手紙 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 29690
レビュー : 2863
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110116

感想・レビュー・書評

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  • 考えさせられました。でも由美子とか寺尾とか本当に味方になってくれる人がいたのに救われました。

  • どういう感情を残せば正解なのかわからない。

    『手紙』は様々な視点で読むことができる。一般には非日常な内容ではあるが、可能性がゼロではない。自分だったら?と考えることで、各々の視点で最善の方法を読者が考えられたら良いのかなー

  • 久しぶりに早く続きが読みたいと
    ついページをめくる手が早くなった作品

    初の東野圭吾、予想以上によかったです
    細かな描写が印象的でした

    時間は戻せないから
    失った物は二度と戻らない
    起きたことは決して消えない

    被害者側も、加害者側も
    両方が完全な日常に戻ることは
    ありえないということなのだろう

  • 衝撃的だった作品。この著書に出会えて本当に良かった。殺人犯罪者の家族というレッテルを貼られることで、どれほど大変で苛酷な運命が待ち受けているものか。この作品を読むことで嫌というほど伝わってくる。今迄殺人を犯した本人だけが生涯にわたり罪を償わなければならないという考えが根本から変えられた。特に印象的だったのは、強盗殺人の兄の弟である直貴に次々と降りかかる不幸は、本人は「差別されている、理不尽」だと感じていたが、直貴が働いた会社の社長である平野はそれを「当然に差別しなければならないものだ」と本人が殺人を犯してないのに、差別に合うことを正当化した点。よく考えさせられた。
    2015.12.17

  • 東野さんの作品の中で一番考えさせられた。
    この作品が一番好きかもしれない。

  • 「理不尽な世の中だなぁ」と読書後に非常に腹を立てたり、嗚咽したり、ぼんやりと思ったり、少なからず何かを感じると思いますが、その不条理な世の中を作ってしまっているのは詰まる所我々ですから気分が悪くなります。殺人者の家族を持った不運な主人公という一般的に馴染みがない者へ読者の共感を得る為、その世間が極端に悪に描かれることは小説の常套手段ですが今作は違います。見て見ぬ振り、差別していない振りのリアルさに胸くそ悪くなります。兄が裁かれるべき存在だということは揺るぎませんが、弟が差別されることが間違いであることも揺るがないことです。殺人者の家族が近所にいることは極めて珍しいことですが、国籍、身体など差別の材料となることは至る所腐る程あります。差別はなくならないよねぇと悟った気でいるより先ず自分から差別はやめんといかんと叱られた気になりました。東野圭吾の諦観にも似た怒りを感じました。

  • 私の中のベストオブ東野圭吾作品

  • 強盗殺人を犯した兄。
    加害者の家族という事で差別を受ける弟。
    兄から毎月送られてくる手紙。
    めっちゃ考えさせられる一冊でした。
    ラストは主人公と同じく声がつまってしまった。
    家族で読んで感想を話し合ってもらいたい本だと思いました。

  • 電気屋の社長が言ってます。
    その通りだと思う。

  • 東野さんの作品はほんっと幅広い。

    東野さんの本格推理小説ばっか読んでた後にこれ読んだら、
    ほんとに同じ人が書いたの?って思うくらい。


    ラストが切なかった。
    というか、決してハッピーエンドで終わるわけではない、
    ってところがまたこの問題の難題さをよく表してたような。

    だって結局は縁切ることを決めちゃったんだもんね。
    どの選択が正しい、間違ってるとかはないけれど、
    とにかくどれをとっても辛い生活が待ってることには変わらないんだ。

    直貴が結婚して子どももいて、
    幸せな生活送れたんだな、よかったよかった、
    で終わりじゃないところがまた切なかった。

    一生向き合っていかないといけん問題なのか。

    いろいろと考えさせられます。

    20080206

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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