのかもねー。

  • 我ながら筆者を評価するのは生意気だとは感じつつも、以前の阿川氏の作品である「聞く力」で観察眼の鋭さや思考の柔軟性、豊かな表現力に驚いていた私に、本作品は再び、そばで阿川氏と会話をしている様に、生き生きと言葉が伝わってくる内容だった。
    心をつかむ44のヒントというサブタイトルがあるが、ご自身の経験(やはりお父様阿川弘之氏との家族同士の経験が多いが)の中から導き出した、その一つ一つの(話す)テクニックは、なるほど確かに、日常の中で既にやっていると感じるもの、すぐにでもできそうなものが中心で、非常にわかりやすいものである。それでいて、長い人生の中で私が体得できている様なことも、わかりやすく解説しているので、一々そういう事かと納得しながら読み進められる。
    最近は会社でも年齢の離れた部下や、2桁以上歳の離れた経営層などとも会話する機会が多く、中々共通話題にも乏しく、役職立場が違うから、更に話に困ることが多い。普段会話が多いのは同世代で音楽や趣味の話もやはり世代が近いと気兼ねなく話せるものだ。だが、社外で会う初対面同士であったり、素性もわからず、かつ異性であったりすると、無難に天気の話や移動手段(ここまで何で来たかなど、ほぼどうでも良い話で尽きる)になったりする。そんな私にたくさんのヒントを本書はもたらしてくれる。
    ありがちなのは、話していると安心、話さないでいると不安になるから、次々と自分の知見の広い領域に話を誘導して、喋り続けるパターン。これは私にもよくあることだが、筆者の阿川氏もその様な傾向があるらしく、反省を込めて、相手の話を聞く「聞き上手」の大切さに触れている。また、日本語で自分を指す言葉が相手によって変わる点は、相手に合わせて話をするという日本語を扱う日本人の特性をよく掴んでいて、改めてそれを説明されて納得感が高い。複数人集まって一番目下に喋りを振ると場が盛り上がる話なども、確かに知らず知らずのうちにやっていて、思わずうんうんと頷きながら一気に読めた。
    その他にも筆者は、沢山の人々へインタビューした経験を持ち、多くの著名人を友人に持ち、尚且つ、テレビタックルの司会として様々なゲストを招き、番組を盛り上げてきた。その筆者ならではの経験に基づくアドバイスは、我々一般人?にも真似できる内容が多く、大いに参考になった。人見知りの方、ビジネスなどで初対面の方と会う機会が多く話題に悩んだ方、聞き上手になりたくて相手の会話を引き出しながら、気持ちよく喋らせたい方(自分が話すのが面倒な方も)、疲れて家に帰って家族と話すのも億劫になった日、色々なシーンで役に立つテクニックを本書で学んでみるのも良いだろう。

  • 44のヒントのうち、特に印象に残ったもの
    ・話すべきことは相手の話の中にある
    ・会話とは"しりとり話題合戦"
    ・どんな接続後で始めるか
    ・小話を頭の抽斗に入れておく
    ・語り手をノセる合いの手

    「会話」の経験が豊富な方なだけあって、学ぶところは多々あった。
    ただ、悪い例を身近な人から持ってきている部分が複数あり、読んでいて少し心地が悪かった。

  • 阿川節炸裂。テレビタックルなどの当意即妙な受け答えの秘密がここに。勉強になった。

  • 『聞く力』がベストセラーになったので、こんどは『話す力』というわけだ。

    『聞く力』はインタビュー術の実用書としては役に立たなかったが、ユーモアエッセイとしてはわりと面白かった。

    それに対し、本書は話し方の実用書としては役に立たないうえ、エッセイとしても『聞く力』よりつまらない。

    ……と、酷評してしまったので、フォローとして『聞く力』を読んだときの拙レビューを。こちらはわりとホメています。

    https://booklog.jp/users/gethigh316/archives/1/416660841X

  • 合コンの「さしすせそ」は知っていましたが、オジサンの「あいうえお」には笑いました。「ああ」「いいね」「ううう」「えええ」「おお」。確かに聞いたことのある相槌でオジサンながらに打ってくれる精一杯の相槌なのかなと思うと許せる感じがあります。

    自分の得意なリズムもしくはそれ以上のスピードの時はうまく相槌を打てるのですが、遅いテンポのときには話題を出してしまいます。その人のことを思って喋っているつもりでしたが、私の力不足だなと思います。私からすると沈黙である間がその人からすると当然の間であることもあると思うので様子見の時間をしっかり耐えようと思います。大人数のときの会話は喋らなくていい状態になると完全な聞き手に回ります。でも、これは話し手が上手であればうまく回る現場があるのだなと知りました。プライベートでこういう立ち回りをしている人は見かけませんが、そういう人がいれば観察してみたいです。

  • ドラマで見た阿川さんが素敵で、人となりを知りたくて本屋で見つけて手にとった。
    話す力についての自己啓発本ではなかったけれど、阿川さんの人柄、話し方については知ることができた。小ネタを持っておくことが大事。そのためには日々行動あるのみだなと自己解釈。

  • 割と早くに手にしてたけど、まあまあかかってしまった。
    ご存知、阿川佐和子さんの、話す方のチカラについての本。
    副題に「心をつかむ44のヒント」とあるように長年の阿川さんの経験から生み出された、人との会話を繋いでいくコツやきっかけ作りが、様々なエピソードと共に描かれる。何なら、そのエピソードを会話のタネにすることもできるかも⁇
    ただ、このやり方は阿川さんだから通用することであって、知らない私なんかがやってみても、怪しまれるのがオチかも⁇というのもあり、ヒントにするにはちょっと吟味した方が良いかもしれない。

  • 聴く力、がヒットした著書の話すバージョン。
    キャスターをばりばりにこなす著者なので話す力も高いのは周知。話す力もベースとなるの相手への配慮、気遣い、ヒアリングなど。聴く力にも共通することが多い。

  • 私も阿川さんと同じお喋りで、読んでいて何度も共感してしまった。前からずっと思っていた接続詞のこと(会話をしていて逆説の意味ではなく「でも」とか「だから」と言われると、言われた側はムッとするとか)も書かれていて、心の中で「分かるぅ〜」と共感してしまった(笑)
    今回、はじめて阿川さんの本を初めて読んだのだが、非常に読みやすかったので大ヒットした「聞く力」や「看る力」も読んでみたい。また私は大変失礼ながら、阿川さんのことを日曜の朝に「サワコの朝」でインタビュアーをされている可愛らしいおばあさまという印象しかなかったので、阿川さんは様々な著名な方とお仕事をされたりプライベートをご一緒されたりしていることを知り、今までのイメージが一変した。
    阿川さんのさまざまなご経験を本を通して知ることができた。最高の1冊に出会えたなあ。

  • ・話すべきことは相手の話の中にある
    ・本当に頭がいい人というのは、相手に合わせて平易な言葉で話ができる方のことを言う
    どちらも根本は相手の話を「聞く力」がないと話す力も発揮できない。と感じた。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。1999年に檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』(集英社)で講談社エッセイ賞、2000年『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、08年『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。12年の『聞く力――心をひらく35のヒント』がミリオンセラーとなった。14年、菊池寛賞受賞。近著に『老人初心者の青春』(中央公論新社)、『阿川佐和子のきものチンプンカンプン』(世界文化社)ほかがある。

「2025年 『だいたいしあわせ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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