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Amazon.co.jp ・本 (204ページ) / ISBN・EAN: 9784167104245
みんなの感想まとめ
心の触れ合いをテーマにしたこの作品は、亡き美女を中心に展開する男女の複雑な関係を描いています。重苦しい雰囲気を持ちながらも、温かみのある表現が印象的で、読者は優しい気持ちで物語を進めることができます。...
感想・レビュー・書評
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1人の亡き美女を取り巻く、4人の男女の心の触れ合い。
重苦しい場面や雰囲気も、温かみある一流の表現で優しい気持ちで読み進められる。明治の文豪のなせる技か。
昭和37年のNHKラジオ小説だったらしい。願わくばリアルタイムで味わいたかった!心がほぐれました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確か10年ほど前、自分が恋愛でドタバタしていて事が落ち着いた時に、何の巡りかこの本に出会った。リズミカルに静かに堂々と穏やかな、なんという感じかなぁ。。。とてもすがすがしい、恋や愛について。。名作だよ。
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「不審な女の登場によって翳る妻の心理─男女のめぐりあいの数奇な運命のなかで互いにたぐりよせた愛
の絆とは何であったのか。それは二人の青春のドラマを再確認する道程なのだろうか」
――井上靖ばかりを読んでいます。とりあえず、制覇したいと思います。この人の本は。だっていいんで
すもん!人生の肥やしになるような作品ばかり。 さて、「遠い海」です。この人はホントに心情描写が
うまいと思います。男女の関係にしたって、親や子の気持ちにしたって。そんで絶対心の魅力的な人物が
でてきますね。男性の。こんな性格の人になれたら、こんな風に生きられたら。そう思ってばかりいま
す。 この小説はなんか不倫ものぽい感じです。妻は、夫の背後に見え隠れする不審な女性の影に気付
く。そんなはずはない、と夫を信じようとするが・・。 うーん。正直夫婦の話ってまだよくわかんない
んですけど、それでも良質だなって思いました。「人は誰でも心に、遠い海のように澄んだ部分を持って
いる」そうなんだよね。深く考えすぎると腑に落ちないけど、最初この文章読んだ時、あ、そうだなって
妙に納得した。今も印象に残っていて、自分の心の遠い海はどんなのだろうと時々ふっと思い出したよう
に考えます――
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「あんな娘、嫌い」とゆう波子がかわいらしい。遠い海を持たないけれど、素直。4角関係の恋愛劇。すごくテンポが良くて楽しめた。
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初やすっさん。
読みやすくて、会話のテンポがいい。
「なんかよかった!」っていつもの僕なら言うでしょう。なので今回も言います。
なんかよかった! -
それぞれが気付く、己の気持ちに「遠い海」と名付けて、それ以上ははっきりと述べられていないのに、読んでる方は理解できる。それがすごく面白い。
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「人間というものは、みんな遠くに見える海のようなものをもっていますよ・・・・・・そこだけが青く澄んでいます」
遠い海とは、人が持つ「遠くにあって、憧れるもの。透明で清らかなもの」。美しいですね。
表紙絵の「遠い海」の絵もイメージにぴったりで素敵。
今年の大河(井上靖原作!)の『風林火山』を見ていますが、甲斐の山国で育った武田信玄は心の中で海に憧れ、信濃から北陸へ出ようとしたと描かれています(この作品に限らず)。もしそうなら、信玄の「遠い海」はまさに遠い海、ですね。
「井上の作品には、もともと中心にひとつの静かな絵画的イメージを抱いているものが多く、それが作品の主題及び気分を代表的に語っている。つまりは象徴的な心象風景ということである」(解説より)
円藤という人は、とても純粋な人ですね〜。井上靖というより、村上春樹の小説に出てきそうな「純文学な人」。 -
ドロドロしすぎてなく、かといって幸せボケの話じゃない。いいバランスがとれている。
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