黒の回廊 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1979年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167106454

感想・レビュー・書評

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  • 清張だから読みやすいだろ、というレベルで夜見はじめたら、普通に旅行記みたいな話で面食らった。女性ばかり30人の、ヨーロッパ漫遊記?という感じ。というのも、最初の1/3は、清張が北欧などへ旅行に行った時の記録といった感じで、特に何も起こらない。ようやく事件が起こるのが、だいたい半分のところ。そこまでは、清張らしくない文章が続く。

    とはいえ、普通の情景を描写しているだけではなく、ちょっとしたくすぐり、皮肉を差し込んでいるところは面白い。中盤より少し後に「英語には男性語、女性語がないから、「○○○○。」と男は言った、というように書かなくてはならないので、読んでいてだるい」というような話が入ってくる。

    後半も、簡易裁判をひたすら会話だけで記載し、その内容もかなりコナン・ドイルなどの影響を強く受けたもの。外国である意味があるのか無いのか、少々疑問になってくる。

    とはいえ、読んじゃうんだよなあ。読みにくいと思っているのに、読み始めると没頭してしまう。このへんが、清張の文のバランス感覚のよさというところでしょう。内容は結構単純です。

  • なんか好き

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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