青年は荒野をめざす (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.69
  • (38)
  • (41)
  • (77)
  • (1)
  • (3)
本棚登録 : 327
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167100018

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 中学受験が終わったあと、通っていた塾の講師からもらったこの本が、思えば僕が初めて読んだ、大人向けの現代小説だったかも知れない。描かれているのは60年代、横浜からヨーロッパへ向けて旅立つ20歳の青年の話しだし、知らない世界ばかりだったのに、すごく衝撃を受けたのを覚えてる。あの塾の講師は、多分大学生のバイトだったんだ、なんで彼がこの本を僕にくれたのか、今さら聞いてみたい。背表紙の裏に「荒野へ!」と書いてくれた彼のロマンチシズムを、今なら理解出来るかも知れないから。30年近く前か…。
    五木寛之の初期の代表作。その後いろいろ読んだ。青春の門、四季シリーズあたりまでは読みあさったけど、ご本人もお年を召されて最近はあまりペンをもたれてないみたいだけど、また読んでみよっかな。

  • この本は大学で知り合った証券マンの方に頂いた。
    夢中になって読み、ジュンにようにシベリア経由で欧州を旅してみたいと夢見た。「青年は荒野をめざす」というタイトルも良い。自分もそうありたいと願った。
    現代社会・・・日々生きている世界が荒野のようであり、旅に荒野はないのかもしれない。しかし、この本を読んだ当時の気持ちを思い返すと、「希望をもって、自分らしく生きる」というふうに言い直すこともできる。いまを生きる若者に自分探しの物語として読んで欲しいと願う良書である。

  • 2017年3月18日に紹介されました!

  • 新書文庫

  • 高2だったと思う。強く、外国特にヨーロッパに行きたいと、影響を受けた本。
    いざ、フリーセックスの北欧へ!現実はそんなでもなかった。馬鹿だね、僕の青春。。

  • なんだか、表層的だし、浅い感じがする。
    かつての若い人が、こぞって読んだらしいが、
    表現の古さもあるかもしれないけど、
    感じるものは少なかった。
    こういう作品は、フィクションでなく、
    ノンフィクション的なものを期待するからだと思う。
    主人公が、確固として作者であるような
    私小説的な書き方なら、もう少し
    心に響くのだけれど。

  • 学生時代に何かの本だったかで薦められていたを読んで手に取った本。
    内容は既におぼろげ。若いうちの旅というのはいいものだ。

  • 吉野朔美さんの『少年は荒野をめざす』というマンガを十代の頃いたく愛読しておりまして、まあそのタイトルが一種これのパロディだったわけで、いつか元ネタともいうべきこの本も読みたいなあと思っていました。今となっては古い時代の青春小説なのですが、その70年代の空気が逆に今はノスタルジックに新鮮だったり、それでいて青年の悩みというのは時代に関わらず普遍的であったりして、今読んでも充分共感できる小説でした。

  • 2012.8.22 家の本
    若い頃も、これからも冒険なんてまったくしないので、気分だけジュンの旅に付いて行ってみる。

  • 読み終わった今の感想は、「あーーーハードなバップが聴きたい!」です(笑)それか「旅行行きたーーーい」かな)


    五木寛之氏の作品は、「他力」「不安の力」等といった比較的新しいエッセイ(系)の作品は読んでいるのですが、小説は初めてだったりします(苦笑・・・・)

    ジャズトランペッターの主人公(20歳)は、周囲の人間から
    「おまえさんの演奏には何かが欠けている」
    「ジャズはハングリーアートなんだ、おまえさんには苦労が足りない」
    といった指摘を受けた事を機会に、「自分はもっと苦労をしなければいけない」ということで放浪の旅にでます。

    横浜→ロシア→フィンランド→スウェーデン→デンマーク→フランス→スペイン
    そして新たな「荒野」アメリカへ。

    訪れる先々で出会った多くの人たちにもまれていく中で、主人公が人としてして成長していく様を描いた内容。
    (アメリカへ渡る前に父に書いた手紙の中では「人間の生活の中で自分の学問をしました。大学は外にあるものではなく、自分の周囲にあるものと思っています」と書かれている)

    ジャズ(音楽)は作品における1つの手段。
    「人は人によって磨かれる」「青年らしく夢をもって生きる」「常識を疑う」、あるいは「自尊心を失わない、克己心を養う」

    そんな事を訴えかけてくる内容。

    青年とよばれる年代の人は、自分の可能性を改めて感じるだろうし、壮年・中年(以上)の人には、忘れていた何かを思い出させてくれる、そんな作品です。

  • 書かれた時代の60年代後半の日本の高揚感が伝わってきた。10代後半に出会いたかった。さあ荒野にいくとするか…

  • 息子ができたら読ませたい本!
    どこ行っちゃうかわからないけど!
    w

  • 昔働いていたバイト先にいた人が、この本を読んで実際に旅に出たという話を聞いて、読んでみることにした。
    旅って、ほんといいよなぁ。
    読みながら、私も旅したくなった。
    でも私の場合、何かを見つける旅というよりも、何かから逃避する旅になりそう^^;
    旅をするなら、何か目的を持って旅をするのがいいのかも。

