- 文藝春秋 (1983年2月10日発売)
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感想 : 17件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167105518
みんなの感想まとめ
歴史や文化を深く掘り下げた対談集であり、二人の著名な作家がそれぞれの視点から中国を考察しています。司馬遼太郎と陳舜臣の対話は、彼らの作品同様に清新で率直な表現が魅力的で、読者を惹きつけます。特にシルク...
感想・レビュー・書評
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二人の作品は過去も現在もよく読んでいる。各々の作品は世界観や思考・文体のテイストが自分の感性に合い、清新で爽快な世界に浸らせてくれる。
司馬が大坂外大モンゴル語学科で一年先輩、陳はインド語学科出身で共に歴史や人間存在への造詣の深さと見識の広さでは甲乙つけ難い存在と思っている。主に日本や中国の歴史小説を書いている作家同士の対談集であり、小ぶりで薄い文庫本だが古本屋の店頭で目にして、書くのとは違って対談ではどんな話をするのか、本音ではどんな事に関心を持っているのか強い興味が湧いた。案の定小説や評論の文章以上にリアルで率直にそれぞれの心の情景を思いきった表現で披露している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初訪に先立ち手に取るも、結局は渡航前には完遂できず戻ってからの読了。今回は再読でレビューをたどるともう5年も前の事だったらしい。その5年の間に自身の台中韓蒙あたりへの理解度は増したのだろうかというと、そうでもないらしいという哀しい事実が今回の再読によって露呈した。
陳舜臣というひとはシバさんつながりで「知ってるおじさん」という感が強い。未だ彼の作品には恐れ多くて手を出しかねているのだけれど、この機会に漕ぎだしてみるのもいいのかもしれない。そうすれば5年前の自分が達成したいと思っていたこと、「作品の合間に本書に戻ってくる」というのが実現できるかも。
そんな陳さんが亡くなってからももう1年以上が過ぎた。神戸元町には「陳舜臣アジア文藝館」なるものが開設され、ウェブ情報をみる限りご遺族とみられる方が運営に携わられているようだ。次に神戸を訪ねた際に行きたい場所として掲げ、それまでに彼の残した活字にももっと溺れてみたい。 -
『対談 中国を考える』司馬遼太郎×陳舜臣 2017.11.24読了
資格勉強中の半年間放置してた対談本を読み終えました。特にシルクロードのお話が面白かった!古本にお茶ぶちまけてさらに年季入ってます。次の『日本人を考える』はS40年代のもの。司馬さんが各界の識者と日本について面白おかしく語る対談集なのだがH30年の目線で読むのでツッコミどころ満載で楽しい。月三冊読むという2017年の目標は三月坊主でした。 -
非────常────に面白かったです。両者の名前だけで充分満腹の予感でしたが、期待を遥かに超える内容でした。しかもお二人は大阪の同窓ということで。最高に楽しい対談だったことでしょう。
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「中国は巨大な人口と広大な平らな土地、さらにそれぞれ条件の非常に違う地帯(農耕、遊牧、商業)を持った国だから、そこにはいろいろな物の考え方がおこり、大文明の起こる下地がある。これは、日本やイギリスなどの単一人種、言語の国では起こらない」
という一文があったが、自分にとって今後中国を見聞きする時の物差しなると思う。 -
巨匠お二人の知識の幅広さと深さに脱帽。中国の歴史や日本に与えた影響について、さらに興味が深まった。
ただ、令和の読者としては、司馬遼太郎が戦後の中国共産党を「素朴な善政者」のように捉えている部分には非常に違和感を覚えた。そういえば、私の祖父も「中国は本当に寛容な国だ。あれだけ日本が迷惑をかけたのに、戦後賠償金を取らなかった」と言っていたことを思い出したが、今考えてみれば、日本から円借款という形で長期的に搾取しようとする中国の戦略に絡め取られていたことがよく分かる。
「孫子の兵法」にもあるように、戦わずして相手を制するのは中国の伝統的な戦略のひとつだ。それを考えると、司馬遼太郎ですらこの長期的な策謀を見抜けていなかったことは、実に興味深い。 -
談天半天 半日ダベル。
礼記
善く歌う者は、人をしてその声をつがしむ
善く問う者は、堅木をおさむるがごとし、
その易きを先にしその節目を後にす。
ジンギスカン(成吉思汗)フビライ(忽必烈)
中国では法律より道徳が先行する。
日本では道徳よりも法律が先行する。
人間から考えるという発想を日本人の場合は
公害で初めて気がついた。
明治以来、国民という発想だけで住民という考え方はなかった。
1871年 日本漂流民殺害事件
琉球国の島民 66人が、台湾の東南海岸に漂着し、
そのうち54人が山地人に殺された。
1872年 琉球国を琉球藩にした。
1874年 西郷従道が、台湾東部を征服
大久保が北京へ行く
1885年 清国は、台湾を台湾省に昇格
1894年 日清戦争
1895年 下関条約 台湾は日本領となる。
中国の春秋戦国というのは、
金属生産が飛躍的に上がって、
それに伴って農業生産が上がり、
学者、思想家、発明家、戦術家という遊民を生み、
養うまでになった。 -
こりゃ、すごい。
こんな知識のもと、中国を世界を語れたらなんと楽しいかと思う。
俺も気になるぞ、史上最強においしいといわれる果物。 -
事務所にある未処理本を借りてきて読んだ本。二人の膨大な知識を垣間見れる。かなり面白いし、サックリ読める。
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作家の司馬氏と陳氏が中国を語る。
この対談が行われたのは1970年代。
「中国3000年」と呼ばれる大国の歴史、それにかかわる周辺国(日本含む)の歴史を語りつくす。
昔、皇帝が軍を遠方に派遣したままそれを忘れてしまったり
(軍が遠征先に着くまで3年!!)
その忘れられた軍がそのまま土着し、新しい文化を作ったり
これは中国の広大さを示すエピソードの一つ
特に面白く読めたのは
西域(中国西域・シルクロード)について語るところ
砂漠地帯に拓けたこのルート
そこに住むウイグルなどの民族や歴史、その風習について語る。
司馬氏は少年時代からこの地域にあこがれていた。
西域について語るときは、少年の心に戻ってしまうようだ。 -
・7/22 読了.実は随分前から読んでいた.ただ、読了までに時間がかかったのは、この二人はよく分かっている地理的情報がこっちはさっぱり分からなかったり、時々何についての話題かもよく分からない状況だったので、何度も戻って読み直したりしていたからだ.勿論普段通り日経を読むのと中国語のテキスト読むための時間を取られてるからということもあるが.
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おもしろい。
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司馬遼も陳舜臣も見事な白髪である.司馬晩年の対談だと思うが,「私は大病をしたことがなく」と言っているところがあって,この人も鈍感の部類なのかとも思った.ともあれ双方博覧強記,話題豊富にして談論風発,本は薄いが実に中身の濃い対談.ちょっと引っ掛かったのは,オーストラリアにスパイ機関があることを司馬遼が軽く揶揄してるのだが,これはちょっと平和呆けではないかな.どんな長閑に見える国だって諜報は必要でしょうに.
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司馬遼太郎の作品
