磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2024年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784166614387

作品紹介・あらすじ

日本史を語らせたら当代一! 磯田道史が、半藤一利、阿川佐和子、浅田次郎、養老孟司ほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くす。最新科学で探る日本人の起源から、歴史上のリーダーたちの品定め、弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、歴史好きなら参加したくなる歴史談義。目からウロコの連続です。
・DNAでここまでわかった日本人のルーツ
・頼朝から家康まで リーダーの知られざる素顔
・信長はアスリート体形?
・秀吉、淀殿の「カルテ」を読むと
・家康自ら調合した薬が現存する?
・昌平坂学問所の首席を輩出した会津の教育
・「靖国の原型」は柳川藩と薩摩藩?
・龍馬 刀傷三十八カ所の意味
・スパイ戦に長けた西郷兄弟
・学歴エリートの陸軍、海軍の武士道 ほか

みんなの感想まとめ

歴史の多様な側面を探求する対談集で、著名な歴史学者が各界の達人たちと織り成す知見が魅力です。磯田道史がホストとなり、半藤一利や阿川佐和子などの歴史の専門家や文化人とともに、戦国武将の健康状態や地域性に...

感想・レビュー・書評

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  • 歴史学者の磯田道史さんと各界著名人の対談集。12の対談がおさめられているが、雑誌掲載の古いものは2008年。最新のものは2023年。堺屋太一や半藤一利といった故人となった人との対談は、今となっては貴重。
    2013年掲載の『日本人の起源』についての遺伝学者たちとの対談は、その後の技術革新のスピードがとてつもなく速く、脚注で最新情報が付されているのがありがたい。
    掲載雑誌の持つカラーや対談相手の選定、対談テーマの設定なども様々なので、内容は玉石混交。相手の立場•立ち位置もあるだろうし。
    どれも面白かったが、半藤一利はやはり別格。双方の言説が本当に深い。女優の杏はこの時24歳。歴史好き•読書好きらしくて対談自体が楽しそう。そんな中、出口治明というビジネス畑出身の人だけはちょっと毛色が違う…というより人選ミスでは?の感が否めなかった。歴史関係の著作もたくさん出しているらしいけど。え?それ聞くの?という対話場面が何箇所かあって…知らんけど。

    久しぶりに読んだ歴史エッセイ。"ながら読書"に最適です。

  • 磯田がホストとなり、相当に多方面の「歴史の達人」を迎えた座談きじのオムニバス。だいぶ前のやつもあるし、ん、この人は?と思うゲストもある。それでも磯田は、あくまでにこやかに、相手の顔もつぶさずに、うまく話を回し、誘導しているというのが面白い。

  • 対談形式で読みやすい
    養老先生との対談が1番印象的だった

  • 阿川佐和子、半藤一利、堺屋太一、杏など学者や俳優と磯田道史さんとの対談
    戦国武将たちの健康状態、地域性から見た日本のリーダー像、新選組、竜馬暗殺の謎、戦中の日本の話など楽しく会談を読ませてもらいました。
    歴史は事実の積み重ねかもしれませんが、資料や本を通じて、それを解釈するのは後の時代の人たち。歴史の解釈は時代に合わせて変わるのが面白い。
    また西と東でリーダー像が異なるという話は面白かったです。
    堺屋太一さんなど既に亡くなられた方もいますが、考えてみるとなかなか、豪華な対談

  • 【日本史の達人が語り尽くす】日本史を語らせたら当代一の磯田氏が、各界の達人と繰り広げる歴史談義。日本人の起源から昭和の戦争まで、目からウロコの連続です。

  • タイトルどおり磯田さんがホストとなって著名人・専門家のみなさんと歴史を語り合うという、私好みの一冊でとても楽しく読ませていただきました。
    とくに印象に残ったのは、養老孟司さんとの対談の中で、自然史と人間の歴史を結びつけるとさらに面白いという話。
    昆虫の話から始まり、日本人が均質的に見えるのは客観的な事実かも…と結論づけるあたりは、なるほどなぁと頷きながら読みました。
    とくに「思わぬ自然変化が歴史に影響する」という説が面白かったです。
    大災害が一度に起こると、その後、被害に対して感覚が鈍くなる。太平洋戦争のような乱暴な戦争をしたのはそのせいではないか、そうでなければ、モダンな大正時代からなぜ軍国主義が突然発生するのかわからない…というもの。
    そう考えると、いま日本は、幾度も大きな震災を経験し、気象は様変わりし、夏がくるたびにどこがで豪雨や土砂崩れの災害に見舞われています。
    養老孟司さんの言われる「無意識の影響」がどんな風に表れてくるのか、少し怖い気がしています。

