レイクサイド (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 10870
レビュー : 952
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110109

感想・レビュー・書評

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  • 物語自体はそれほど長くはない。
    読みやすさもあり、注意力さえあれば案外真犯人の予想も早い段階で予想できてしまう。
    主人公・並木俊介は妻の連れ子である章太の中学受験のため、四家族で姫神湖別荘地に勉強合宿のために向かったが、みんなよりも遅れて到着する。
    ところが、俊介の愛人・高階英里子が殺害され妻・美菜子が犯人だと告白をする。
    もともと勉強合宿に熱心だったわけでもない。
    他の子供たちの親とも意見の衝突もある。
    非常識ではあるけれど、親たちの子供を思うがゆえの思いは、犯行の隠蔽工作へと彼らを向かわせる。
    しかし、徐々に明かされていく事件の真相。
    巧妙に隠された伏線が仕掛けられていた。
    一般社会では非常識とされる行為も、他に知る人もいな閉ざされた空間の中では違った意味を持ってきてしまう。
    大人たちが下した判断は正しかったのだろうか。
    もっと他に方法はなかったのだろうか。
    「親の愛情」そんな綺麗事では済まされないような現実と向き合ったとき、もしかしたら人は道を誤ってしまうのかもしれない。
    ほんの少しだけれど親子関係が修復されていくような、そんな未来が見えたような気がしたことが救いと言えば救いだった。

  • お受験のこういう話って実際にあるのかな?
    怖いですね……。実際には、めったにないと思うけど。

    ラストはまさかの展開です。
    こういう終わり方なんだ!と。

  • 救いようのない大人達ばかり。でもストーリーは興味深く、アッという間に読み終わった。事件の真相がシンプルなため、バットエンドなのにスッキリした気分になる。

  • まあまあ面白かった。ミステリーが主軸で人間ドラマは軽めなストーリー。
    犯罪トリックと動機は納得感があって思わず唸らされたけど、登場人物たちが揃いも揃って理解しがたい価値観を持った人たちばかりでストーリーに引き込まれる感覚は得られなかった…、残念。
    でも、ミステリー部分は素晴らしいので傍観者的に読んでも十分に楽しめる作品だと思う。ボリュームも少なめだし。

  • 何もかも不自然で、ありえない設定だった。殺人を隠蔽する為に色々な工作をするが、例えばホテルのチェックアウトや、被害者のマンションへ荷物を運ぶ時、高速道路でさえ普通に考えたら防犯(監視)カメラに写るのにと思う。
    だいたい実の父でない人を奪われたくないが為に子供があんなやり方で殺人を犯すとは考えられない。自分だったら浮気をしている義父を恨むと思う。
    今まで東野圭吾の作品を多々読んできたが、いったいこの作品はどうしちゃったんだろう!?という感じだった。

  • 最後の最後まで、まったく展開が予想できませんでした。。。

    こんなことありえないだろう!って思いつつ、私なら、私でも、、、と、レイクサイドで不可解な団結を持つ人々の裏を探ろうとしてしまう。。。


    殺人が起こったのに淡々と進む集団殺人隠蔽がなんとも不気味です。

  • 全編を通して「中学受験の特異さ」に頼ったストーリー展開で、中学受験経験者としては、それはないだろう…と思わざるを得ない

  • 東野圭吾を懲りずによんでみる。

    なんか、小市民くさいんだよなぁ。
    DEAN&DELUCAとか好きそうな女と同じ土壌で生きてる、重松清的な当たり障りのなさ。

    • hs19501112さん
      【東野圭吾を懲りずによんでみる】

      自分も、同じ感覚で読みました(笑)。
      【東野圭吾を懲りずによんでみる】

      自分も、同じ感覚で読みました(笑)。
      2013/11/18
  • やっぱ東野さんはドラマを意識して本を書いているような錯覚に陥る。主人公の視点では気づけない、怪しい塾の集まりに、子どもと親の関係性、その視点が素晴らしい。でもってラストはそう来ますか。

  • 当方、子供はいませんが親の気持ちを馬鹿にするにも程があると思わざるを得ない。
    ミステリー=エンターテインメントという理由だけでこのような愚行ともいうべきストーリー仕立てを軽々しく世に出すことは許されるべきではない。
    こういった現実は実際あるのかもしれないが、書くなら目を背けたくなるような事実を人間の闇の不可避性と結び付けて真剣に描き出さないと。
    最後の救いで★を一つ付けはしたが、何か腹立たしい。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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