探偵ガリレオ (文春文庫 ひ 13-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110079

作品紹介・あらすじ

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。

感想・レビュー・書評

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  • 「容疑者Xの献身」を読みたいのですが、性分として順番にいかないと、ということでシリーズ一作目から。

    5つの事件がありました。
    第一章「燃える」が、のっけからインパクトがありましたね。
    不思議な事件を、どのような科学的解明により解決するのかが盛り上がりポイントです。超文系でもわかったふりして楽しめました。

    湯川と草薙、良いコンビです。
    共にバドミントン部って。いいとこつきますわ。

  • 映画でもおなじみのガリレオシリーズ第一巻。
    ちょっと天才型の登場人物が
    問題解決をする小説を読みたくなり、
    図書館で借りて、今更ながら読み始めました。

    ガリレオシリーズって、最初短編のミステリーから始まったんですね。
    短編なので、ストーリーの奥深さや
    アッと驚く展開という訳ではないですが、
    それでも限られた文字数の中で、
    天才物理学者が謎を解決してくれるのは、
    「おーっ」となります。
    若干物理の原理が複雑で、素人には分かりにくいというか、
    「そうなの?そうなんだ…」となりそうな感じではありますが。
    もしかすると、映像で見れば、楽しいのかもしれません。
    (自分は、ドラマは見たことがない。。)

    本当に久しぶりに東野圭吾さんの小説を読みました。
    図書館におかれているシリーズ分は読んでみようと思います。

    ※予知夢
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110083#comment

    ※容疑者Xの献身
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110121#comment

  • 東野圭吾デビュー。

    先に映像を観ていたので、どんな感じで読めるのかワクワクしながら読んだが、やはり良いっ!
    文章がとても読みやすい。
    科学の事ばかり言われて嫌になるかと思ったが、読みやすい文体で躓くことはなかった。
    というよりも、科学の描写よりも人間模様の方が心に残るから、トリックとかは良くも悪くもサラサラっと足跡を残しながら通り過ぎていく。

    福山雅治と北村一輝で再生されていたけど、映像よりもやっぱり文章の方が私は好きだなぁ。
    映像を否定するつもりはなく、ただやはり本が素晴らしいって感じた。

    続編、その他東野圭吾作品も読んでいきたいと思わせてくれる一冊だった。

  • 容疑者xの献身を読もうとしていたが、せっかくなのでシリーズ1作目から読もうと思い読みました。

    まさかの短編集でした。
    なのでとても読みやすかった。
    奇怪な事件が起こり、その謎を科学的に解き明かしていくといった感じ。
    結構派手な事件が多くて驚きました。
    湯川学がthe理系といった感じの人で、面白かった。

    これを機にガリレオシリーズをどんどん読んでいきたい。

    • workmaさん
      ガリレオシリーズは、自分も気に入っています。おもしろいですよね!
      ガリレオシリーズは、自分も気に入っています。おもしろいですよね!
      2021/05/03
  • ガリレオシリーズの1作目。
    5章までの短編からなる物語。
    事件を科学を用いて解決に導く科学者と友人の刑事を中心に動く。
    科学を用いた解説は少し難しながらも驚かされる内容で。
    事件の解決以外にも絡む複雑な人間模様。
    以前から名作と名高いこのシリーズ。やはり面白いですね。
    2作目以降もチェックしていこうと思います。

  • ドラマ版はみたことないが、原作はなかなかスマートで読みやすくて良い 解説で佐野史郎が東野圭吾さんは僕をイメージして湯川学を書いたと書いてあって、ドラマをみていなくても福山雅治のイメージで読んでいたのですごいオチだとおもった

  • 東野さん、紫綬褒章受賞おめでとうございます♪

    物理学とミステリーの融合。謎解きの部分はよく納得できない(理解力が足りないため?)けれど、お話としてはたいへん面白い。確かに映像向きだねぇ。
    続編があるらしいから、引き続き読破しようと思います。

  • 「容疑者Xの献身」を読み、ガリレオシリーズを順番に読もうと思った。ドラマも映画もまだ観ていないが、ガリレオ=福山雅治だとは知っていたので福山雅治を思い浮かべて読んでいた。

    短編集なので区切りをつけて読みやすかったが、ボリュームが少なく駆け足でストーリーが進んでいく感じ。「容疑者Xの献身」での天才VS天才の展開を読んだ後だと、この作品の犯人たちがここまで凝った殺し方するかな?能力や動機を考えても。

    どれも物理学者の設定ありきの複雑なトリックで、そこに自然現象や環境まで絡んでいて現実味は薄い。深く考えずにさらっと読むような、それこそ章毎に1時間ドラマにしてさらっと観る感じがちょうどいい。

    余分のように思う行動や会話や仕草の描写がどこまでも細かく、生き生きとした人物像を創り出していてさすがだと思いました。
    湯川が自販機の「故障中」の貼紙を見て「故障だけで通じるのに…」って笑。どの作品を読んでいても実在人物と錯覚するほどいちいちリアルさがある。

  • ガリレオシリーズ1作目。そのことを知らず、随分前に3作目の「容疑者Xの献身」を読んでしまったけど、多分順番通りに読まなくても大丈夫。
    こちらは、5つの短編からなる短編集だった。東野圭吾さんの著作を読むと常に感じることではあるが、この本は特につくづく「理系作家だな〜!」と思わせられた。ミステリーの裏には必ず科学的なロジックがある、というのが彼のお話のアイデンティティのように思う。よくこんなトリック思いつくな〜というものばかり。
    ガリレオシリーズも順番に読んでいきたい。

  • 大分以前にドラマで見たのがきっかけであった。

    当時はガリレオの独特な雰囲気に食い入るようにドラマを見ていた。
    本にて読んでみると、それぞれが短編に上手くまとめられており、非常に読みやすい内容であった。
    内容をなんとなく覚えてはいるが、それでも非常に面白い内容であった。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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