予知夢 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.42
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本棚登録 : 25292
感想 : 1711
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110086

作品紹介・あらすじ

深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か…。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • ガリレオシリーズの2作目

    オカルト×ミステリという事で、小説ならではの不思議な現象がたくさん起こります。

    個人的には、「夢想る」と「予知る」が好きでした


    毎度、東野圭吾さんには驚かされます

    これからもガリレオシリーズをどんどん読んでいきたいと思います

  • 東野圭吾は久々!
    まだ読んでなかったかな?読んだかもな?と思いながら読んだけど、最後まで「あぁっ、このオチ知ってた!」というのがなかったのでたぶん未読。(←以前、長編の最後の最後で「読んだことある…!」とショックを受けたことあり。ひどい記憶力!)

    天才物理学者湯川学が、友人で警察官の草薙から持ち込まれる事件を解決に導く。
    いやーオカルトだわぁ、という事件も、視点を変えればガラッと違う様相を見せる。
    東野さんはすごいなーと再確認。
    短編なのだけどトリックはしっかり練られているし、文章や論理の明解さ、伏線の回収と最後のまとまり。
    苦手な理系の話ながら(そう、湯川先生の言ってること半分もわかってない(笑))、すいすい読める気持ちよさ。

    どんな事件も科学や論理で解決できるんだ…!さすが湯川先生!ときたところで、最終話の"予知る"のラストはちょっとぞくっときました。

    褒めまくっといて何で星は3つやねん!という感じですが、短編だと人間描写は薄くなるので、やっぱり東野圭吾は長編がいいなぁなんて思ったため。特に不満というのではありません(笑)

    ★3.5

  • ガリレオシリーズ2作目。
    今回はタイトル通り「予知夢」を軸にした短編ミステリー。
    オカルト現象の謎を科学で証明する展開。
    ただ、中には逮捕まで至らないケースもありで。
    事件に向き合う様々な結論。
    解決だけではない結末がまた新鮮でした。
    また次のシリーズも読んでみたいと思います。

  • ガリレオシリーズ二作目 一作目より好きかもしれないが、二作目だから人物に愛着が湧いただけかもしれない 何より感心するのはよくネタが切れないなということ このあとまだかなりあるのだからすごい

  • ガリレオシリーズ代2作

    今作は、オカルトめいた奇妙な事件を、警視庁捜査一課の草薙刑事が、友人である、天才物理学者・湯川学の協力を得、見事に、科学的に解決する。

    《夢想る》
    世田谷で轢き逃げ事件が発生した。
    犯人は、事故直前に、ある少女の家に侵入していた。
    17年前に、会ったことも無いその女性と「結ばれる夢を見た」と、その犯人は言っていた。
    《霊視る》
    ある夜、女性が殺害された。目撃者が居ると言われ、犯人は、自白した。
    単純な衝動殺人と思われていたが、被害者の腕に傷が有ると聞いた湯川は、俄然事件解明に、前向きになった。
    《騒霊ぐ》
    草薙刑事の姉の友人の妹の夫が、失踪した。
    夫は、老人ホームに行った帰りに、知り合いの老女の家に寄ったと思われるが、夫が失踪した同日に、その老女も亡くなっていた。
    《絞殺る》
    ホテルの一室で、男の遺体が見つかった。
    男は前日に、「貸した金を返してもらう」と出て行ったきり、帰ってこなかった。
    男の娘は、前々日に、火の玉を見たと言い出した。
    《予知る》
    女は、不倫相手への当てつけに、電話中に、首吊り自殺をした。
    事件の、2日前の朝、向かいのマンションに住む少女が、その事件を予言していた。

    5編からなる短編集で、軽く読める。

  • 「探偵ガリレオ」に続く、シリーズ第二弾です。
    前回も今回も5編からなる短編です。
    前回よりもずっと面白くなっていました。
    こういう本は あっという間に読めます。

    偶然が重なると考えるより それは必然と考える、偶然を確立的に考える 等 科学的な解決がとても興味をそそられます。

    もともと漫画の「パタリロ」好きですから、こういう推理ものは好きです。
    すべての現象に意味がある・・ 勉強になります。

    第三弾「容疑者Xの献身」は直木賞受賞作の長編物です。
    読むのが楽しみです。

  • ガリレオシリーズ2作目。1作目に続き、こちらも短編集。
    今回も湯川先生は大活躍だった。「部外者にそんなに情報漏洩していいの?」とちょっと思ってしまう面も毎回あるけど、ほんのちょっとのヒントからあっという間に推理してしまう彼の方こそ刑事になった方がいいのでは。
    実際に起きた「予知夢」に関して、少し調べてみたくなった。

  • 天才物理学者 湯川が改名する人気連作ミステリ第二弾。

    子供の頃、夢で見た女性に17年後に巡り会うお話。そこにいるはずのない彼女の霊を見るお話。毎日同じ時間に起こるポルターガイストのお話。火の玉と謎の死体とアリバイだらけの容疑者たちのお話。女性の自殺を予言する少女の話。今回も五編の短編から構成される。

    これはオカルトなのか?それともミステリなのか?

    「すごい偶然が起きた場合、それはもしかすると必然だったのではないかと考えるのは、科学の世界では常識なんだ。」

    超常現象 VS 物理学

    個人的には、四つ目の作品「絞殺る」がどこか寂しいけど、湯川の人としてのやさしさに触れることができて好きです。短編で読みやすい作品となっています。みなさんもぜひ、手に取ってみてくださいね。

  • ’22年4月14日、読了。

    10年以上前に一度、読んでましたが…殆ど忘れていて、初読みに近い読後感でした。で、とても楽しんで読み終えました。

    最初の作品集「探偵ガリレオ」から、ちゃんと読み直そうと思って本棚を探しましたが、見つからず…この「予知夢」を読み直しましたが…面白かった!
    特に好きなのは、「絞殺る」と「予知る」かな。「絞殺る」の、優しい終わり方、「予知る」の!!!な終わり方、どちらも大好きです(θ‿θ)

    これも10年以上前に読んでいるガリレオ三作目、「容疑者Xの献身」、次行きます!これはよく覚えてる!

  • 探偵ガリレオよりも展開は早くてサラッとしているが、もっと土台がしっかりした感じがした。推理ドラマの毎週1時間の感じもありつつ、拡大版で15分くらい足を伸ばしたみたいな少しの余裕もある作りだ。
    恐らくキャラクターの位置づけがもっとしっかりしたからではないかと思う。お堅い学者さんと刑事というだけではなく、旧友と軽快なやり取りも以前より安心して見れる気がした。湯川先生とコーヒーの登場の仕方が毎回違うので、次はどんな風に扱われるのかと楽しみになってきた。
    最後の話の終わり方だけカチッと終わらず余韻があるので、色々想像できたのも面白い。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。1985年、『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。1999年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に『殺人の門』『探偵倶楽部』『さまよう刃』『夜明けの街で』『ラプラスの魔女』『魔力の胎動』など多数。

「2023年 『魔女と過ごした七日間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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