菜の花の沖 (二) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1987年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167105532

みんなの感想まとめ

物語は、無名の百姓上がりの船乗りが、故郷に名を馳せるために命がけで挑戦する姿を描いています。主人公の嘉兵衛は、自らの船を手に入れ、かつての苦い思い出がある場所で人々に迎えられます。彼は、農業と漁業、武...

感想・レビュー・書評

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  • 嘉兵衛中古(事故)船ながら、自らの船を獲得。
    改めて知ったことは下記の通り。
    ・江戸幕府による船舶の規制が多かったこと。
    ・鰹節が実は熊野地方の名産であったこと。
    ・室町時代に徳が富と同義となったこと。
    ・江戸時代にすでにあったいじめの文化は、中国にはない日本独特のものであった。漢字、漢語に「意地悪、いじめる、いびる」ということばがない。

    ・船舶の規制の趣旨は分からなかったが、日本を統治した政府は諸外国に比べ規制が多く、日本人はそういったことに慣れている民族なのかと思った。

  • 好きな内容の雑誌は読んでいて愉しいが繰り返し見ているとやっぱり飽きてくるんだよな。こんな事を云ってはわざわざ送ってくれたまろさんに、申し訳ないけど、其だけ余裕が出て来たと云う事か。では、どうするか、在るものを読む、震災後に買い入れた、此の本だ。さて、嘉兵衛は二艘の船持ちとなった。尤も自らの持ち船は五百石船の縁起の悪い、とされる古船で彼は大海原に繰り出していく。更に最初に師事した親方から遊び船を使わせて貰う。先の「高田屋嘉兵衛」への第二歩を踏み出した嘉兵衛、先の物語を楽しみに第三巻に、歩を進める事にしよう。******************************此の度の震災で馴染みの古本屋が、本が棚から雪崩落ちて、店内崩壊している。仕方ないので、ブクオフに行き、2巻と3巻を買ってきた。新刊を手に入れる術に頼らないとしたら古本に頼る以外、方法は無いに等しい。まぁ、此でイイか。明けない夜は無い、と考えりゃ、新刊を手に入れられないからと云って、死ぬ訳じゃないし。此でイイや。

  • この主人公にもともと興味があったので司馬さんの作品があるのを知ってちょうどいいと思って読んでます。まだまだ面白くなるまえの助走中といった感じかな。それでもこの頃の人々の暮らしや考えが目に浮かんでくるようで十分に楽しめる。

  • 1995.11.24

  • 北前船に憬れる嘉兵衛。紀州から十二本の檜の大木を江戸に運ぶため、檜で筏舟を仕立て、冬の熊野灘を走破する事により名声を得、廃船同然だった薬師丸を譲り受けようやく持船船頭となる。北前(日本海)で立ち寄った羽州は土崎の湊で出合った船大工与茂平に魅かれ、土崎で千石船を作ることにする。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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