韓国大乱 (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2025年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166614899

作品紹介・あらすじ

韓国大統領選前に必読!

尹錫悦大統領が45年ぶりとなる戒厳令を宣布して依頼、混乱が続く韓国。

なぜこのような事態が起こってしまったのか。
日韓関係は、李在明「共に民主党」代表が大統領に就任したらどうなるのか。

占いや宗教にすがる人々、熾烈な学歴競争など韓国社会の病理を描き、今後の日韓関係、東アジア情勢も読み解く。

韓国社会の闇に朝日新聞元ソウル支局長が迫る!

◎「韓国権力の法則」とは……
◎韓国の司法は、世論の動向に敏感
◎身内を罵詈雑言でののしる「次期大統領候補」の〝疑惑〟
◎大統領退任後、刑事被告人となった全斗煥と盧泰愚

●目次
はじめに
第1章  非常戒厳、何が起きたのか
     尹錫悦とは何者か
     妻の金建希は「顔も経歴もすべて真実がない女」
     「尹夫妻の間に愛情は存在するのか」
     朴槿恵やトランプとの違い ほか
第2章  権力者の軍隊から国民の軍隊へ
     「ソウルの春」とは何が違うのか
     旧日本軍から引き継いだDNA
     これで北朝鮮に勝てるのか ほか
第3章  歴代大統領の栄光と末路 
     朴正熙、権力を競わせた挙げ句に暗殺された権力者
     死刑宣告を受けた体験を活かした金大中
     パボ(ばか)と呼ばれた民主派、盧武鉉
     保守を衰退させた李明博と朴槿恵
     書店を開業して政治発信する文在寅
     「朝鮮王朝時代からの伝統」
     ■韓国歴代大統領の特徴と末路 ほか
第4章  韓国の民主主義は本物か
     「弾劾は朝鮮半島のDNA」
     民主主義を演出する専門業者
     BTSは奪い合いに
     「国格」と「映えの文化」
     「くそ親父」を意味する最凶ワード
     占い師との「不適切な関係」 ほか
第5章  北朝鮮と周辺国 韓国はこれからどうするのか
     米国ファーストで「核ドミノ現象」の恐れも
     対中戦略で韓国が抱く焦り
     尹政権は中国へ気を遣っていた
     良好だった日韓関係は……
     次期大統領候補の〝疑惑〟 ほか
おわりに

みんなの感想まとめ

非常戒厳の発出を背景に、韓国の政治と社会の現状を深く掘り下げた作品は、韓国社会の複雑さと歴史を明らかにします。著者は、尹錫悦大統領の戒厳令を中立的に分析し、歴代大統領の多様なキャラクターや彼らの末路を...

感想・レビュー・書評

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  • 非常に面白かった。ユン元大統領の戒厳令については否定でありながら完成に進歩に傾いた主張でもなく割と中立に書かれていたと思う。
    特に歴代大統領のキャラがよく分かって知らない一面もあり面白かった。
    歴代大統領の末路については、1人だけめっちゃ平和な人がいて思わず笑ってしまう書き方だった。
    亡命射殺死刑判決逮捕自殺の中に文在寅氏だけ故郷で書店を開業。

  • 韓国社会に興味があるため購入しました。筆者の牧野愛博さんは、韓国に関する著作がたくさんある方です。この本は昨年12月に尹大統領が非常戒厳を発出した背景やその状況を詳しく教えてくれます。私は尹大統領が就任され、日本と韓国がお互いに信頼できる関係になりつつあると思っていましたので、尹大統領が大統領失職となったことは非常に残念だと思っています。韓国の現在が知りたい方にはお薦めします。ありがとうございました。

  •  読みやすいながら、非常戒厳とその後、韓国軍の変化と現状、歴代大統領評、諸々の社会問題、北朝鮮と盛沢山。非常戒厳の経緯等をまとまった形で読めるのはありがたい。陰謀論にはまった思いつきの戒厳は多方面に深い傷跡を残したようだ。
     著者は「権力者の軍隊から国民の軍隊へ」という韓国軍の変化自体は望ましいとしつつ、政治家の顔色を窺う点を「副作用」と呼び、軍人の質の低下の一因とする。また少子高齢化やパワハラの悩みは日本とも共通だ。
     他の内政評を見ると、保守・進歩を問わず柔軟性の欠如に厳しい著者の視点が分かる。市民運動系の反対を押し切った盧武鉉のイラク派兵や、光州事件はともかく全斗煥の行政能力には好評価。逆に「保守を衰退させた」李明博と朴槿恵、持論に固執した文在寅には厳しい。
     社会面の指摘は、政治にも影響を与える宗教や占いの隆盛、「イベント政治」と「映えの文化」、崩れた長幼の序と貧困老人、「医療大乱」、ジェンダー対立、学歴社会とソウル一極集中等。
     外政面の指摘色々。非常戒厳は北朝鮮には「追い風」、米国には「同盟国に対する裏切り」。トランプ政権下での在韓米軍の縮小再編や北朝鮮核保有追認の可能性。日米韓の枠組みの中でのズレ。今後の日韓関係。李在明なら、魏聖洛ら外交ブレーンより元学生運動家の方が強い立ち位置。

  • 韓国で起きていることの理解の整理のため、読んでみました。もちろん、著者の見方というフィルターが通っていますが、偏りない内容(尹大統領に肩入れするでもなく批判するでもなく)で現在の韓国の状況とそこに至った経緯(の周辺)がよくまとまっているのではないでしょうか。

  • 尹大統領の罷免が決定し、大統領選挙が、実施されるようだが、この国は、何を目指したいのか、よくわからないが、本書は、その一部をわかりやすく、解き明かしてくれる。この厄介な隣人と付き合っていく一助となる。

  • 戒厳令を発し倒幕した伊政権を中心に、戦後韓国の歴代政権の変遷を追い、韓国の民主化の真偽を問う

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著者プロフィール

朝日新聞ソウル支局長。1965年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、大阪商船三井船舶(現・商船三井)に勤務し、1991年、朝日新聞社入社。瀬戸通信局、政治部、販売局、機動特派員兼国際報道部次長、全米民主主義基金(NED)客員研究員などを経て現職。著書に『北朝鮮秘録 軍・経済・世襲権力の内幕』(文春新書)、『戦争前夜 米朝交渉から見えた日本有事』(文藝春秋)がある。

「2017年 『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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