予知夢 (文春文庫 ひ 13-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110086

感想・レビュー・書評

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  • ガリレオシリーズ2作目。こちらも短編集。実に面白かった。

  • 現実でも起こり得そうな怪奇現象を物理学者のガリレオが、次々と証明していく短編集。

    道中散々オカルトを否定してきたのに、最後の最後でホラーなんマジで油断した。すっごい鳥肌立った。
    ☆3.9

  • ガリレオシリーズで5話の短編集

    短いながらも一筋縄では行かないトリックや、伏線の見せ方は流石の一言です。

    短編のタイトル名にもセンスが感じられました。

    サクッと読める内容で、不可解な事件の種明かしも分かりやすく、忙しい方にもオススメしたい作品でした。

  • 今更ながら真夏の方程式を読んで映画見て、ガリレオシリーズに一気にはまった!ひとまずシリーズ全作集めたい。

    事件の中のオカルト的な現象を、草薙刑事の話と現場の状況を元に、科学的に解決していく。

    不思議な現象も、科学的にそう再現できるのか〜と感心する。

    「第三章 騒霊ぐ」で、ポルターガイスト現象を見てはしゃぐ湯川先生と、それを諫める草薙刑事のやり取りに思わず笑ってしまった。


    2022年6月26日

  • オカルトっぽさが強まったシリーズ第2弾。湯川自身も物理学の枠を超えた推理に磨きがかかり、探偵としてしっかりバージョンアップしていた。これで全10作コンプリート!順番通り読めばもっと楽しめたかもしれないが、とにかくどれも安定した面白さで、これほどハズレのないシリーズも稀有だと思う。「透明な螺旋」が出たばかりだというのにもう次作が待ち遠しい。できれば初期のようなトリック重視の本格ミステリ長編を期待したいけれど…無理かな。

  • ガリレオシリーズ ②
    今回もオカルトちっくな犯罪の謎をといていくー!!

    今回も短編のガリレオ先生ー。
    前作と同じように、おもしろく読めましたー!!

    夢想る (ゆめみる)
    モリサキレミと自分は運命の赤い糸で結ばれてる。
    霊視る (みえる)
    レモンイエローの服は彼女の服。
    騒霊ぐ (さわぐ)
    夜の8時に起きるポルターガイストの正体は…。
    絞殺る (しめる)
    火の玉が教えてくれた、他殺に見えて自殺しちゃった。
    予知る (しる)
    不倫相手が首吊り自殺を図ったー!!

    個人的には、「予知る」の最後が衝撃的だったなぁー。
    なんか、切ないその後を感じ取ってしまったよー。

  • ガリレオ先生シリーズ。270ページ。安定の面白さだった。

    夢想る(ゆめみる)
    霊視る(みえる)
    騒霊ぐ(さわぐ)
    絞殺る(しめる)
    予知る(しる)

    短編小説だった。短編ならではなサラリとした感じだが、ポルターガイストとか火の玉などオカルトとミステリーを混ぜ合わせた物語だったから面白かった。







    以下ネタバレ!!!














    解説に書いてたけど、ガリレオ先生の見た目のモデルは佐野史郎らしい!!

  • ドラマの「夢想る」、「霊視る」、「騒霊ぐ」、「絞殺る」、「予知る」が入ってます。個人的には、「夢想る」の結果に『へぇ~』ってなった。そして「騒霊ぐ」の中で、我が故郷が紹介された。『すごい田舎ならともかく、最後にいた場所は八王子なんだから』だって。東野、いいやつだな。って思った。それぞれが50ページくらいで終わってしまうので、結構物語が駆け足的だなって感じた。

  • 「探偵ガリレオ」の続編で、さくさく読み進める事が可能です。
    『絞殺る(しめる)』のトリックは数ある推理小説の中でも郡を抜いている。
    まさか、あんなトリックの方法があるなんて。。。

  • ⭐️3.4
    面白く読みやすい。安定の東野圭吾作品。
    さすが人気シリーズだな、と安心して読める。
    短編集は気軽に読み始めることができる。
    それぞれ短いのに、人間模様もしっかりと描かれていて、その後に関しては読者の想像に任せるような表現を用いて少しゾッとしたり。