  • いろいろな方の歴史感がわかるから、面白い。
    特に、現在の徳川家の当主の家広さん。
    すごく親しみやすい方ですね。

  • 恥ずかしながら磯田さんの事をまったく存じあげなかったのだけど、友人に勧められて読んでみた。各界の知識人のひととの対談の形式をとっていてとても読みやすい。縄文人と弥生人の対比、東と西の対比、信長の革新性の話、家康が作った江戸社会の特徴、鎖国と開国の対比、幕末から昭和の戦争へのマインドセットは決まっていた話などなど。

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    ソウルの新世界デパートで家族達が買い物している間に読了。

  • 本書は成田空港の改造社書店で購入した。
    国際線の機内で読もうと思ったからだ。

    しかし、機内で読むのは少々無理がある。
    時差対応の為に照明を落としたり、食事や飲み物が来たりで本を読むには落ち着かない。

    で帰国後本書を取り出して読み始めた。

    NHKの
    アカデミアに出演していた著者の話は
    楽しく興味深かった。

    本書も読んでいて楽しそう。

  • 幅広い見識者との対談。 読んでると「日本の歴史は面白い、だからもっと知りたい」気分になっきた。歴史は、暗記だと学生時代は理解していたが、その時々の背景を垣間見ると興味が湧いてくる。 磯田さんは、心底この背景を知り、意見を交わしたいんだろなぁ、、と感じさせてくれた一冊でした。 
    もちろん私も、この対談での登場人物で一番興味いだいた「源頼朝」の歴史本を数冊購入いたしました(笑)

  • 磯田さんが様々な分野の人と対話し、多岐に渡る話を展開されている。半藤一利さんとのリーダー論、篠田謙一さん・斎藤成也さんとの日本人のルーツ、酒井シヅさんとの戦国武将の養成訓など、鋭い視点、思わぬ方向性の話、また色々な人に触れ、対話本の面白さを知った。

  • <目次>
    阿川佐和子
    半藤一利
    篠田謙一
    堺屋太一・小和田哲男・本郷和人
    酒井シヅ
    徳川家広
    浅田次郎

    中村彰彦
    養老孟司
    出口治明
    半藤一利

    <内容>
    大変多くの人との対談。けっこう新しい情報も入ってくるが、浅田次郎と中村彰彦と、いずれも坂本龍馬暗殺の話が出てくるが、2人が違う下手人をあげる中、話を合わせすぎかな…。半藤さんはもちろん、出口さんや養老さんとの対談は面白い。

  • 養老孟司さんとの対話が印象に残った。
    日本という小さな島国の環境で、均質化されてきた日本人。歴史上の外圧への反応も、生物学的な見地から捉えてくれると面白い。
    都会人はみんな田舎に参勤交代すべしとの言説、支持したい。人工物ではない自然なものをきちんと見て、触れて、たしかめる機会がないと、人間はすぐに忘れてしまう。一方で、自然の偉大さも恐ろしさも、えてして忘れがちなもの。
    関東大震災が人々にもたらしたPTSD、それから戦争へ続いていく流れも、なるほどなと。

    子供はこれから田舎や野山に連れて行こうっと。

  • 各界と言っても歴史なり日本の文化なり現状なりに一家言を持つ人たちとの対談。
    歴史家や歴史小説家との対談はどこかでぶつかり合うのではないかという緊迫感を感じるが、養老さんのような異分野の方との対談にはためになる話が多い。異質なものと触れ合うことで、気づかなかったことが鮮明になるというのはどこにも共通するようだ。

  • 少年の頃から古文書を読むことが趣味だったという変わり者の著者だが、NHKの歴史ドキュメンタリー番組ではゲストの話をちゃんと聞きながら、自分の意見もしっかり伝える如才ない司会っぷりに感心していた。

    この対談本も、期待通りの内容。

    しかし養老孟司は、この傑物たちの中でも抜けてる感があるなあ。

  • 日本史のリーダー史を考える。
    →今のところ、歴史という結果から主観的に想像した、ただの歴史好きたちの感想文にしか見えない。
    室町、戦国期の農民がなぜ刀を持ち、武装しなければいけなかったのか、その根本原因を見ていないように思える。 



