新装版 坂の上の雲 (2) (文春文庫) (文春文庫 し 1-77)
- 文藝春秋 (1999年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167105778
感想・レビュー・書評
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明治中期(日露戦争の手前)俳句の正岡子規、陸海軍人である秋山兄弟、それぞれが己の進路を見定めた。これからがむしゃらに走る。
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明治時代に興味がなかったせいで、時折出てくる偉人の名前が分からず、Googleで検索しながら読み進めた。
いつもの倍の時間がかかったが、更に先が気になる。 -
続編。日清戦争〜日露戦争前まで。世界情勢の把握。どちらかと言うと真之の視点が多め。真之の海軍での成長をメキメキと感じた。真之の得意な効率の良さ、瞬時に物事の根幹を読み取る能力を参考にしたい。
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面白かった!
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大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。
長くかかったことだけを覚えている。
文庫本は実家にあるか、売却した。
そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。
秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高地の長く暗い場面の印象が強い。
読むのにとても時間がかかった。
その後3回目を読んだ。
バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。
いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7)
※売却済み -
司馬遼太郎さんの本で一番好きな本。
日本人であることに誇りが持てる。 -
好古、真之、子規。
それぞれが猛烈なスピードで成熟していく様がとても面白い。
3人に共通しているのは、物質的に不自由な環境下で、精神的に充実しているということ。
自身の目標を明確にし、覚悟を持ってその達成に邁進している姿は、率直に言って妬ましい。
覚悟の裏にあるのは責任感。
前巻では功名心に猛っていた3人の変わり様も鮮やか。 -
どうも長い。勧める人は多いけど。全体で2冊ぐらいになりそうな。
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人間の頭に上下などはない。要点を掴むという能力と、不要不急のものは切り捨てるという大胆さだけが問題だ。
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歴史の勉強にもなるし小説としても面白い。関心があるとここまで情報を突き詰められるものかと、人間の底力まで感じてしまうスケール感がある