    湯川先生と草薙刑事のテンポの良い会話も心地よい。

    あとがきに書いていたが、
    湯川先生はもともと佐野史郎さんがモデルだったんだとか!知らなかった!
    すっかり福山雅治さんでイメージして読んでしまうが、次回読もうとしているシリーズ第1作目の「探偵ガリレオ」は佐野史郎さんを頭に浮かべなら読んでみようと思う^ ^

  • ラストが最高

  • 短編集で1話30分ぐらいで読める
    テレビを見てるから分かるけど、
    文字だけでは分かりにくいトリックもある。

  • 3.0
    →トリックが高度な理系の物が多く、私には理解するのが難しかったです…
    ですが、短編集でどの話も楽しんで読むことが出来ました!いい1冊でした‪☺︎‬

  • 湯川さんの推理が今回も大爆発!!
    ガリレオシリーズ第二弾となった本作、探偵ガリレオに続き非常に奥深く面白い。

  • 東野圭吾ガリレオシリーズ2作目(2000年6月単行本、2003年8月文庫本)。天才物理学者、湯川学と友人の刑事、草薙俊平を主人公とした短編5編の科学ミステリー小説第2弾。
    1作目の「探偵ガリレオ」の続編のような構成で、奇怪な事件を草薙刑事と湯川助教授のコンビで次々に解決していく。どの短編も実に興味深く面白い。

    <第1章 夢想る>
    16歳の女子高生が27歳の男にストーカーされ、彼女の寝ている2階の部屋に忍び込まれたところを母親が気づき猟銃を発砲、男は窓から逃げ車で逃走。途中ひき逃げ事故を起こし逮捕される。ところが男は信じられない供述をする。小学4年の時に作文に彼女と結婚する夢を見たというものでまだ生まれていない彼女の名前が書かれていた。何でもないストーカー事件かと思われたことが湯川の推理で予知夢に関係する全く違った事件と解明される。
    <第2章 霊視る>
    高円寺のマンションに一人住まいのホステスが殺害された。犯人は彼女に言い寄っていたスポーツライターで、マンション住人の目撃証言によりすぐに逮捕され、痴情のもつれによる衝動的殺人に見えた。目撃証言に至る過程がちょっと霊感的なのだが、その男の友人が留守中の男のマンションでホステスの幽霊を見たことから目撃証人に繋がっていく。その友人はそのホステスと付き合っていた。表面上は痴情のもつれそのものに見えたが、幽霊への湯川の鋭い推理が根底から事件の本質を覆す。
    <第3章 騒霊ぐ>
    草薙が姉の強引な引きで姉の友達の妹の相談に乗ることになる。その妹の夫が失踪したことで。失踪した男は健康機器メーカーのエンジニアで5日前に八王子の営業訪問先を最後に行方不明になっている。そしてその後府中在住の一人住まいの老人宅に寄っただろうという推測が立ったがその老人は数日前に死亡していた。その家には怪しい男女4人が居座っていて、ポルターガイスト現象が起こっていた…。湯川がその不思議な現象を解明する。そして行方不明の男は…。
    <第4章 絞殺る>
    中小企業経営者の男がホテルの部屋の中で、絞殺死体で発見された。男の会社は経営に行き詰まっていたが、前日に金を貸していた人間から多額の金が返済されることになっていることを家族や従業員に話していた。その返済の話がもつれたのか、しかしその姿は見えない。捜査線上に妻の保険金殺人の疑いが生じるが妻のアリバイは完璧だった。現場を検証した湯川は男が経営する工場も検証、悲しい事件を解明する。
    <第5章 予知る>
    広告代理店に勤務する独身の女性が自宅マンションの部屋で首吊り自殺した。その部屋のカーテンが開いていて向かいのマンションに住む3人の人間がそれを見ていた。一人はその女性の不倫相手の男性、そしてその妻と男性の後輩(同じ大学ヨット部の3年後輩で同じ会社)。不倫相手の男性が自殺した女性から窓越しにお互いを見ながら携帯電話で結婚を迫られている途中での出来事だった。自殺に不審な点はなかったが、男性の隣の部屋に住む10歳位の少女がやはり自殺を目撃したという。しかし自殺を見たのは2日前という。予知少女出現となると草薙と湯川が動く。そして予知の謎を解くことは自殺事件を違った事件に解明することになる。最後の少女の新しい予知の言葉が怖い…。

