青年は荒野をめざす (文春文庫 100-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167100018

感想・レビュー・書評

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  • 書かれた時代の60年代後半の日本の高揚感が伝わってきた。10代後半に出会いたかった。さあ荒野にいくとするか…

  • 息子ができたら読ませたい本!
    どこ行っちゃうかわからないけど!
    w

  • 昔働いていたバイト先にいた人が、この本を読んで実際に旅に出たという話を聞いて、読んでみることにした。
    旅って、ほんといいよなぁ。
    読みながら、私も旅したくなった。
    でも私の場合、何かを見つける旅というよりも、何かから逃避する旅になりそう^^;
    旅をするなら、何か目的を持って旅をするのがいいのかも。

  • やはり偉大な作家は音楽に詳しい。
    出来れば10代後半か大学生の頃に読みたかった本。

  • 20歳のジュンが本物のジャズとは何かを目指し、船に乗り世界を周る物語。「何かを追い求める心」は、たぶん過去の人も未来の人もどの国の人も永遠に忘れることはないんだろうな。
    永遠になにか自分の理想とするものを目指し前に進もうとする姿は、たぶん永遠にかっこいいんだろうなぁ。

    気になる文章
    ・「卑劣な人殺しだって感動的な音楽を奏でることもあり得る。音楽とは、そんな残酷な、非人間的なものなんだ。」
    ・「どんな人間にもある共通性を表現するのが音楽だと思うんだ。」

    小説に関して詳しくはないけど、たぶんこれはいい小説なんだと思う。考えこんでしまう。

  • ドイツにバックパッカーで行く前に読んだ小説。なんか、旅の前だったこともあってなかなかわくわくした。いつまでも挑戦する気持ちを持ち続けていれば誰しもが青年だというまとめ、だったかな?素敵

  • @yonda4
    人生をスウィングさせたい?

    Yesの「Y」の字だけでも心に浮かんだら、本書をぜひご一読を。

    「スウィングとは何か。(中略)二つの対立する感情が同時に緊張を保って感覚されるような状態の中で、激しく燃焼する生命力」(本書より)

    感情が摩擦を起こすとスウィングできる!でもなかなか対立する二つの感情なんて持ち合わせない。

    ところが、ジュンの本当のジャズを探す旅に付き合っていたら、俺も自分がスウィングできる場所を探す旅に出発していた!

    まだまだまとまるには早すぎる!

  • 40年前の本とは思えないくらいリアル。シベリア鉄道は当事は移動するだけのものだったのかな? シベリア鉄道の旅がまったく描かれていないのは残念。もう立派な中年だけど、荒野を目指したいなー。っていうか、「荒野」真っ只中にいるような気もするが・・・。

  • ・6/3 読了.

  • 「少年は荒野をめざす」の元ネタ、ということで手に取ってみました。青春モノといえばそれまでですが、ある種の温かさが眩しい。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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