青年の汚名 (文春文庫 110-1)

  • 文藝春秋 (1974年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (254ページ) / ISBN・EAN: 9784167110017

みんなの感想まとめ

舞台となる漁村で描かれるのは、絶対的権力を握る長老と、特権を持ちながらも制約を受ける青年の対立です。この作品は、豊漁を祈願する宗教的象徴としての青年が、長老の独裁に立ち向かう姿を通じて、性や風土病、伝...

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  •  舞台となる漁村で絶対的権力を握る長老と、豊漁のために宗教的象徴に祀られ制約を受ける代わりに特権を与えられた青年と彼の特権を利用し長老の独裁を打ち破り改革を成さんとする青年会との政治的な対立を軸に性や風土病や伝統といったテーマが描かれた作品です。

  • (1975.07.14読了)(1974.08.31購入)
    *解説目録より*
    ニシンの不漁と風土病にさいなまれる北海の孤島で、過去の栄光にしがみつく長老と、現状打開に進む若者たちとの対立を、土俗の豊かなイメージの中で展開させた異色の長篇小説である。

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著者プロフィール

大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。

「2019年 『大江健三郎全小説 第13巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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