    ガリレオシリーズの短編集を2冊読んで、ガリレオ入門は終わった。次は映画にもなった長編「容疑者Xの献身」を読むぞ〜。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か…。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第二弾。

    短編集。謎解きがアホな私には少々難しくて頭の中で図面が引けなかった。なんとなく謎が解けて一件落着で読了。

  • シリーズ物だから買った本

    この本も短編集だった。
    というかガリレオシリーズは短編が多くのね。
    調べて知りました。しかも映像化もされているのね。

    短編だとすらすら読めるし、一つの事件が簡潔に終わるので、なんとなく短編の良さ良さがわかってきた。

    主人公?の湯川助教授が刑事になった方がいいんじゃないか?と思った小説でした。

  • 日常の風景を描きながら、それほど「時代」を感じさせないところはさすが。映像としては、テレビ版の配役の顔を思い浮かべながら。ドラマ化するとどうしても主人公との相手女性役の恋心や恋愛感情などからまってくるけれど、原作だとそういう縛りがなくて、スッキリしていていい感じ。これは「ロード・オブ・ザ・リング」/『指輪物語』でも思ったところ。解説にあった「湯川のモデルは佐野史郎」というのは知らなかった。

  • 2018.6.4読了
    ☆3.8

    湯川がマイペースながらも事件の謎を爽快に暴いていく。
    短編集ながらも一話一話読み応えがあり、さすが東野圭吾、抜群の安定感。

  • 探偵ガリレオに次ぎ、ガリレオシリーズ第2弾。
    今回も5つの短編集で構成されている。
    相変わらず物理学者湯川の理系的観点からの推理が光る。少ない手がかりからスマートに事件を解決していくその姿は、実に面白い。心情に対する伏線なども分かりやすく読みやすい作品だった。

  • ガリレオシリーズ第2作。1作目を何気なく読み終えてすぐ、シリーズ全部読みたい!となった。
    前作と同じく草薙が奇妙な事件を湯川に相談する形式で毎章が始まる。アンナチュラルとか好きな人は好きなのでは?と思う。(自分も同じく好き)
    全て科学で説明できるが基礎にあるが、予知るの最後に静子と峰村が事故することを少女が予知したのか、、?となって終わるのが好き。
    映像化した中では、騒ぐが1番好きな話だったので本でも読めてよかった。

  • ガリレオシリーズ2作目。科学とは正反対にあるような言わば霊的な不思議な現象と事件。
    その相反する物事を科学的に解明していく様が気持ち良い。
    正直、全てを理解するのは無理だ。でも東野先生の中では具体的な映像が見えているんだろう。
    それも考えて、実写化はありがたいシリーズだ。

  • ガリレオシリーズ2作目。
    オカルトめいた事件を科学的に解き明かしていく5つの短編集。どの話も安定に面白かったです。
    ラストの「予知る」の終わり方にゾクッとした。

  • ガリレオシリーズ2作目。
    今回はオカルトミステリ的な作品が5篇の短編集。
    やはり証明出来ないものも世の中にはありますよね…。恐ろしー。

  • 理系トリック苦手な僕ですが、今回は、割りと人間のドロドロした動機みたなものも描かれていて良かったかな。

    最後のエピソードだけはちょっとゾッとしました。名著と言われる容疑者Xの献身はどうするか考え中。

  • ドラマで見たことあったけど内容を忘れてきたので読み返しました。よみやすくですいすい読める。私は理科教育に関わる仕事をしていますが、このシリーズは面白くて勉強にもなるので最高です。

  • 短編集だったので読みやすかった!
    ドラマのなかの湯川と少し感じが違うのが違和感かんじた!ドラマみてないほうがいいな

  • 探偵ガリレオシリーズの2冊目。5本の短編で構成されていて、どれも読みやすく面白かった。若干トリックに無理がありそうな気がしないでもないが、科学的な説明がつくとスッキリする。「予知る」のラストが良かった。

  • 再読完了。ガリレオ1作目の探偵ガリレオ
    と同じように短編集だけど、1作目より個人的には面白かった!
    最後の最後、結果は書いてないけど、不吉な予感を連想させるような終わり方が不気味〜

  • 短編集は、先にオチがわかってしまうことが多いのだが、やはり、東野圭吾は裏切らない!

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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