容疑者Xの献身 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
4.20
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本棚登録 : 32369
レビュー : 2933
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110123

作品紹介・あらすじ

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 無償の愛・・・という言葉がある。
    はたして石神の花岡母娘に対する行為は無償の愛だったのだろうか。
    もちろん、石神は花岡に対して特別な思いは持っていたと思う。
    でも、それだけで犯行におよんだとは考えにくい。
    もっと強烈な、石神自身の問題だったように感じた。
    何も悪いことはしていないのに大学を追われ、教師としての情熱も持てずに、毎日を暮らしているだけの毎日。
    花岡母娘に起きた不幸な出来事は、表現は悪いが石神にとっては「またとない機会」だったのでは?と思う。
    誰かのために自分の知識を総動員して対応を練る。
    頼られているという実感、自分の存在意義をはっきりと意識させてくれる日々。
    死んだように過ぎていた時間が、再び動き出したような喜び。
    石神の中にはそんな思いがあったようにも感じた。
    湯川と石神の攻防が読み応え十分だった。
    先の先を読み、事件のシナリオを書いていく石神。
    そして湯川が解きほぐしていく石神のトリック。
    どうやら「純愛」というのが物語のキーワードとして宣伝媒体に使われていたようだが、個人的にはちょっとした違和感があった。
    石神の完璧な犯罪計画は、花岡母娘のためでもあったが、無意識だったとしても石神自身の存在価値というのが大きかったと思う。
    石神が沈黙することで得られるもの。
    それは、花岡母娘の脳裏から絶対に消えない自分の記憶・・・だった気がするから。
    穿った見方だな、と思う。
    もっと素直に「純愛」ってすごい!!という感想でもいいじゃないかと思う気持ちもあるけれど。
    「ガリレオ」シリーズの傑作は、いろいろな受け取り方ができる奥の深い作品だった。

  • 天才VS天才の頭脳対決!のような、ありがちな話ではなくて
    もっと深い話。上手く言えない自分がもどかしい。
    ここまで人が人を愛せるかなあ……。

    • sera007さん
      「上手く言えない自分がもどかしい」
      おっしゃるとおりです、その一言につきます。
      最高の本とめぐりあえました。
      「上手く言えない自分がもどかしい」
      おっしゃるとおりです、その一言につきます。
      最高の本とめぐりあえました。
      2012/09/20
    • 深雪美冬さん
      コメントありがとうございます!
      本当にこの作品は、最高の一冊だったことは
      確かなんですが、上手いこと感想が言えないと
      いうか、表現ができない...
      コメントありがとうございます!
      本当にこの作品は、最高の一冊だったことは
      確かなんですが、上手いこと感想が言えないと
      いうか、表現ができないですよね。
      こんな拙いレビューにコメント下さって本当に
      ありがとうございます。びっくりしました。
      フォローさせていただきました^^
      2012/09/20
  • ガリレオ
    ちょっと書き方が生々しくグロかった。
    まあまあ面白かった

    余談ですが2929こ目の感想でちょっと嬉しかった

  • ガリレオシリーズで長編の作品ですが、それまでのシリーズは短編だったので、サクサク読めて、長編はどうなるのだろうと期待して読みました。推理小説?と言えるのかと思うくらい奥深いストーリーでした。
    まさかガリレオシリーズで胸に刺さるとは、思いもしなかったことをよく覚えています。
    ストーリーとしては、「古畑任三郎」のように犯人はわかっていて、完全犯罪をどう崩していき、追い詰めるのかという展開ですが、どんどんページをめくるたびに「え?」と驚くところが多数ありました。読めば読むほど、改めて東野圭吾さんの凄さに感銘を受けたことを今でも記憶に残っています。
    謎解きを含めて完成度は高く、すべてを読んだ後に題名を改めてみると、切ないというか、儚いというか、純粋というか何とも一言では言い表せない愛の深さに惹きつけられました。
    東野作品の中では、必ず通ってほしい作品です。ぜひ一読してみては。

