新装版 竜馬がゆく (3) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • (3)
本棚登録 : 5358
レビュー : 300
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105693

作品紹介・あらすじ

浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。

感想・レビュー・書評

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  • この一文だけ、忘れないように記しておこう。
    「人の一生というのは、たかが50年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。」

  • 勝海舟と遂に出逢う。これが日本をだけでなく日本のターニングポイントになるとは・・・

  • ◯いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。(410p)

    ★勝海舟と出会い、龍馬は表舞台に出る。おりょうとも出会う。

  • 竜馬が動き出した。勝海舟、おりょうさん。テンポが上がってきました。はい、次。

  • 1.05.03

  • 世の中が維新に向けて大きく動き出しました。

  • 再読中。脱藩後、竜馬は沢村と共に最終的に江戸へむかうが吉田東洋暗殺の疑いをかけられ藩から追われるはめに。そして伏見寺田屋では薩摩藩士による寺田屋事件が勃発。千葉道場に身を隠している竜馬は、急に勤王思想にかぶれた重太郎に引っ張られて開国派の幕臣・勝海舟を斬ろうと勝邸に出向くが、逆に勝に弟子入りすることに。

    桂小五郎が竜馬に話して聞かせた、薩長懇親会の荒れ具合には爆笑。剣舞を舞う周布政之助に畳を回す大久保利通、あげく西郷隆盛は・・・。司馬さんがどこまで読者を笑わすつもりで書いていたのかは不明ながら(でも関西人だし絶対無意識下に読者を笑かしたろと思ってた気はするのだけど)英雄豪傑を美談化するばかりでなくこうやってクスッとできる場面を作ってあるから、司馬さんの描く歴史上の人物には親近感が沸いちゃうんだよなあ。

    相変わらずモテまくりの竜馬の恋愛関係のほうは、終盤でついに大本命のおりょうさんが登場。

  • ヒロイン集結みたいになってるけど、それでいいのか女性に対する接し方…あの頃はそれでよかったのでしょうか。
    もしかしたら一番のヒロインは勝さんなのかもしれないけれどね。
    以蔵さんも可愛らしい。
    可愛らしいではすまないのだけど。

  • やっぱりおもしろいなぁ。時代だけに怖いと感じることもあるけれど、勝海舟と出会った場面だったり影響をうけているところは本当に生き生きとしている。重太郎さんをはじめ、みんなが竜馬にひきこまれていくのもすごい人間性の魅力があるんだろうな。とてもうらやましい。

  • なんとなくフラフラしていた竜馬が自分のやりたい事をみつけて動き出す巻。
    なんといっても勝海舟との出会いが一番なんだろうな。竜馬に「気づき」を与えた勝海舟の偉大さよ。

    そして、生涯の伴侶、おりょうさんとの出会いも!
    あんなに女性に奥手な竜馬が人前でハグしちゃうぐらいなんだから(このあたりも固定概念がない竜馬らしい)さぞ衝撃な出会いだったんだろうな。

    間に寺田屋騒動あり生麦事件あり(今年の大河でちらっとしか流されず意味がわからなかったんだけど、司馬先生のおかげで分かりました(笑))幕末に向けてガンガン話が進んでます。

    印象的なセリフ

    249
    「相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい」

    409
    「藤兵衛、人間はなんのために生きちょるかしっちょるか」
    と、竜馬は膳ごしにいった。
    「事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん」

    430
    アメリカでは、大統領が下駄屋の暮らしの立つような政治をする。なぜといえば、下駄屋どもが大統領をえらぶからだ。おれはそういう日本をつくる


    あと、個人的なツボ

    234
    「岡健、やる気が」
    「いや、逃げる用意じゃ」

    竜馬とのこういうやりとり、大好き。

  • 2018/9 2冊目(2018年通算128冊目)。龍馬の行く道を決定づけた勝海舟と出会う。薩摩や長州とは違う道で、「日本」という国を作ろうと奮闘する龍馬。その道は、読んでいるとこの時代にはなかった新しいものを作り上げようとする行動、この点が龍馬が支持される所以なのかなとも思える。物語的にはいよいよ面白くなってきた。続きを読んでいきたいと思う。

  • 竜馬が駆け足を始めました。
    ワクワクしますね♪

  • 勝海舟との出会い。
    その邂逅が視野を広め、竜馬を具体行動へと推し進めていく。

  • 日本史は好きだったけど、坂本竜馬の活躍なんかは戦国武将同様あまり扱われないから知らない分野だったがソフトバンク損社長が、竜馬がゆくを読んでいてもたってもいられなくて海外留学したエピソードを知って、読み始めてみた。1、2巻はあまりぱっとしなかった(その実力を持て余してぶらぶらしている竜馬のエピソードが多かった)が、3巻以降はどんどんおもしろくなりそう…読むスピードも上がってきた。

