秘密 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 27368
レビュー : 2678
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110062

感想・レビュー・書評

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  • 事故により妻を亡くし、娘は重症といったどん底からの展開、当然あのような奇怪な事態で問題なく済むわけがなく様々な課題をこなしていく訳だが、、、

    平介の直子への思いとして似たような経験をしたことがあったので読んでいる最中共感の嵐だった。
    色んな立場が描かれているので時間を空けて何度も読み返し続けられる作品だと思った。

  • なにが秘密なのだろうと考えながら読んだが、
    初めは二人だけの秘密だから、秘密なのだろうと思っていた。
    しかし、段々と終盤に近づいてくると直子の心の葛藤が見え、自分だけの秘密なんだとわかった時、震えました。
    夫との別れ、直子との別れ、新たな自分として生きていくという覚悟、引き込まれました。素晴らしい作品です。

  • 今まで読んだ東野作品(個人的なガリレオシリーズが好き)とは色合いの違った作品。とにかく切ないストーリー。平介から見れば最愛の妻(直子)と最愛の娘(藻奈美)。直子から見れば最愛の夫(平介)と最愛の娘(藻奈美)。突然の事故で失ったのは妻なのか娘なのか。覚醒したのは娘(藻奈美)なのか妻(直子)なのか。家族3人のバランスを保ちながらもがら崩れていく。読み終えた後、それぞれの読者が描く本作の続きはきっと十人十色なんだろうな。

  • 凄い結末…後半何回も(泣)切ない…でもいい夫婦だったんだろうな(泣)

  • 秘密というタイトルの深い深い意味。
    最後に明かされるその意味。

    夫婦の愛、家族の愛の深さと、それゆえの秘密。
    なんとも切ないラストに、胸がぎゅっとしました。

    不運な事故により始まった夫婦(親子)の生活。
    すれ違ってゆくふたり。
    愛し合うゆえに出した答え。
    そして秘密。

    一気に読んでしまいました。

  • 言葉では言い表せない。
    読み終わったあとの涙がこの『秘密』の正体を物語っていた。
    これは、本当に読んでほしいと言う言葉しか出てこない。
    読まないと分からない感動と胸の震えがある。
    心の底から名作であると叫びたい。

  • 何度も再読しています。
    涙もろくない私でも、ラストは泣けた。

    東野氏は理系ミステリーがお得意なイメージですが、それだけじゃない。
    だからこそ皆がこんなに惹きつけられるんでしょうね。

  • 「そんなことは三十年も前からわかっているよ」
    (平介)

    再読。平介の嫉妬心は女々しいけどわからないでもない。むしろ嫁と娘ってこと踏まえたらしないほうがおかしいのかな?レコーダーはやり過ぎだけど…
    最後の平介と直子の決心はそれぞれ辛かったと思う。
    そういえば前回読後にユーミンの「翳りゆく部屋」を聴いたのを思い出した。

  • 個人的な感想です。
    高校2年生くらいの時に、本を読んで初めて泣かされた作品です。
    本を読んで感動することを教えてくれた、本当に大切な作品で、私にとってはいつまでも残る思い出です。

  • 平介は夫婦と五年生になる娘の平凡で平和な暮らし送っていた。しかし、法事のための帰省のため、妻と娘の乗ったスキーツアーバスが転落事故を起こしてしまう。

    その中で妻直子は娘藻奈美をかばい、病院で息を引き取る。数日後、目を覚ました藻奈美には妻直子の魂が宿っていた。

    転落事故を起こした運転手に対する事故の究明と、奇妙な娘との夫婦生活を送ることとなる。

    先にドラマを見ていたので展開、結末はわかっていましたが、文章で読んでみると平介の心の葛藤や直子の意思の強さや決意がよくわかり、読み終わった後は寂しい感じがしました。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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