新装版 竜馬がゆく (6) (文春文庫) (文春文庫 し 1-72)
- 文藝春秋 (1998年10月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167105723
感想・レビュー・書評
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遂に薩長同盟。たらしめたのは、竜馬の時勢を見る能力の高さと、思想ではなく実利をもって亀山社中を介した同盟まで結びつける当時では異端な発想の転換によるものである。
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ああ面白い。奇兵隊山県狂介、長州藩桂小五郎、高杉晋作、三吉慎蔵。土佐中岡慎太郎、薩摩藩大久保一蔵、西郷吉之助、小松帯刀。乙女姉に手紙を書かずばなるまい、亀山社中、饅頭屋近藤長次郎、陸奥陽之助、薩長連合成る。グラバー、伏見寺田屋捕吏。おりょう妻に。長州征伐、海戦。
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2015.12.20読了。
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亀山社中設立と薩長同盟の締結、そして幕府と長州の戦端が開かれた。維新への道が大きく開かれ、時代が大きく動く。坂本龍馬の活躍が凄い。
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遂に坂本龍馬の大偉業、薩長同盟が締結を迎える所まで来ました。
歴史の授業や紙幣の肖像画でもお馴染みの人物が沢山登場します!
そして、浅い知識だった頃の私でも知っていた「亀山社中」、竜馬が妻帯を決意するきっかけとなった「寺田屋襲撃事件」。
犬猿の仲といわれる薩摩と長州の仲介等々、見所がとにかく山の様にあって、無我夢中で読み終えました! -
2015/2/12読了
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竜馬の自覚が生んだ、世紀の連合。
西郷どんを口説くシーンは圧巻。個人的には長州の米を社中がいただく下りが秀逸。
そして時代は最終盤へ。 -
ありきたりだが、素直に面白い。相当に!
成果という点でもそうだが、ここまでで最大の興奮を覚えた。結末を知っているにも関わらず、薩長同盟の締結から寺田屋の事件に至る過程では、緊張感が高まり興奮する。
そして竜馬の機転には、尊敬の念を抱くしかない。
幕府の戦いを通じて時代の変化を感じるシーンは、本当にそういうものだと思う。幕府の船を勝が指揮していたら、時代はどのように変わっていたのだろうか?と想像すると、結末は必然だったのだと感じる。