予知夢 (文春文庫 ひ 13-3)

著者 : 東野圭吾

• 文藝春秋 (2003年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[おもちさんの感想 · 2024年3月24日]

一話が短いのに面白くてすごい満足度。毎回感心するのは、よくこんなトリックを思いつくなって…東野圭吾って頭いいんですかね？理工系の大学を出ているから、そういう系のテーマやトリックが多いんだと思うんですけど…普通に知識がすごいなぁって。そういう大学を出ていれば皆さん知ってることなんですかね。とにかくすごいです。

[久能整さんの感想 · 2024年3月24日]

　前作よりもオカルト染みた事件が多く、それを科学的かつ、論理的に解決する湯川(と草薙)が良かった。「予知る」のラストは事故なのか、それとも無理心中なのか…

[生活委員会さんの感想 · 2024年3月9日]

ガリレオシリーズ第二弾。

ドラマが世代であったのでドラマから入ったのが悔やまれるか。
純粋なミステリーなのがドラマと違い面白い。ドラマも面白かったが、純粋にミステリーの方がハッキリしており読んでいて非常に読みやすい。

第3章のさわくで、犯罪を重ねる心理というところは非常に興味深かった。犯罪ではないが、人間は感情に生きているため、怒り等の感情に関しても引くに引けない、引く選択肢が消えることがあると思った。

[パンダマンさんの感想 · 2024年3月6日]

探偵ガリレオの第2作目
夢想る
霊視る
騒霊ぐ
絞殺る
予知る
の5章

絞殺るが一番好きだった
夫の画策は知らずとも妻はアリバイ作りのために色々と考え、自分に目が向くようにしていた。
家族、従業員のために選んだ選択。

サクサク読み進められるし、草薙と湯川のやり取りが面白い。

[てんぷらそばさんの感想 · 2024年2月26日]

ガリレオシリーズ2作目

理工学部助教授の湯川と
刑事の草薙がオカルト的事件を解決していくのは
1作目と変わらない
一つ一つの話がテンポよく進むので面白いと思う

ただし、
最終章の終わり方だけ全て科学で
実証できるわけでないのか？っと思わせる終わりで
他の章と違いドキッとする

[ino.さんの感想 · 2024年2月25日]

・今回はオカルトめいた事件に対してどう考察していくか、という内容のものが多かった。バディとしてのコンビネーションもますます良くなっていきテンポ良く事件が解決していった。最後の"予知る"ではゾワっとする展開もあり今作も全体を通して面白かった。

[りりさんの感想 · 2024年2月25日]

2作目にしてどっぷり沼に漬かってしまい、3時間くらいで読み切ってしまった。
オカルトチックだけどちゃんと種があって実に面白い。

[kariさんの感想 · 2024年2月23日]

ガリレオシリーズ2作品目。

自分の語彙力、気持ちを言語化する能力を高めたいと思い感想を書くことを決意。
東野圭吾の伏線回収が爽快すぎる。小学校5年生の時に友達に借りた容疑者Xの献身を読んだことをきっかけに、東野圭吾を好きになった。科学の知識も世の中の常識も知らないことばかりだったけど、あの時はいっちょ前に理解出来ているつもりで読んでいた。幸せな時間だった。友達のお母さんが東野圭吾を好きだったらしく、沢山の本を貸してもらって読み漁っていた。幼い頃から読書が大好きだったけれど、記録する習慣があったことはなかった。沢山の本を読んで得たものも多い（と思いたい）けど、ほとんど内容を忘れてしまうのが悔しくて寂しくてもどかしかったから、ブクログに記録をしようと思う！継続できるように頑張りたい。感想をつけること（必須にしたら面倒くさくなりそうだからそこは自分に任せる。）東野圭吾は何作品も読んだことあるけど、シリーズや順番を意識して読み進めようと思い、ガリレオシリーズから読み始めた。（読んだことある作品も、忘れているため読み直そうと思っている。）

[セシルの夕陽さんの感想 · 2024年2月16日]

【ガリレオシリーズ２】

前作より面白さUP！ 5話短篇集。
そして、オカルト現象事件を、湯川助教授が物理と科学の観点から解明していく構成は前作と同じ。
だが、グッと湯川の人物像が鮮明になって、草薙刑事とのやり取りもコミカルで愉快だ。

予言・幽霊・ポルターガイスト・火の玉・予知能力とオカルト要素オンパレードを、どう湯川が科学的に証明していくのか心浮き立った！

草薙役の北村一輝の部下、柴咲コウ役はまだ出てきていない。

[ワイコロアさんの感想 · 2024年2月11日]

シリーズ第二弾。少しオカルトチックな5つの事件の謎解きです。
相変わらず科学的ロジックはわかったふりが必要でしたが、一作目よりも面白かった。目当ての次作に期待感が上がります。

段々と湯川助教授の焦るところがみてみたくなってきました。

そして、第十三研究室名物のインスタントコーヒー。一口いただいてみたいものです。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。