- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167110062
作品紹介・あらすじ
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な"秘密"の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。
感想・レビュー・書評
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最後泣けた。映像作品も観てみたくなった。切ない。
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号泣したくて読んだので、個人的には期待外れ。
とか言いながら最後はポロっと泣きました。
ちょびっとだけ泣けます。 -
初めての東野圭吾。どの立場の誰に共感するか、感情移入できるかで、感想も評価も全然変わって来そうだなぁと思った。最初に起点となる事件がおこる以外は、何か大きな起伏があるわけでもないのに、ずっと水面下で不穏感が付き纏ってるかんじ。
わたしは、学生側の気持ちに共感してしまったので、いや〜ここまでするのはなあ、と思ってしまった。最後の解釈は、どっちとでも捉えれけども、道を踏み外しそうになっているお父さんを止める意味もあれば、こうでもしないと自分の道を歩めないから、という苦渋の決断でもあったのかなあ。逆にあそこまでしなければ、この生活を続けていけたのかもしれなかったのに。
ミステリーって思いながら読んだから、正直ちょっと拍子抜けしてしまったところ。わたしが悪い。 -
こちらも旦那におすすめされて読んでみた本になります。
読んでみて、学生のときにドラマでやっていて毎週見ていたことを思い出しました。
妻と娘が乗っていたバスが事故を起こし、奥さんはそのままなくなってしまったのですが、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの奥さんだった、というお話です。
衝撃的なラストでストーリーとしては面白いと思ったのですが、女性目線から見ていると、なんだかもやもやするような内容だな、と思いました。笑
感動的と感じる方もいると思うのですが、私はあまり好きではないな、、と感じました。 -
読んでいる途中はなんやこの設定絶対泣くかよって思ってたけどいざ最後に直子が消えないといけないという状況になったときはポロポロ涙が溢れた。
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最後の結末が結構直子の強さが感じられる。
直子のモナミを思う強さなど、カッコいい! -
どちらの気持ちも理解できて切なかった
いつか娘の体に嫁の魂が宿るようなことが起きたら、ぜひ参考にしたい一冊。 -
悲しくSF的な要素もあるが、最後のオチも含めてキレイにまとまっていると思う。
でも、最後の2ページで平介が可哀想過ぎて泣いた。
解説が某女優というのも何かしら因縁めいたものがあると思った(読まなかったけど。) -
一番平和的でいい方法を考えさせられる。
オチがいい。 -
おすすめ度 ★☆☆☆☆
感動度 ★★★☆☆
ミステリーではなく、感動系の話が好きならオススメ。
泣くまでは行かんけど、現実ではありえへん
全て想像しながらの話。
最後のオチで、今までの話をどう捉えるかは読者次第。 考えさせられる系の話 -
なぜかするすると1日で一気に読んでしまった。
どんでん返しのような大きな出来事があるわけではないのにどんどん読みたくなってしまったからやはりすごいなあと思った。
最後のオチもなんだか好きです。
「終わるのはあっという間」だよな
---以下ネタバレ含みます---
結局娘の魂は戻ってこないということ...? -
最後の解釈、凄く迷う。
ただ、あれが1番平穏な終わり方だったんだろうなって。 -
ベストセラーと言われ、映画化までされた東野圭吾さんの作品。
去年から東野圭吾さんの描く本の世界にハマった僕も、一瞬で心を掴まれました。
なんとなくのあらすじは知っていたのですが、やはり東野圭吾さん。
描写が丁寧で心象的なので感覚的に平介や直子の心情がわかりました。
最後はハッピーエンドと言っていいのかどうか…。
ただ平介と直子の途切れることのない不滅の愛を感じました。
ラストももちろん。
映画もいいと思いますがぜひ本で読んでもらいたい作品。 -
読了後に心にぽっかり穴が開くような感じ。まだ読みたい!読んでいたい!!と思ってしまう。
設定はSFっぽいのに、すごく主人公の気持ちになってしまっていた。つい声が出てしまい、辛くなると手をとめてしまうくらい、のめり込んだ。それは描写が生々しいところにあると思う。
最後の最後で秘密とは何なのかの伏線回収もされている。全体の完成度は完璧だと思う。
最高の読書体験だった。もう一度全て忘れて読みたい。 -
東野圭吾の代表作品だが、いろいろと納得できない部分があった。恋愛の物語だからいろんな見方があって仕方ないのだが、かわいそうな主人公が愛する妻に裏切られたようにも感じてしまう。
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自分がもし直子、モナミだったらどうしただろうと、小説の世界観にのめり込んでしまいました。どんな結末を迎えるのだろうとすらすら読み進めてしまい、最後はスッキリ、感動しました。
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序盤から心を掴まれ、あっという間に一気読みしていた。キャラクターそれぞれが人間味に溢れており、感情移入して泣いたり笑ったり怒ったりしてしまう。
そしてなんと言っても特筆すべきは、この唯一無二の読後感である。普段同じ本を再読することはないのだが、この本はいつかまた読み直したいと思えた。未読の方はレビューをあまり見ず読むことをおすすめする。 -
小説界で1番、読み終わった後に無量空処をくらった作品が『秘密』だ。
自分が、もし父親の立場であったならば最後の結末は涙無しでは居られない。(作品の中でもそうであったが)
現実では有り得ないストーリーだけど、読者をここまで感動させる東野氏は流石だ。 -
20年くらい前に映画をさらっとみていてストーリーを知っていたので、原作を読んでなかった。
読んでみると、なかなか面白かった。
非現実的な設定をリアルに描いており、30から40すぎの主人公の心理が巧みで共感できた。 -
ほんとに辛かった。最初の方。報われなさすぎて。
結局人が死んだら残るのはお金と美化された記憶だけなんだなと思った。
最終的に、暗い暗いトンネルを抜け出してスッキリ終われた。 -
最後の最後で「秘密」の本当の意味がわかった。
ファンタジー要素が強いかと思ったけど、それぞれの複雑な心情が描かれていてリアルだった。 -
最後はやばい。
まさかまさか…でした、アタシはてっきりコレでさよならかとずーっと考えてたけど、逆なんだーって。
でもヒントはあった、最後があまりにもサッパリし過ぎてたなぁって。
読み終えて冷静に考えると、奥さんが凄いのと役者だなぁと、あの環境でやる怖さと覚悟が凄い。