  • 読書初心者っす。読破2冊目

    東野圭吾さんの名前は前々から聞いた事があるなぁー程度の私ですこんにちは。

    率直な感想。め、めちゃくちゃ面白かった。。もっと早く読書習慣始めれば良かったと思うレベルでした。
    情景や心理描写が読みやすく、夢中で読んでしまった。。

    そしてタイトル通り、人間ってここまで献身的になれるものなのかと。切ないとか言葉では表せれない感覚を味わいました。

    読書初心者の私が言うんだから間違いない。最初はページ数に怯むかもしれないけど、読み始めたら止められない。普段本を読まない人にも、とてもオススメ。

  • 読み終わった後感動で胸が震えました。
    あやうく涙が出そうでした。

    容疑者Xの献身。
    タイトルからして一度見たら忘れないインパクトのあるタイトル。
    黒い表紙に赤いバラが一輪。
    その全てが感動に色を添えてると思いました。

    とにかく内容は何も語れません。
    下手なことを書いて少しでも小説の内容が分かるようなことはしたくないです。

    中盤から話の中に引き込まれて、小説の風景が見えてきました。
    登場人物の誰かになってこの本の中にいました。
    ここまで引き込まれるのは久しぶりです。

    実は私、東野圭吾さんの本の中でガリレオシリーズは好きじゃないんです。
    でもこれは別格だと思いました。
    まったく違う雰囲気だと思います。

    また、この作品は映画化されるようですが、作中の石神さんは私の中のイメージでは完璧に温水洋一です。

  • いろんな所で評価がよかったから買ってみた小説

    どうゆうトリックかわからず、最後は予想外のトリックはびっくりした。

    最終的にはちょっと悲しい感じに終わったが、天才同士の対決はいい対決だった。

    刑事の人はちょっと博士に頼りすぎのような気もした。

    「思い込みの盲点をつく」これを学んだ小説でした。

    • きのPさん
      映画化作品の容疑者Xもオススメですよ!!
      映画化作品の容疑者Xもオススメですよ!!
      2019/08/20
  • 今更ながら読んでみた。
    言わずと知れた東野圭吾のガリレオシリーズ
    めっちゃ有名すぎるものを避けて通る癖(悪い癖?)があるけど、ついに手を出した。
    「容疑者xの献身」
    評判通りの傑作!!!
    ミステリー小説ってトリックの出来栄えとかに固執しすぎてる感があり、事件に至るまでのヒューマンドラマ(ここ非常に重要

  • 映画『容疑者xの献身』はこれでもかというくらい放送されているのでネタバレを含んだレビューを掲載。

    『オール讀物』連載のときの作品名は『容疑者x』で、殺人事件=容疑者x+アリバイというxへの代入が要諦であるわけだが、では単行本化にあたっての「献身」とは何であったか。数学的要素と非論理的で情緒的な「献身」を組み合わせたのはなぜか。読み解く鍵は最後の石神の咆哮だ。

    石神は天才として穢れぬ純粋数学の世界に生き、穢れた現実社会に絶望し生きる意味を見失い自殺を図った。そのとき彼を救ったのは、彼が成し遂げられなかった現実社会で、純真に健気に生きる花岡親子の姿であった。石神が感じたのは恋や愛よりむしろ純粋数学と同じ神々しさであったのではないか。自分の絶望を超越した存在となった花岡靖子への畏怖。その瞬間から石神が選んだ役回りは靖子が永久にそう在り続けるよう尽くすことであった。

