秘密 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 27369
レビュー : 2678
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110062

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    東野圭吾はやっぱり最後のどんでん返しがいいよね。
    なんだか救われない、やりきれない、もやもや、NTR感がただよう終わりかた…
    今もう一度読み返してみたけど、やっぱり最後の3ページくらいだけでも泣ける。
    きっとどうしようもなかったし、誰も責められないからこそ、泣ける。

    でも最後のあれさえなければわからなかったのに、どうしてわざわざあんなことしたんだろう。理由がわからない。そのまま取っておけばよかったんじゃないのかな?
    本当はどこかで気付いてほしかったのかな…。
    映画、見よう。

  • よい

  • 妻と娘が事故に遭い、娘には死んだはずの妻の意識が宿っていて…。現実をどう受け止めるのか、これからどう生きるのか、二人の関係は。
    東野さんの作品は、私が手にした作品が偶々そうなのかわからないけれど、辛い現実を自身に置き換えて考えさせられる分、しんどい。
    今回の読後感はなんとも妙な気分。妻の行動を、夫の気持ちを想って、最後は涙が溢れて本当に止まらなかったんだけど、果たして幸せなんだろうか。失ったものは取り返せないけれど、さらに喪失感は加速した気がして。
    これは、自分が幸せになりたいという気持ちが大きいからかな。相手が幸せなら自分は大丈夫、なんて気持ちにはなかなかなれないから、幸せな読後感ではなかった。切なくそれでも、前を向いて生きようとする二人に心を打たれるお話でした。

  • 言わずと知れた東野圭吾の名作ですね!母娘でバス事故にあい母は亡くなりましたが、生き残った娘に母の魂が宿るという不思議な設定の話ですが、奇妙な父と娘(母?)の夫婦関係から親子関係に移っていく葛藤が感動を呼びます。最後のオチも非常に良かった名作ですね!

  • 本当に直子は消えていないのか。
    え?そうなの?とあまりすっきりしない読了感だった。
    でも指輪をテディベアに隠すシーンを読み返して、
    ああ、やっぱりこれは2人だけの秘密だったんだ。
    直子は消えてはいなかったんだなと後から暖かい気持ちが広がっていった。
    平介や直子の決心は間違っていなかったんだなと思った。
    どうしても、こんなはずじゃなかったとやりきれない気持ちは残ってしまうかもしれない。
    けれどこうして生きていくしかないんだな。

  • 僕はまだ中学生ですが、涙をなかなか流さない自分はこの小説に負けました。
    まだこれからの愛と幸せの詰まった人生を大切に生きていくためにはどうすればいいのか。
    また大人になってから読んでみたいです。視線を変えて様々な感情と人物像をとらえられるのは、こういう本ならではの特徴だと思います。年齢関係なく皆に読んでほしいです。

  • まさかこんな終始不快な気分になる本だと思わなかった。
    頭でわかっていてもどうにもならない気持ちやどうしようもないことがあるのは理解出来るが、平介はとにかくみっともないし、梶川の妻にも同情できない。
    梶川は自己満足のために家族を犠牲にし、そもそも前妻も最悪。
    翻弄される子供達があまりにも可哀想だ。
    かと言って直子にも共感できず。
    ばれたくないなら詰めが甘すぎる最後。
    それだと物語にはならないだろうが。

    エピソードを上げればきりがないが、「おまえはふつうにする権利なんかない」
    この言葉を引き金に平介の全ての言動に対してどんな理由があるとしても心からの嫌悪感を拭えない。

  • もどかしい気持ちがとまらないです

  • 最高に切ない、最高に驚かせられる、
    本当に最高傑作の小説でした。
    読み返さずとも、思い出すだけで胸が痛くなるストーリーです。
    夫婦、親子って本当にいいものだと再認識させられます。

    • のろのろ700さん
      私も、この小説は本当に傑作だと思いました。読み終わったあとのあの感覚が・・・。苦しいけど・・・でも好きな作品です。
      私も、この小説は本当に傑作だと思いました。読み終わったあとのあの感覚が・・・。苦しいけど・・・でも好きな作品です。
      2014/06/14
  • とても面白かった。
    事故で入れ替わるという設定がここまで活かせるのかと、読みながら感心しました。
    特に最後の50,60ページくらいの部分の激動は必読。何度も読み返してしまいました。

    • のろのろ700さん
      私も何度も読み返してしまいました。何度読んでも、切ないです。
      私も何度も読み返してしまいました。何度読んでも、切ないです。
      2014/06/14
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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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