    攘夷が一種の流行になっていて、竜馬は腹の底では別の考えを持ちながらも、人に合わせてだらだらとした日を送っている。そんなとき、幕臣勝海舟と出会う。千葉重太郎が勝を暗殺したいというのでついて行くが、勝の開国論に魅力されて即弟子入り。勝から軍艦や外国のことについて学ぶようになる。先生には土佐出身のジョン万次郎も。このときから自分の船を持ちたい、と思い始めていた竜馬の人生がはじまる。28歳。割と遅咲き。竜馬のことを気に入った勝海舟のはからいで土佐藩内の脱藩の罪を解いてもらい、軍艦の塾、を兵庫の生田に勝と作るために奔走しはじめる。そして火事でのおりょうとの出会い。こんな出会いだったとは知らなかった。。海兵隊をつくるためにまず向かったのは越前福井藩、家来の由利公正(五箇条のご誓文の起草者)を通じて利口な藩主から5千両を借りる。これは勝から教えてもらった日本の株式会社、の始まりでもありのちの岩崎弥太郎の三菱。

  • 脱藩後、道が定まりきらなかった竜馬が勝海舟と運命的な出会いを果たし、自分の成すべき道がより明確になり物語はスピードを増していく。竜馬は勝海舟と共にし、他の尊皇攘夷志士たちとは一線を画した考えを持ち、神戸海軍操練所の設立に至る。ペリー来航時も黒船を見て周りが恐れ慄く中、あの船に乗りたいと言っていた竜馬は、自身で艦隊を作って幕府を倒し日本を変えるという想いが日に日に確固たるものになっていく。「人間は何のために生きているか。事を成すためだ。志を抱けばそこに向かって事が進捗するようにのみ動く。目的が成就できなくても目的への道中で死ぬべきだ。」というこの巻で出て来る竜馬の言葉は非常に印象的だった。志を抱かない者、志を抱いても途中で投げ出してしまう者、確固たる志を持ち貫ける者が最も少ないように思う。その中で、この言葉を言ってのけ、この言葉通りに生きた竜馬に真の強さを感じた。

  • 三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎か竜馬を追い江戸へ下るところから、運命の人、おりょうとの親密なエピソードまでを描く第3巻。
    史実に忠実に描かれているようで数々の文献を紹介していながらもわからないところは素直にそう書かれている。
    ストーリー運びといい、余談といいとても読みやすくかつ面白い。西郷の、薩長の宴席での余興に思わず笑いました。その他、「姉ちゃんが札入れですか」などシリアスな展開の中でも時よりクスリとさせるところも多い。勝海舟、由利公正、ジョン万次郎、大山巌などビッグネームも多く出て来て知的好奇心をくすぐります。

  • 司馬遼太郎の長編時代小説の3巻目

    今作で歴史上で最重要人物ともいえる勝海舟,おりょうと出会うことになる.勝海舟との出会いをきっかけに龍馬が急速に商船会社を作っていくシナリオへ足を進めている一方で,薩長土はそれぞれ討幕のために過激化していくのが対照的だった.特に武市半平太との亀裂というか思想の違いが色濃くなってきているのがある意味歴史の明暗を分けているのかと感じさせられた.

    3巻はかなり話の脱線というか逸話の挿入が多かった.確かに面白いけど多少展開の悪さが否めない.だが,一貫して表現の多様性は保っていてどんどんと読み進められつつ情景が容易に浮かび上がる仕上がりになっていた.

  • なんか、マンガを読んでるような感覚だな〜別にワクワクするとかスリリングとかそういうことでは無いのだが、竜馬がどんどん大きくなっていく姿が読んでて楽しすぎる。

  • 土佐藩脱藩から海舟勝麟太郎との出会い、神戸での船舶株式会社設立までの流れと、尊王攘夷・倒幕の機運の高まりが主題となります。
    竜馬が思い描く(この時代では)独自の倒幕・開国論が先見性がありすぎて痛快です。
    また司馬遼太郎のカットインが見ものです。
    楽しくて毎回ワクワクします。

  • p.410 竜馬持論
    「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。
    たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」

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著者プロフィール

1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語学科卒業後、産経新聞社に入社。59年「梟の城」で直木賞受賞。独自の史観を駆使し、戦後の歴史小説に新風を吹き込んだ。代表作は『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『翔ぶがごとく』など。93年に文化勲章を受章。96年に72歳で死去。

「2008年 『豊臣家の人々 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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