    石神の「容疑者x」の問題は、石神の問題であり、靖子の問題ではなかった。ゆえに花岡親子の完全性を担保できるはずであった、少なくとも石神の脳内では。しかし現実は常に出鱈目で矛盾に満ちた世界だ。不合理なことも起こる。石神の「献身」に神が答えた。自責の念の駆られた靖子の行動は、石神が神格化した靖子を汚し壊崩させてしまった、ひいては同位の純粋数学の神格性をも脅かす出来事であった。石神が最後の吐いた咆哮、それは絶望であり哀しみであり怒りであり、そして人間らしさを取り戻す希望的脱皮の雄叫びであった。このラストがなければ刑務所のなかで純粋数学の世界に生きたであろう石神、靖子の非論理性に触れることで現実社会に再び戻った。これは終わりではなく始まりであろう。

    というわけで直木賞受賞作品だけあって非常に面白いエンターテイメント作品であった。

  • 愛でできたミステリー。

    ミステリー作品自体を私があまり読まないため、謎が解ける部分は圧巻だった。

    読み終わってからは容疑者xの献身というタイトルのハマり具合が気持ち良かった。

  • 小説で泣いたのは久しぶりだった
    これほどまでに大きな愛はあるだろうか。
    天才、そして感情が滅多に現さない石神が、隣に住む花岡母子を最後まで守ろうとする姿、その張り巡らしたパズルには、涙を止められなかった。

    最後の41ページ。怒涛のクライマックスには目が離せない。

    追:読み終わってから思えば、最初からきちんと伏線が張られていた

  • フーダニットではなく、ハウダニットのミステリー小説です。絶対に解けないような難問は作る方が難しいか、解く方が難しいか。真相がとにかく意外で、東野圭吾さんの頭の良さに舌を巻くばかりです。そして哀しい人間ドラマにひきつけられます。とても魅力的な小説だと思います。

  • 説定としては、さほど珍しいモノでは無いものの、特によかったというか面白かったというところが二つある。

    一つは石神の靖子に対するひとえの愛情であり、読みながらも大したモンだと思ったものである。
    だがこれが、数学者でどこまでも物事を論理的に思考する石神だからこそなのだと思うし、それを人間臭いかどうかまでは分からないけれども、湯川よりも面白いと言えるのかもしれない。「個人的にはであるが」

    しかし湯川が一切事件に関わらないで、草薙達、警察だけであったら容易に迷宮入りになっていたであろうが、その時は眠りの小五郎に任せるほかなかっただろうな(笑)

    それだけに計画の周到さや、言葉巧みに警察の捜査を誤った方向に意図的に誘導するところなどがスゴイだけに、もう少し完全犯罪まで成しえたであろう。

    ただ盲点だったのが湯川という存在と、同じ大学の同期であり、石神のちょっとした言動や仕草からカンずいちゃうところである。

    二つ目は事件の一連の謎が解けた湯川が、石神本人にしか
    分からないように言うセリフがある。

    「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決めれるのは歯車自身だけだ」というものだが中々イカスこと言うじゃないかと思ったものである。

    だがいずれどちらに転んだにせよ、元夫を殺した靖子に罪悪感は死ぬまで消えないであろうことで、現に最後の方で娘の美里が自殺未遂をやらかすところからでもそう言えるだろう。

    とりあえず小説版は読んだことだし、機会があったら映画の見てみようと思う。

  • 今や有名になったガリレオシリーズの長編。2005年直木賞受賞作品。
    緻密に散りばめられた事象が、最後のまさかの展開で繋がっていく。
    殺人ありの推理小説ですが、東野さんらしく、優しく切ない人間を描写していて、とても読みやすい作品です。

  • 東野圭吾のガリレオシリーズが好きで記憶は定かではないですが映画を見てから小説を読みました。「献身」という二文字にふさわしい純愛推理小説でした。自分の身を犠牲にし一方的に愛する人に「献身」する。純粋な愛とゆがんだ愛が混ざった映画と小説でした。

