特殊詐欺と連続強盗 変異する組織と手口 (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2024年5月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784166614554

作品紹介・あらすじ

イの司令部は海外にあった――。
世間をにぎわし続けている特殊詐欺や集団強盗事件、その手口は日に日に高度化しているようにみえる。本書は、「ワルとカネのクロニクル」をテーマに、80年代からのマネーをめぐる犯罪の流れを描き出す。
キーワードは、現ナマ重視の「デフレ犯罪」、「ファスト(拙速)犯罪」、「テクノロジーの進歩とグローバル化」だ。

みんなの感想まとめ

犯罪の手口や組織の変遷を追い、80年代のバブル期から現代に至るまでの特殊詐欺や強盗事件を深く掘り下げた内容が特徴です。著者は「デフレ犯罪」や「ファスト犯罪」といったキーワードを通じて、社会情勢とともに...

感想・レビュー・書評

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  • 最近の特殊詐欺や強盗事件を扱う本かと思いきや、内容は80年代のバブル期から現在まで、犯罪の手口や組織の変化をたどるもの。
    地上げや総会屋、ヤミ金、オレオレ詐欺、そして海外から指示が出る現代の特殊詐欺まで、社会情勢とともに“稼ぎ方”がどう変わってきたかが整理されている。

    「デフレ犯罪」「ファスト犯罪」といったキーワードを軸に、ニュースでは断片的に見える出来事が、長い流れの中で位置づけられる構成。
    反社やコンプライアンスの研修で聞く言葉の背景を、時代の変遷とともに把握できる内容だった。

  • 通常のニュースや、普段の見聞・行動範囲では目にしたり耳にすることがないような凶悪な事象も、社会のどこかでは必ず日常的に起こっている。日本で1億人、世界で何十億人もいれば、いろいろな地域や組織や人があって、それぞれが自分たちの原理や意志で、活動しており、学校で教える倫理や規範の埒外で生きている人も多数いることも、理解しておくべきだ。社会は無菌の実験室ではないし、選ばれた高潔な人たちだけのものでもない。著者のようなルポライターの記事について、真実性や当否を判断することは無論できないが、真実の一片は突いているだろうという確信はある。

  • 現在進行形の特殊詐欺の話はそこまで多くない。

    過去の日本における経済犯罪の歴史を知るにはいい本だと思う。

  • 2025.11.6 読了。

    2024年5月発行でかなり新しい。

  • 無知で自己抑制のできない一部の若者が可哀そうだ。悪い奴らは、雨後の筍の如く次から次へと現れる‼

  • ワルの金稼ぎの本質は「ショートカット」であり、一般の人が取る手続きやルール、法律を一足飛びで、その旨味に到達することを考えている。

    株や不動産を取り扱う「インフレ型」の犯罪と、
    現金・預金に手をつける「デフレ型」犯罪とに区分けしたのはとても参考になった。


    社会における経済関係を基盤にして、組織や文明、文化、政治、教育が規定されていくという「唯物史観」をどこか
    感じてしまう。犯罪の形も例外ではないのでしょうか。

  • バブル期から足元に至るまでの反社会的勢力の「歴史」「流れ」を把握する上で有益な一冊。
    但し、近時の指定暴力団やエセ右翼・エセ同和と半グレ集団の繋がり・関係性については、踏み込みが今ひとつだった。

  • インフレ型犯罪→デフレ型犯罪→その先の変異も

  •  近年起きている特殊詐欺と連続強盗の源泉を追う。

     ルフィ事件などのここ数年の事件の内幕ではなく、そこに至るまでのバブル頃から現在までの組織犯罪史的な内容。組織犯罪は経済事情や抗争激化による警察の介入などの影響を受けて時代と共に変化していったことがよく分かる。

  • 【ワルとカネはこんなに変わった!】地上げ、総会屋から、ヤミ金、オレオレ詐欺を経て、ネットを駆使し海外から操る「特殊詐欺」に。ワルの稼ぎ口の変遷を徹底取材。

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著者プロフィール

反権力ニュースサイト「TABLO」編集長。ブロマガ「ニコ生ナックルズ」発行人。フリーライター、編集者。
産経メディックス、三才ブックス、ワニマガジン、ミリオン出版、選択出版、「週刊朝日」編集部などに在籍。
ミリオン出版では「ダークサイドJAPAN」「実話ナックルズ」「ノンフィクスナックルズ」「THE HARD COREナックルズ」「実話ナックルズRARE」などの立ち上げや編集長を歴任。
著書に『生身の暴力論』『関東連合』『トラブルなう』『原発アウトロー青春白書』、共著に『僕たちの時代』など。

「2019年 『「かわいげ」は人生を切りひらく最強の武器になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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