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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166614608
作品紹介・あらすじ
ずっと生きづらさを抱えてきた私の人生は、
ある〝気づき〟をきっかけに46歳でリセットされた――。
それからはテレビや国政、次々と新しいことに挑戦。
60歳以降は書アートとシャンソンに夢中になり、
82歳でシニアハウスという「理想の死に場所」を見つけた。
第二の人生は何歳からだって遅くない。
老若男女すべての人を自由にする、
本当の自分を取り戻すための田嶋流人生論!
【本書の主な内容】
第1章 テレビは戦場だった
●初めて『笑っていいとも!』に出た日
●『ビートたけしのTVタックル』での戦い
●『そこまで言って委員会』での20年
第2章 46歳での解放――母との葛藤と和解
●恋と研究と私
●過去の自分と向き合えた
●母が抱えていた苦しみ
第3章 60歳から何でもできる
●歌手として認められたい
●書アートとの出会い
●お金は評価と捉える
●何歳からでも人生は輝く
第4章 シニアハウスという現在地
●「死に場所」を見つけた
●死も自分でデザインしたい
●お墓はカンベン
●自立すれば孤独を感じない
第5章 「自分」を生きるためのフェミニズム
●モヤモヤした気持ちを大切に
●男嫌いにはならなかった
●親も子も自立して生きる
●「自分らしく」もやめよう
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人生をリセットし、新たな挑戦を続ける姿を描いた本書は、特に女性たちに勇気を与える内容です。著者は、46歳での解放を経て、テレビ界での経験や母との葛藤を通じて自らを見つめ直し、60歳からは多彩な趣味に挑...
感想・レビュー・書評
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田嶋さんは、私たち女性たちを1人で背負い、私たちの前に立って守ってくれているような気がしていた。結構強い風を1人で受け、あるときは笑われ、馬鹿にされて、それでもなお田嶋さんは、私たちの前に立っていてくれるような気がしていた。
そんな田嶋さんを若い作家たちが再評価して、田嶋さんがまたこういう形で注目される。なんと嬉しいことではないかと思う。
女性たちの多くが、自分の家族との関係性に悩んでいる。田嶋さんもまた「早く結婚してほしい」と思う抑圧的な母親との関係性にずっと悩んでいたことが書かれている。
最後にお母さんとの関係が修復された後、お母さんが植木鉢に書いたメモ
「私は水が好きなのです。水がいないと留守番ができないのです。」それを見たとき
「私は声を上げて泣きました。母が詩のような文章を書いた。それが私にとって感動的なことでした。」
泣いている田嶋さんが目に浮かぶようだ。優しい田嶋さんは、それゆえにお母さんとの関係にずっと苦しんできただろう。愛のある束縛は逃れることは難しい。田嶋さんも何十年もかかった。
この本の中で印象に残った事
「文学には普遍性があると思われていますが、文学が女性差別を強化することもあります。そこに描かれた差別的な女の状況が文学固有の力で美化され正当化されるからです。そして読者の無意識の中で再生産されていく」
文学のもつ諸刃の剣的な側面が、私たちに与える影響を改めて感じた。
それからもう一つ。
田嶋さんは、SNSを一切見ないと言う。SNSの中傷に判断するのにも途方もない労力がかかるからだ。
「もし説得しようとすれば、相手の論理の組み立て方を学び直さなければできません。ときには論文1本書かなければいけないほど大変です。」
確かにそんなことに時間を使っている暇は無い。
田嶋さんはいつもたった一人で戦ってきた。多くのフェミニストたちも田嶋さんとは距離を置いた。ピエロ的な立場に田嶋さんを置いてけぼりにして。
そらでも田嶋さんは発言をやめなかった。なんと今も続けている。
この本を読んで(年下の私が言うのもおこがましいが)田島さんを抱きしめたくなった読者は多いのではないだろうか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田嶋さんのことは知っていましたが
この本で初めて知ったことがたくさんあり
とても面白かった。
彼女は昔、テレビをほとんど見ていなかった。
自分に声がかかるまで、『笑っていいとも!』
タモリさんのこと、どんなものか知らなかった。
『ビートたけしのTVタックル』もたけしさんも。
そしてとても多趣味で
どれも極めていること。
意外にたくさん恋をしている人だった!
ヨーロッパの人とも!
私は何より彼女の強さがうらやましい。
フェミニストという人たちとても重要な存在。
田嶋さんのことはとても立派で素敵だと思うけど
まだまだ行動も気持ちもそこまでいかないかな、私は。 -
頑固なフェミニストなのかと思っていたけれど全く違った。夫婦別姓を賛成しているけれど、法律が変わったとして実行してもいいし、しなくてもいい。大事なのは自由に自分の意思で選択できること。
それは田嶋さんが自分を確立することが出来たから。孤独も感じないし、とことん自分を信じているから他者のことにも寛容なのかしらと思った。何歳からでも挑戦できる。その自由も権利も私たちにはあると、田嶋陽子として教えてくれている。 -
フェミニスト田嶋陽子氏の自伝的な本。
1941年生まれ、
大学教授、研究者、参議院議員、シャンソン歌手、書道アート。TVにも出られて、多方面で活躍され、相当パワフルな方なのでは。
お墓は勘弁とか、ハイヒールの強制をやめる、女性の経済的自立などなど、今でこそ共感出来るけど、昭和の頃から主張されていたとすると、相当斬新だったのだろうな、と推測します。このような方が道をつくってこられたから、ようやく今現在があるのだなと。最後の章が良かったです。 「今を精一杯生きる。死もねむりの一つ。」
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367.1
25/11/4
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著者の本は『愛という名の支配』に続き2作目。前作は彼女の人生におけるフェミニズムを語りつくした代表作。こちらは戦時中の思い出や夢を諦めた少女期、恋をして自分を知り、自分のフェミニズムに到達するまでの中年期、そして母から解放された後、自分の思うままに生きたその後の人生をかいている。この本を書いたのは83歳とのこと。凄すぎる。
言葉一つ一つにパワーがあって、読み終わったあと、すっきりした気持ちになった。私もこれから老後に向けて生きていく指針と元気をもらった。
一番心に残った部分をp212から引用します。
『子どもを自分の思い通りにしようとするから親不孝が生まれます。親が勝手に期待することで子どもが「親不孝者」に変えられてしまうのです。自分の子どもであっても、人格を持った一人の人間ですから、人生の進路を強制することは身勝手です。親として自信のない人ほど、そういう振る舞いをしがちなものです』
心に刻んで子育てをしたいと思います。 -
新聞の連載記事を読んで興味を持った。連載で読んだことと重なるエピソードも多かったが、筆者がなぜ彼女なりのフェミニズムの考え方に至ったのかが、幼少期からの人生経験によることがよくわかり、読んでみて納得できた。
論理的で無いと言う意見もあるが、私は共感できる所が多々あった。 -
読了。先日、石丸さん関連の動画を探しているとテレビでコメントされてる動画があり驚いた。昔テレビを見てた頃は口うるさいおばちゃんやなと思っていた。上野千鶴子先生が褒めていたので、本を読んでみたいと思っていた。この年になってやっと受け入れることができた。
著者プロフィール
田嶋陽子の作品
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