  • 最後まで読んで辛くなった。
    誰かが救われてほしかった。
    「人殺し」をした人に幸せになってほしいと思ってしまうのもおかしいのだろうか。

  • またもや東野圭吾にしてやられた。
    今度は騙されまいと注意深く読み進めたつもりだったのに、始めっからまんまと術中にはまってた。

    この人の作品には全く無駄が無い。人物や情景の余計な描写を極力省き、文章の全てをプロットの構築とその補強に費やす。何気無いエピソードの一つ一つが後々明らかにされる仕掛けの伏線となっている。その騙しの手法はまるで手品のようだ。読者を巧みに錯覚や先入観に誘導し煙に巻く。
    そして仕掛けが明かされた途端、まるで騙し絵を読み解いた時のような快感が待ち受けている。
    この作品でも、冒頭で語られる石神の人間観察力を示すホームレス達の描写も、実は重要な伏線として用意されたものだった。
    また、物語の骨格に登場人物達の友情や愛情を盛り込み、泣かせ所も忘れない。今回もラストで石神が慟哭する場面では、ともに涙してしまった。

    この作家の魅力は、欲張りな小説家達が求めがちなリアリズムや社会問題などに走らず、エンターテイメントに徹しているところ。そして練り上げられた鉄壁のプロットにウェットな情感を交差させ読者を作中に引きずり込む。

    あぁ、また東野圭吾に騙されたい...

  • 超頭良いけど恋愛経験ゼロな厨二病童貞が頼まれてもないのに一目ぼれした母娘のためにヒーロー気取りで色々頑張っちゃってたのに、突然出てきた自称友人のKYで変態な天才物理学者に色々ひっかきまわされて誰も幸せにならずに終わる話。

    としか思えん。
    純愛。どこが純愛なんだろう…。
    「こんなに深い愛情には出会ったことがない」とか書かれてるのもえらい興が醒める。それはこっちが勝手に感じ取りたいです。マジやめて。

    トリックなんかの外枠は面白いのに、中で実際に動いてる登場人物たちがみんな自己陶酔してるだけで相手のことなんか考えてなくて嫌になっちまう。
    罪の意識に押しつぶされちゃうほど善良で弱い人はさっさと自首させてやるのが親切なんじゃないですかねえ。幸せでいてほしいってのは石神が自分の願望押しつけてるだけ。

    湯川も湯川で「靖子が真実を知らないんじゃ石神が報われない」的なことを言いつつしゃしゃり出てきちまってるけど、それは靖子が自首した後に言えば良い話であって(美里が手首切ったりしてたし、湯川が話さなくても自首は時間の問題だったと思われ)友達のためを思うならあのタイミングでは決して言ってはならなかったことだと思うのよね。
    結局靖子に自首させてすっきりしたのは湯川だけじゃないすか。何だそれ。

    しかしキャラ造形がこんな雑なのにそれでも話は面白いってのはある意味すごいのかもしれん。
    映画を補完したくて読んだけど、補完したかった箇所は原作でも書かれてなかったわ。ざーんねーん。

  • ミステリー小説のなかで、生まれて初めて泣けた作品。
    文庫で読んだのに、単行本を購入したいとおもった初めての作品だった。最後の種明かしのところで、だいどんでん返しがあって、読み進めればよい進めるほど、のめりこめた作品。
    ミステリーやサスペンス小説の中ではピカイチ!

  • タイトルが本当にぴったりで、まさに「容疑者Xの献身」という他ない。
    ラストに至るまでの色んな人の心情の流れが凄く、特に最後の急展開にはびっくり!
    それぞれの気持ちを思うと、切なくてたまらない。
    それでも読み終わった時にはもやもやしなかった。

    湯川先生なりの考えがあって彼なりにアプローチしていくんだけど、それらの行動は全て他の誰かの視点から見るせいで、やっぱり何考えてるのか分かりづらい人。だがそれがいい。
    それでも湯川先生の言葉や行動の節々に感情を感じられた。
    認め合ったもの同士の言葉の裏の駆け引きは面白い半面、切なくもあった。

