証明 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 83
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167106140

作品紹介・あらすじ

小説が認められず苛立つ夫に、毎日の行動を執拗に追及される雑誌記者の妻。怯えからつい口にした嘘が、惨劇をひき起こす。「証明」「新開地の事件」「密宗律仙教」「留守宅の事件」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪者の心理や捜査資料から殺人現場を描くタイプのミステリ短篇集。

    真の犯人を暴く、クラシカルなタイプの推理小説も含まれるのだが、犯人不詳として処理されかねない終わり方をする作品が怖くて面白い。

    表題作はドラマ化されたことで有名になったようだけれども、こちらはイマイチ。ワタクシ的には、新興宗教を舞台にした「密宗律仙教」が、清張の文献を調べたあとが見えるようでも有り面白かった。

    こういうのを読んじゃうと、最近の推理小説なんか子供だましだよなあと感じる。1冊に4~5篇で、そこに人間の嫌なところや社会背景の複雑さを、葛藤をぎゅっと詰め込める作家って、最近はいるのかねえ。

  • 中編集。
    「証明」「新開地の事件」「密宗律仙教」「留守宅の事件」

    「密宗律仙教」は新興宗教もの。淡々と書かれているがユーモアというか皮肉か、面白かった。

    動機は色と金、日本の女性って案外貞操観念の薄いのか。

  • 短篇と言うより中篇集。

    綿密! 繊細! 重厚!

    引き込まれるなぁ。

    淡々としているのに、悲喜こもごもちゃんと伝わってくる。

    さすが☆

  • 松本清張の作品は「点と線」に続いて2冊目。どうにも彼の文章との相性が悪いのか面白いと思えない。終わりもいまいちだった。

  • うーん。前に読んだ短編集(タイトル思い出せず)が面白かったので期待して読んだら、前のほうが良かった。

  • ベトナムで読んだ。何か引き込まれるものがあった。

  • 作家志望のうだつのあがらぬ夫をもつ新妻がふと陥った色欲の魔道を人間心理の洞察をこめて描いた「証明」と「新開地の事件」「密宗律仙教」「留守宅の事件」の推理四篇

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著者プロフィール

明治42年(1909)福岡県生まれ。処女作「西郷札」が直木賞候補となり、昭和28年(1953)に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。昭和33年(1958)の『点と線』は、「社会派推理小説」のブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして歴史の論考など、その旺盛な執筆は多岐にわたり、生涯を第一線で過ごした。平成4年(1992)、永眠。

「2020年 『人間水域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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