青年は荒野をめざす (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 336
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167100018

感想・レビュー・書評

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  • 中学受験が終わったあと、通っていた塾の講師からもらったこの本が、思えば僕が初めて読んだ、大人向けの現代小説だったかも知れない。描かれているのは60年代、横浜からヨーロッパへ向けて旅立つ20歳の青年の話しだし、知らない世界ばかりだったのに、すごく衝撃を受けたのを覚えてる。あの塾の講師は、多分大学生のバイトだったんだ、なんで彼がこの本を僕にくれたのか、今さら聞いてみたい。背表紙の裏に「荒野へ!」と書いてくれた彼のロマンチシズムを、今なら理解出来るかも知れないから。30年近く前か…。
    五木寛之の初期の代表作。その後いろいろ読んだ。青春の門、四季シリーズあたりまでは読みあさったけど、ご本人もお年を召されて最近はあまりペンをもたれてないみたいだけど、また読んでみよっかな。

  • この本は大学で知り合った証券マンの方に頂いた。
    夢中になって読み、ジュンにようにシベリア経由で欧州を旅してみたいと夢見た。「青年は荒野をめざす」というタイトルも良い。自分もそうありたいと願った。
    現代社会・・・日々生きている世界が荒野のようであり、旅に荒野はないのかもしれない。しかし、この本を読んだ当時の気持ちを思い返すと、「希望をもって、自分らしく生きる」というふうに言い直すこともできる。いまを生きる若者に自分探しの物語として読んで欲しいと願う良書である。

  • 2017年3月18日に紹介されました!

  • 新書文庫

  • 高2だったと思う。強く、外国特にヨーロッパに行きたいと、影響を受けた本。
    いざ、フリーセックスの北欧へ!現実はそんなでもなかった。馬鹿だね、僕の青春。。

  • なんだか、表層的だし、浅い感じがする。
    かつての若い人が、こぞって読んだらしいが、
    表現の古さもあるかもしれないけど、
    感じるものは少なかった。
    こういう作品は、フィクションでなく、
    ノンフィクション的なものを期待するからだと思う。
    主人公が、確固として作者であるような
    私小説的な書き方なら、もう少し
    心に響くのだけれど。

  • 学生時代に何かの本だったかで薦められていたを読んで手に取った本。
    内容は既におぼろげ。若いうちの旅というのはいいものだ。

  • 吉野朔美さんの『少年は荒野をめざす』というマンガを十代の頃いたく愛読しておりまして、まあそのタイトルが一種これのパロディだったわけで、いつか元ネタともいうべきこの本も読みたいなあと思っていました。今となっては古い時代の青春小説なのですが、その70年代の空気が逆に今はノスタルジックに新鮮だったり、それでいて青年の悩みというのは時代に関わらず普遍的であったりして、今読んでも充分共感できる小説でした。

  • 2012.8.22 家の本
    若い頃も、これからも冒険なんてまったくしないので、気分だけジュンの旅に付いて行ってみる。

  • 読み終わった今の感想は、「あーーーハードなバップが聴きたい!」です(笑)それか「旅行行きたーーーい」かな)


    五木寛之氏の作品は、「他力」「不安の力」等といった比較的新しいエッセイ(系)の作品は読んでいるのですが、小説は初めてだったりします(苦笑・・・・)

    ジャズトランペッターの主人公(20歳)は、周囲の人間から
    「おまえさんの演奏には何かが欠けている」
    「ジャズはハングリーアートなんだ、おまえさんには苦労が足りない」
    といった指摘を受けた事を機会に、「自分はもっと苦労をしなければいけない」ということで放浪の旅にでます。

    横浜→ロシア→フィンランド→スウェーデン→デンマーク→フランス→スペイン
    そして新たな「荒野」アメリカへ。

    訪れる先々で出会った多くの人たちにもまれていく中で、主人公が人としてして成長していく様を描いた内容。
    (アメリカへ渡る前に父に書いた手紙の中では「人間の生活の中で自分の学問をしました。大学は外にあるものではなく、自分の周囲にあるものと思っています」と書かれている)

    ジャズ(音楽)は作品における1つの手段。
    「人は人によって磨かれる」「青年らしく夢をもって生きる」「常識を疑う」、あるいは「自尊心を失わない、克己心を養う」

    そんな事を訴えかけてくる内容。

    青年とよばれる年代の人は、自分の可能性を改めて感じるだろうし、壮年・中年(以上)の人には、忘れていた何かを思い出させてくれる、そんな作品です。

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著者プロフィール

五木寛之

1932年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり、47年に引き揚げる。52年早稲田大学露文科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。また英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。02年菊池寛賞を受賞。10年に刊行された『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞。『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ、2017年)は30万部のベストセラーとなり、孤独ブームを生み出した。

「2020年 『回想のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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