  • 原作を読まずに映画を観た。というかその頃は本なんて掛け値なしに全く読まなかった。
    映画がとても好きで、本も読んでみたくなった。
    本を読む人はよく映像化されると文句をいうが、この作品は気にならなかった。もちろん、再現性は完璧ではないが、映画を観てから本を読むと、イメージが湧きやすく(なかなか文章を頭で映像化するのが苦手なので助かった。)、結末を知っていてものめり込めた。湯川のイメージが少しズレてるのも対比を楽しめた。

  • 衝撃だった。
    なんというか、読んだ後になにかがこみあがってくるようなかんじになった。この本は読んで人生得したと思えるぐらい私にとって良い本だった。興奮を最後で落ち着けないところ、本当にすごくてすごいしか言葉が出ません。

  • 東野圭吾の本はどれも普通に面白いんだけど、読んだ後にすぐ忘れてしまう。良くも悪くも印象に残らない感じ。
    でも、この本は強烈に残った。
    東野圭吾の中で一番好き。
    ただ、弁当屋の女主人がいまひとつ魅力的に感じない。
    あれだけの天才が全てを投げ打って守ろうとするほどの人なんだから、もう少し魅力を掘り下げて欲しかった。

  • うーん、不覚にもホロリと来た。ここまで無償の、純粋な愛情を精緻かつ感情溢れる文章であらわせるとは、すごいとしか言いようがない。
    殺人事件ではあるのだけど、ここまで誰かを愛せる気持ちは正直羨ましいと思った。つい何かにつけ損得で物事を考えてしまうので、その思考パターンに一撃をくらわせてくれる一冊でもあった。

    やっぱり小説は面白いなあ。

  • お馴染み、ガリレオシリーズの傑作。数学者が哀れだったなぁ。

  • 面白い。人間ドラマとしても奥が深く読み応えがあるし、ミステリーとしてもすごい。久しぶりに読んだ後に騙されたーと思った。

  • 面白いですね。
    ドラマのガリレオも面白いけど、小説が面白いからですね。

  • ガリレオシリーズ初の長編!
    読んで5ページくらいで面白すぎるとページをめくる手が止まらず、時間を忘れて読んでいた。
    結末は予想外すぎた。私は恋で自分の人生を棒に振るようなことはしたくないと思うが、数学の先生は自分の人生を捨ててでも愛している女性のために一生懸命守ろうとする人間性に惹かれるものがあった。

  • これは何回読んでも鳥肌。
    東野圭吾の頭の中を覗きたくなる本。

  • 石神さんの愛の強さに感動した
    ここまで愛してくれるひとがいることがすばらしい

  • 東野圭吾の作品は初めて読みました。
    めちゃめちゃ面白くて、ページをめくる手が止まりませんでした!
    他の作品も読みたくなりました。完全にハマりました笑

  • 殺人は決して許されることではない
    けれど容疑者の気持ちも分かる…
    善悪を考えさせられる
    切ない話でした…

  • 感激した。色々考えさせた。

  • ミステリー定番の不可能殺人でもなく、一見して粗だらけに思えるアリバイ工作が、どんな仕掛けを以てして完全犯罪になり得るのか、皆目見当もつかなかったので、トリック判明時には大いに驚いた。ミステリーファンでも何でもない私は本書が【本格】であろうがなかろうが、楽しく読めればそれで良いのだ。作中、容疑者の【献身】を【愛情】と言い換える場面もあるが、詰まる所【究極の自己満足】に過ぎなかったのではないか。だからこそ、守りたかった人を自身で深く傷つけてしまったのかもしれない。彼がそれに気付く機会を得た結末には救いがある。

  • H30.10.20 読了。

    これは面白いわー!!
    東野圭吾さんの作品については、以前『パラドックス13』を読んで、東野圭吾って有名なのに全然面白くないじゃん!っていうイメージが自分の中にあった。
    が、この作品は本当に同じ方が書いたんですか?ってなるくらいめちゃめちゃ面白かった。