  • やはり偉大な作家は音楽に詳しい。
    出来れば10代後半か大学生の頃に読みたかった本。

  • 20歳のジュンが本物のジャズとは何かを目指し、船に乗り世界を周る物語。「何かを追い求める心」は、たぶん過去の人も未来の人もどの国の人も永遠に忘れることはないんだろうな。
    永遠になにか自分の理想とするものを目指し前に進もうとする姿は、たぶん永遠にかっこいいんだろうなぁ。

    気になる文章
    ・「卑劣な人殺しだって感動的な音楽を奏でることもあり得る。音楽とは、そんな残酷な、非人間的なものなんだ。」
    ・「どんな人間にもある共通性を表現するのが音楽だと思うんだ。」

    小説に関して詳しくはないけど、たぶんこれはいい小説なんだと思う。考えこんでしまう。

  • ドイツにバックパッカーで行く前に読んだ小説。なんか、旅の前だったこともあってなかなかわくわくした。いつまでも挑戦する気持ちを持ち続けていれば誰しもが青年だというまとめ、だったかな?素敵

  • @yonda4
    人生をスウィングさせたい?

    Yesの「Y」の字だけでも心に浮かんだら、本書をぜひご一読を。

    「スウィングとは何か。(中略)二つの対立する感情が同時に緊張を保って感覚されるような状態の中で、激しく燃焼する生命力」(本書より)

    感情が摩擦を起こすとスウィングできる!でもなかなか対立する二つの感情なんて持ち合わせない。

    ところが、ジュンの本当のジャズを探す旅に付き合っていたら、俺も自分がスウィングできる場所を探す旅に出発していた!

    まだまだまとまるには早すぎる!

  • 40年前の本とは思えないくらいリアル。シベリア鉄道は当事は移動するだけのものだったのかな? シベリア鉄道の旅がまったく描かれていないのは残念。もう立派な中年だけど、荒野を目指したいなー。っていうか、「荒野」真っ只中にいるような気もするが・・・。

  • ・6/3 読了.

  • 「少年は荒野をめざす」の元ネタ、ということで手に取ってみました。青春モノといえばそれまでですが、ある種の温かさが眩しい。

  • 学生の頃読んだけど共感できなかった。無気力世代ですもの。

  • 10年前、19歳のときに読んだ。ちょうどテレビで、安藤政信が主人公のリメイク版をドラマでやっていて、そのタイトルに惹かれ小説を手に取りました。

    同じ小説を二度読むことはあまりしません。なんだか時間がもったいなく感じてしまいます。しかしなんとなく新しいものに進んでいくことがつかれてしまって、この本をもう一度読み始めました。
     決して文章がうまいとは思わないし、なんというか根底に流れている思想的なものも肌に合うわけではないのですが、一種宗教的な人生への問いかけは心をつかんで離さない強さがあった。

     必ずしも善人が美しい音楽を作るわけではない。この辺は自分にとっても相当なジレンマとしていまだに残っています。

    09/12/4

  • ジャズの話!

  • だいぶ前(高校生のときなのでざっと10年以上前)に読んだ本。
    描かれている時代は違えど、シベリアから欧州への旅に憧れました。10年以上経った今でも根底にある思いはこれに基づいたもので、特に東欧のイメージについては、いまだにこの本に頼り切ったままです。
    主人公ジュンがトランペット一つ持って旅に出るのは1960年代。それから50年近く経った現代に、当時の熱気を蘇らせてくれる1冊。
    ジャズとは? セックスとは? 人間とは?
    青年は荒野をめざす。
    生きる姿を描いた、現代の小説ではなかなか体感できない熱気のこもった小説です。

  • 人生は何度でも新しくなる。

  • この本を紹介するのは少しばかり恥ずかしい。
    だって、この本こそが今の自分の根っこになってることは間違いないから。

    初めて読んだのは小学生の頃のこと。
    きっかけは、フォーククルセイダースの同名の曲がなんとなく気にいっていたから。

    幼き頃は、この主人公のように楽器を片手にシベリア経由で…
    なんて思ってましたね、ハイ。

    楽器片手に、二度と帰ってこないつもりで海を渡った時にも、小学生の頃に買った
    この本をデイバックにつめていたのはもちろんのことです。

    僕にとっては、隠れバイブルみたいな本です。




  • いつも、道に迷ったり落ち込んだりすると
    読む本です。

    ってBlogで二回くらいはちょこちょこ紹介してるんですけどねw

    大学時代にやっておくべきだったことの中に
    バックパッカーという夢がありますが
    これは結構バックパッカーに近い人の話です。

    シベリア鉄道とか乗ってみたいですね。そんなに
    ロシアに興味はないけれど、エルミタージュ美術館にも行きたいし。

    いつもエネルギーをくれる本。
    引っ越しをしても何があっても絶対に持っていく一冊です。

  • 2008/6/30

    友人に借りて読む。
    どうも合わなかった模様。

    エッセイの方は好きなのだけど、
    小説の方はあまりにも陳腐に思えてしまう。
    最近、古典的名著を多く読んでいるせいかもしれない。

  • リシュリュー氏との話がやばいすぎます。

  • ジャズとは?セックスとは?
    主人公について回る、素朴で果てない疑問。

    ただの紀行本と違い、テーマがずっと一貫しているところが面白い。
    自分が本を書くときは、こんな形式もいいかも。

全51件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

作家

「2018年 『人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五木寛之の作品

青年は荒野をめざす (文春文庫)を本棚に登録しているひと

新しい本棚登録 1
ツイートする