新装版 竜馬がゆく (5) (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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レビュー : 216
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105716

感想・レビュー・書評

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  • 池田屋事件、禁門の変を経て、長州の暴発は抑え込まれる。この激動の間でも、竜馬はより冷静に時勢を読み自分の志を揺るがさない。だがその意志とは裏腹に、神戸海軍塾は解散となり、竜馬の師である勝と一時の別れとなる。勝は幕臣でありながら、竜馬と西郷になら幕府を倒されても良いとまで言う。勝の天界から日本、世界を見下ろすような視野とそれを所以とした言動には驚かされるばかりだが、その勝にそこまで言わしめた竜馬と西郷も常人でなかったことがよく分かる。そして竜馬と西郷が勝の紹介により対面したのである。初対面の場で無邪気に鈴虫を捕る竜馬。一ヶ月後に竜馬が来る時も鈴虫がいるよう取り計らう西郷。大きな身体で偉大な歴史を残す二人と小さな鈴虫の対比の描写が可笑しかったが、西郷の言葉を借りると「大事をなすには無邪気で私心がないことが肝要じゃ。」と教えてくれる印象的な場面だった。この二人がいよいよ共に歴史を動かしていく。

  • 勝海舟、坂本竜馬、西郷隆盛が相見えて、かなり維新ムードが盛り上がってきた。
    この作品の前に「燃えよ剣」を読むまでは江戸末期の知識が殆ど無かったので、異なる立場から見た維新の雰囲気が面白い。
    次は長州視点の作品が読みたくなってきました。

  • 池田屋事件、禁門の変、軍艦操練所の解散、そして西郷との出会い。ちょうど「西郷どん」を見てることもあって、違った側面から幕末を眺めることができて面白い。主だった人物がどう動いたかをリンクさせた幕末年表があると面白そうだけどどっかにないかな?「○○年、西郷が××をしていた時に龍馬は~~をしていて、桂は△△をしていたのかぁ」とかね。

  • 幕末が本格的に動き出す『禁門の変』。
    西郷どんに詰め寄る中岡慎太郎がカッコ良かった!!
    ٩(•̤̀ᵕ•̤́๑)

  • 長州が一転佐幕派となり、竜馬が介入する手前までの5巻。やや余談が多いがやはり面白い。幕府と天子との関係を恋愛に例えるところとかがとても印象的です。この後の展開でどのように薩長の密約が成るか、竜馬はどのように絡んでいくのかが楽しみです。作者が思う竜馬はとても先見の明があるというか、とても俯瞰的にものを見ることができて、尚且つ腕が立つところが英雄の気風たっぷりで物事の判断におけるお手本にもなる人物ですね。維新後の戦争にも登場する人物も多く登場してなお興味は尽きません。

  • わずか150年前の事だが、50歳を過ぎれば老人で命に対する考え方も風習も全く異なる。
    坂本龍馬は大胆にして意外と思慮が深く、常に目標達成を考え抜いている。海軍、貿易、経済と幅広く知識を吸収し、吸収した知識で行動している。交渉術も相手の利益も考えてwin-winを目指している
    西郷隆盛の鈴虫の対応はなかなか出来ない

  • 龍馬の第2期青春期として、海軍操練所が閉鎖となるまでのお話し。閉鎖を決定理由には、蛤御門の変、池田屋事件などに参加した諸藩の脱藩浪人が実は、操練所で教育を受けていた志士がいたということ。これで、勝麟太郎は失脚…

    新撰組花盛りの京都市中。長州藩の落日。
    薩摩藩の台頭と西郷と龍馬の出会い。

    大きく畝る時代の中で、剣ではなくあくまでも話し合いで解決を目指す龍馬。

  • メモ…このへんからだれてきていたような気がする。竜馬が最初の方が面白い。

  • 勝海舟、西郷隆盛とのそれぞれのドラマが面白い。
    またサブストーリーとしてお田鶴の男装してまで竜馬を追う姿、そしておりょうの大胆さが心に響く。

著者プロフィール

1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語学科卒業後、産経新聞社に入社。59年「梟の城」で直木賞受賞。独自の史観を駆使し、戦後の歴史小説に新風を吹き込んだ。代表作は『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『翔ぶがごとく』など。93年に文化勲章を受章。96年に72歳で死去。

「2008年 『豊臣家の人々 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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