    確かに、結構前半から、日付ってこれであってたっけ、とは思いながらも確認せずに読んでいた。
    なんとなく引っかかったままだったのが、最後の方でやっぱりそこ関係あったんだ!という驚きはあったものの、トリックに関しては想像を絶するものだった。

    そしてこの不器用な愛。
    ある意味恋愛小説でもあるよね。

    とにかくこれは読んで損はない。
    映画版も観てみたい。

  • 初めて活字で鳥肌が立った。人の表情や動きの表現がわかりやすく、最後の数十ページは興奮と感動でしかない。

  • ・9/6 読了.かなり前に映画を観てたけどなんとなく思い出してきた.主人公が数学者だから容疑者Xなんだろうか.ならもう一人の容疑者はYか.笑 こういうミステリーは伏線のくだりを挿入する場所はどうやって決めていくんだろう.ひとつの場面になるだろうから前後続いてなくても成立することもあるだろうから、いろいろな箇所に移動してみて最終的に決めるんだろうな、きっと.でもガリレオ博士が福山雅治に見えてどうしようもない.

  • 無償の愛

  • 完全犯罪のトリック系!
    深い愛情、仕組まれた天才的トリックに、もう一人の天才湯川が謎ときをしていく。しかしトリックの仕掛け人は、湯川の友人であり、唯一ライバルと認めた好敵手だった!
    片想いの愛情は、全てを捨てて相手の為に、代理殺人や身代わり出頭までできてしまうのか?友情、愛情、天才にしか解けないトリックの3部構成に、読み手がどんどん引き込まれていく。まさにガリレオシリーズの名作!

  • 本格論争については明るくないので、あくまで個人的な印象ですが、死体の状態やいるべき人がいないことは明記されていて、伏線としては丁寧に描かれてあったのではないかと思いました。

    その上でここまで、物語を紡ぎ、人物を描けるものなのだなと、この本についてはそこまで形式として評価する必要がないくらい、良い作品だと思いました。

  • 泣かずにはいられなかった。愛の物語。

  • ご存意ガリレオシリーズ初の長編
    映画は原作に忠実に作られています。
    良い作品です。

  • 犯人が主役の物語を読んでいていつも思うことがある。
    感動できる物語でも果たして、切ない、泣ける等と言っていいものだろうか。
    もちろん、作った話であるのは、重々承知している。
    だが、殺人事件の犯人に対して言っていいのだろうか。
    それでも、やはり、感動できる物語がある。
    それが、この物語であった。

  • はじめからドキドキ。石神の純粋な愛情。

  • 登場人物すべての人に無駄がなく、最終的な結果も”ああ”なるしかなかったように思う。石神は石岡親子に命を救われ、石岡親子は石神が殺人を肩代わりすることで刑務所行きを一時は免れた。しかし、すべての真相を知る石神の友人、湯川学も石岡靖子が隠された石神の献身を知ることなしに生きていくのは間違っていることだと判断し、真相を靖子に伝える。靖子の娘、美里も自分たちだけが健常に生きていくことは不条理であると感じ、自殺未遂を図る。湯川学からすべての真相を聞かされた靖子は自分たちだけが幸せに暮らし、罪悪感なしに生きていくことはできないと判断し、出頭する。登場人物すべての人間の最終的な行動に理解を示すことができる一方で、湯川が一つだけ知らない事実としては、石神が石岡親子に出会わなければ、自ら命を絶っていたということ。この事実を知っていたら、湯川は靖子に本当のことを話しただろうか。石神の願いを湯川は推し量ることができたのではないか。結局は石神にとっては受け入れがたい結果となってしまい、最後の石神の悲痛な叫びに胸が締め付けられた。

