予知夢 (文春文庫 ひ 13-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110086

感想・レビュー・書評

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  • 予知夢
    東野圭吾

    ガリレオシリーズ②

    ∞----------------------∞

    -夢想る-
    何故か分からないけど夢にお告げのように出てきた名前。実際その名前の子が現れたら...そりゃ、興味持つよね。ストーカーしてたこの男性も悪いけど、それを利用して誘い出して自分の過去の罪を隠蔽するために正当防衛で殺そうとした親がもっと怖い。

    -霊視る-
    殺されたのと同時刻に別の場所にも現れた女性。亡霊は湯川さんにとっては「居ないもの」だから、目をつけるところは初めから草薙刑事と違う。それぞれが亡霊に怯えてるって言うフレーズが怖い。

    -騒霊ぐ-
    毎晩8時のポルターガイスト。原因が分からないけど警察には言えない、でも怖いからその時間だけ逃げてる。化学で証明されても、霊的なものだったと信じたい草薙さんでした。

    -絞殺る-
    何かが起こると思った時に、それに合わせてアリバイを作るっていう奥さんが冷静すぎて怖い。保険金狙いの自殺って、何とかしてあげたい気持ちは分かる。

    -予知る-
    目の前で起きた自殺が他殺とは。世には色んなものがあって、それによって湯川さんは色んな推理が出来る。と同時に、本当に予知夢だったかも知れないとも思ってしまうところもある。

    解説にもあったけど、全体的にミステリ以上にオカルト。

    2023/05/10 読了

  • とても読みやすかった。
    短編推理小説。どれもワクワクドキドキ感があって、湯川の推理の場面では、一回では私の想像力が乏しくて、2回読むと理解が出来ました。最後は予知夢を暗示させる言葉で終わってました。この世の中は説明つかないような不思議な事があるのかないのか?

  • 前作よりもっと難解で圧倒される推理が多かった気がする。現実ではありえない、超能力のようなことを科学的に証明するのいつも面白いし感心させられる。次回は世界的にも有名になった作品だから楽しみだ。

  • 湯川先生が出てくる5編の短編集。
    それぞれに推理小説として楽しめました。
    第4章で死亡方法が説明されますが、理解力・想像力が足りずに仕組みが理解できませんでした。
    図があればいいのにな~

  • ガリレオシリーズ2作目。
    今回はオカルトミステリ的な作品が5篇の短編集。
    やはり証明出来ないものも世の中にはありますよね…。恐ろしー。

  • 夢を見たのくだりしか覚えてない。再読したい

  • 理系トリック苦手な僕ですが、今回は、割りと人間のドロドロした動機みたなものも描かれていて良かったかな。

    最後のエピソードだけはちょっとゾッとしました。名著と言われる容疑者Xの献身はどうするか考え中。

  • ガリレオシリーズ2作目。
    予知夢とかポルガーガイストやら怪奇現象っぽい事件が起きるけど変人物理学者と理系音痴の草薙刑事のおかげで物理現象やって解明。2人のやりとり好きなんやけどw
    ガリレオにはインスタントコーヒーは定番やなw
    事件の動機はさ、痴情のもつれやお金とかありきたりなものやけどちょっとオカルトめいたものが出てきたらオモロい。
    理系嫌いからすれば物理なんてちんぷんかんやけどw
    東野圭吾さん自体が国立の理系出身やし、エンジニアとして働いてた傍、趣味で小説書いてた時期あったみたいやし。東野圭吾さん頭良すぎやし理系分野とウィンタースポーツ好きすぎてミステリに反映させるあたりさすがやなって思うわ

  • (^。^)んー、まぁおもろいと言えばおもろい

  • ガリレオシリーズ二作目。
    一作目に続いて、図書館で借りて読んでみました。

    ※探偵ガリレオ
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110075#comment

    一作目と比べると、よりオカルト感が増したというか、
    不思議度合いがアップしています。
    それをまぁ見事に天才物理学者が華麗に解決してくれます。
    一作目よりも、驚きの展開が含まれていたりと、
    ストーリーがさらにパワーアップしている感もあります。
    限られた文字数の短編にここまでの話を盛り込めるってのは、
    やっぱりすごいことなんかもしれないです。

    最後の解説を読んでいると、
    東野圭吾さんって、理系出身らしい。
    なので、こんなにマニアックな物理現象を
    ミステリーの中に組み込めるんですね。
    三作目も楽しく読んでみます。

    ※容疑者Xの献身
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110121#comment

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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