美味しいサンマはなぜ消えたのか? (文春新書)

  • 文藝春秋 (2023年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784166614370

みんなの感想まとめ

日本の水産業界の現状とその背景に迫る内容が展開されており、さまざまな問題点が浮き彫りになります。特に、価格や品質、規格が重視される現代の消費者ニーズが、漁業や加工業者にどのような影響を及ぼしているかを...

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、日本の水産業界における様々な問題点を提起している。

    様々な要因が絡み合って、根が深く一筋縄ではいかないと痛感した。

    千葉県銚子市の岩牡蠣の殻でつくるタレに浸けておく保存方法は、初耳だった。

    ・スーパーで4Tと言われる、価格、量、品質、規格が重要視されている。いつでも、同じ品揃えのスーパーが手間を掛けたくない消費者に受ける。簡単、便利、に価格は安くが今の消費者のニーズで、逆にいつもばらばらの品揃えだと安定感に欠け不人気になる。

    ・とにかく安いが支持され、一枚100円の鯵の開きをほぼ原価で売ると、高級魚の干物の売れは悪くなり、加工業者も廃業に追い込まれ、高級魚も需要がなければ卸値も下がり、漁師も辞めざる負えなくなる。まさに、悪循環、負のスパイラルである。

    他、ノルウェーの輸入魚やサンマの不漁小型化、海鮮丼が全国何処でも同じ、日本の漁業の現状など勉強になった。

    てか、今年はサンマふえてるみたいですね。
    良かった!

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000068047

  • 漁業大国だった日本もいまや過去。ノルウェー産を中心に日本の漁業を取り巻く環境、厳しい現実を描く。特に回転寿司のネタなんてほぼ輸入。特に魚を買う場所が魚屋からスーパに変わったことが大きい。

  • 配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10276467

  • 美味しいサンマは、沖合で外国船に獲られてしまうんだ。

  • タイトルこそキャッチーだが、中身は日本の魚食と漁業の行く末を真剣に憂う内容。海鮮丼の具になる魚が、日本全国何処で食べても似たような種類になるのは、そして食べる側もそれを良しとしてしまうのは、やはりどう考えてもおかしい。イワシ、美味しいよ?。

  • 第1章 見捨てられる日本一の魚/第2章 国産サバが消える?/第3章 サンマが幻の魚になる日/第4章 絶品「大間まぐろ」に不正横行/第5章 ノルウェー産サーモン襲来/第6章 美味しい魚をまずくする「流通」の問題/第7章 ノルウェー漁業との違いと日本の人材育成/第8章 魚大国・ニッポン復活への戦略

  • 「子供の頃は魚を沢山食べていたのに最近は…」という気持ちで手にとった本。日本の漁業、水産業がなぜ衰退したのかを知るきっかけになりました。食生活の変化で終わらせるのはもったいたい。今も水産で頑張っている人を応援したいと思いました。

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