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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167109141
みんなの感想まとめ
人間の尊厳が失われた地獄のような収容所生活を描く本作は、二人の著者がそれぞれの視点から語る手記です。姜哲煥氏は、祖父の「過ち」により9歳で収容所に送られ、その中で在日同胞の苦悩や無実の人々の悲劇を記録...
感想・レビュー・書評
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大晦日、紅白を横目に。
ものすごいコントラスト。 -
耀徳収容所に収監された姜哲煥・安赫両氏の手記。
上巻では、収容所に連行される前の彼らの「普通の」暮らしと、収容所に連行されるきっかけとなった話、収容所での生活について書かれている。
祖父、祖母が日本からの「帰国者」であった姜哲煥氏は、帰国の際に北朝鮮に多額の寄付をしていたため、平壌のエリートが住むアパートに住んでいた。しかし、彼は祖父が「過ち」を犯したせいで家族と共に9歳のときに収容所に収監される(結局、どういった過ちだったのかは分かっていない)。
彼は収容所の中で在日同胞が集められた地区に10年にわたって暮らしていたため、特に理由もなく収容所に収監されてしまった帰国者や日本人妻に対する情報を数多く記している。
裕福な家庭で育ったという安赫氏は、学校生活を送る中でヤクザの一員となり、けんかに明け暮れて暮らしていた。
友人らと遊んでいるうちに、中国へと越境するようになり、ものめずらしさで中国に長期間遊びに行ったことがきっかけでスパイとみなされ、収容所に連行される。
著者の二人は経歴も、収容期間もまったく違うが、彼らが描き出す収容所の中の暮らしは、人間の尊厳などひとかけらも見いだすことのできない、まさに地獄の様相を呈している。
また、この収容所に収容されている人々が実際になんらかの罪を犯したというよりは、外の世界を知っている在日朝鮮人の帰国者や金日成・金正日にとって「都合の悪い人々」であったということが、両者の手記から分かる。 -
読破したら味覚が変わる。コーンがご馳走に見える。すぐ近くの国の現実。物の見方が変わる。
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【作品紹介】
九歳の夏、家族とともにいきなり耀徳政治犯収容所に幽閉され、十年にわたり地獄の苦しみを味わった姜哲煥。好奇心にかられて密かに中国を訪れ、帰国後一年余り同じ収容所で辛酸をなめた安赫―これまで秘密のヴェールに包まれていた北朝鮮の政治犯収容所の恐るべき実態を、二人の青年が初めて白日の下に晒した衝撃の手記。
※感想は下巻レビュー欄に記載 -
子どもすら容赦しない収容所。
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416710914x 413p 1997・4・10 3刷
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一人の証言、そしてもう一人の証言。そこに符合する人々の名前……。気が狂いそうになる。二人は地獄を生き抜いて脱出に成功した。けれど、それは置いてきた自分の家族を殺すことほかならない。その苦しみの中で、韓国に渡ったあとこの一冊を共著した。そこには探していた拉致された日本人の姿もある。本当に痛ましくて言葉に詰まる。だから読むべきである。
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第一部がとにかく興味深く読めた。先生と生徒の関係が大人の世界の小さな縮図のようでこれが実際の話かと思うととても辛い。かなり泣いた。
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