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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167100032
みんなの感想まとめ
群像劇を通じて、時代の移り変わりと人々の生き様が描かれる本作は、特にスキーをテーマにした作品としてその魅力を発揮しています。プロスキー界に関わる多様なキャラクターたちが、仕事や結婚、自己探求に悩む姿は...
感想・レビュー・書評
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期待していたとおり雰囲気ムンムンで大満足。五木寛之の律儀な情景描写がいちいち時代を感じさせる。齢30を迎えたプロスキー界に携わるテレビ屋・新聞屋・コンツェルンのオーナーの御曹司(このワードがもう古い)その他の面々が仕事に結婚に己の生き方を悩む群像劇が主題なわけだけども、今日の引退済世代が青かった頃の話なんだなあと思うとなんとも言えない切なさがある。スキーの疾走感と主要人物が各々の道へと突き進んでいく様とを重ね合わせる終幕の構成は純粋に感動。
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以前、家族旅行で訪れた金沢で興味本位で立ち寄った金沢文芸館。そこにあった五木寛之コーナー。親鸞や下山の思想などの著書は読んだことがあったが、展示されていた著作の多さには圧倒された。そこで気になったのが『樹氷』。個人的に毎年冬には蔵王へ行って樹氷を愛でていることで興味が湧き手にしたが、これが自分が産まれた数ヶ月前に発表された古い作品であった。蔵王にスキーリゾートを建設しようと出てくるだけで、あまり蔵王は登場しない。しかし、スキーが流行った時代を感じさせる五木作品に天晴れである。
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