    オタク同士が憶測に憶測を重ねるだけの無意味なもの。本は居酒屋の会話を載せてはいけない。実にくだらない一冊。(今のところ。)


    養老孟司さんの部分だけはとても面白かった。
    あとは特になし。

  • 信長と龍馬の話が多いですね。
    信長の異質性ってのはいろんな分野の人が思うんですね。
    また、大局で捉えると日本の歴史は東と西のシステムの交代なんですね。東の上位下達システムと、西の合議で自由なシステム。頼朝と家康の東のスタイルか。東京に住む自分は東のシステムで生きているのだろうか。少し行っただけでこんなにも文化圏が違うというのは奥深いし、現代も地続き。面白すぎる。
    また、戦後の人がモノに執着した理由、関東大震災の影響などが面白い

  • 歴女で最初に知ったのは「杏」さんだったな
    幕末史という飛びつきやすいトコロだな、と
    生温かい目で見ていたが、自分の考えも有り
    様々な書籍を読んでいるのが分かり、失礼な
    自分だったな・・・と反省

  • 自分一人ではどうしてもわからない日本史の謎があるとき、その道の専門家と対談すると思ってもみない方向から光が当てられ謎を解決する一助になるかもしれない。日本史上の謎とは例えば…日本列島人はどこから来たのか?古代以前にどのように混血したのか?戦国武将の身長、体重、血圧などは現在の定説で本当に正しいのか?江戸幕府が長く続いた理由は家康の長寿にも遠因があるといわれるが、家康個人の健康の秘訣(家康は自ら薬を調合するほど医療に詳しい)は現在の医学に照らしあわせてどのように論評できるか? 坂本龍馬を暗殺したのは結局誰だったのか?などなど。著者は「『対話本は中身が薄い』は嘘である」とはっきり書いている。なぜなら専門家が一人で自著を書くと答えたくない問いや答えにくい裏話を避けることができるが、対話本ではそれができないからだという。聞かれたら答えざるを得ないのである。またその人本来の地が出てしまうのも特徴である。まぁそういった穿った見方をしないでも本書は日本史に興味がある子供から日本史マニアの大人までが楽しめる面白エピソードに満ちているので気負うことなく、肩の力を抜いて読むことができる。また半藤一利氏や堺屋太一氏といったもうこの世にはいない超絶した記憶力と論理力のレジェンドの、今となっては聞けない貴重な語りが収録されている。詳細→
    https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou26603.html

  • 磯田氏と様々な専門家等の歴史対談集。

    オムニバスで読みやすいが、テーマがやや偏っている。面白かったのは、次のとおり。
    ・阿川佐和子さんとの対談では磯田氏の少年時代の凝り性の話が面白かった。探究型の子供と古文書を具に研究する磯田氏の今の姿が重なる
    ・篠田氏・斉藤氏とのDNA研究の話で、縄文ルーツを多く持つのが日本人の特徴、かつ歴史的に侵略が少ないからこその多様性というのも面白かった。
    ・中村氏との龍馬斬殺の謎における分析も面白かった。
    ・珠玉は出口氏との鎖国・開国論。出口氏が、何故鎖国したのか、その背景・原因を磯田氏から吸い上げ、磯田氏は鎖国あって人に投資せざるを得なかったことが開国後の発展要因と説明。自分が疑問に思っていたことを出口氏が問い、磯田氏がわかりやすくて解説するやりとりがとても面白かった。
    ・最後の半藤氏との幕末の延長としての昭和史も良かった。突然昭和があったのではなく幕末には既にその萌芽があったと。

    ということで、個人的には最初の方と最後の方に面白いテーマが集中していた結果、真ん中で挫折しそうになったが読み通して良かった。

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著者プロフィール

磯田道史
1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。茨城大学准教授、静岡文化芸術大学教授などを経て、2016年4月より国際日本文化研究センター准教授。『武士の家計簿』(新潮新書、新潮ドキュメント賞受賞)、『無私の日本人』(文春文庫)、『天災から日本史を読みなおす』(中公新書、日本エッセイストクラブ賞受賞)など著書多数。

「2022年 『日本史を暴く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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