  • 東野圭吾の最高傑作。

    タイトルに込められた意味を知った時、きっと慟哭します。
    そう、実写版の犯人の様に、、、。

    ベストセラーの名に恥じない、誰にでも安心してオススメ出来る作品です。

  • 原作ありきだけどこれは本当に映画が素晴らしい出来すぎるよね。

  • ご存じガレリアシリーズの代表作。
    内容は数学一筋の数学教師が隣戸の母娘に献身的なまでの協力をする話である。献身のあまり他者の殺人を他の殺人を犯すことで隠蔽を図るといった何ともいえない気持ちになる話である。また、状況が同情を誘うだけにまた、、、。
    犯人側の主格が湯川先生も認める頭脳の持ち主、また、友人であった為、できれば解きたくない謎明かしも頷ける。ラストは人間とはこうあるべきであろう、と共感する。

  • ここから東野圭吾すきになった
    愛の形について色々考える

  • 最後のどんでん返しにびっくり!!
    石神のトリックは最後まで全然わからなかったし、わかってから思い返すとなるほどなーだった。
    よくできたお話。

    ただし、他のコメントで絶賛されてる「純愛」には納得できない。
    石神が身代わりになることで、花岡親子が警察から逃れても、幸せになれるわけない。罪悪感からは一生逃れられないのだから。
    石神は数学的に天才でも人の気持ちはわからなかった。そんな方法では、自分の愛を相手の重荷にしてしまうことにも気づかなかった。
    そんなの純愛じゃない。ただの自己満足だ。
    靖子もひどい女だ…

  • 最後まで結末がわからなかった。さすが最高のミステリテラーと称えずにはいられない。ビッグネームゆえに敬遠される方も多いが、それだけで見逃してしまうのはあまりにももったいない。珠玉の作品です。
    あらすじ(背表紙より)
    天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

  • ガリレオシリーズ3冊目。

    初の長編!読んだこともあるけれど、このスピード感は飽きさせない。直木賞も納得。
    本来犯人が判明してからスタートの話って、難しいと思うけど、ここまでラストにハッッとさせるのは本当にすごい。

  • ここまで人を愛する事って出来るのかな。

    好きな人に好きって伝える事だけが愛じゃない。

    相手の事を思って、何をどうするか。

    もちろん悩み抜いた答えが正解とは限らないけど。

    献身かぁ。

    好きって気持ちの表し方にも色々ある。

    湯川先生の気持ちが痛い程分かる。

    素晴らしい作品です。

  • いつ読んだか忘れたが、読んだはず。

  • 【ネタバレ含】これは…確かに傑作や!
    凄まじい時間差トリック、
    すっかりやられました。

    石神の愛の形は正しくはないけれど、
    凛と咲くトゲのある一輪の赤いバラ、
    確かにそんな強い愛だった。


    犯人の告白に勝るものはない。
    そう考えていた石神の強みは
    真犯人の告白によって打ち砕かれた…。
    なんて皮肉なんだろう。

    愛し方を誤ってしまった天才の
    悲しい叫び声が耳の奥で聞こえる。

  • ガリレオシリーズはドラマから入ったため、内海刑事がいないことに寂しさを覚えつつ読了。
    やっぱりこの作品は面白かったです!トリックもすごいし、石神というキャラの尊さ、湯川との友情。感動する話です。

    ドラマより、石神の人間らしい苦悩が描かれていて、殺人を犯すに至った感情の変化が分かりやすかった。
    現実にここまでできる・人を愛せるひとってなかなかいない。
    石神はもともと数学に対してもとてもストイック。報われなくてもどこまでも追い続ける人。捕まる時、目をつむって数学を頭に描くシーンは本当に切ない。この人が研究の世界にいられないなんて間違ってる。

    湯川とのやり取りも切ない。数少ない自分の理解者、ともに研究に励む同志を自らが追い詰めないといけないなんて。それでも、最後はあの終わり方が最善。石神の想いを知らずに終わるなんて悲しすぎる。

  • 東野作品の最高傑作だと思います。
    動機が弱いというのはあまり気になりません。
    一目ぼれでもありでしょう。

  • サスペンス風味のミステリー、といったところか。
    最初から犯人や共犯者はわかっていて、あとはそれをどうやって湯川や草薙が解き明かしていくかに焦点をあてた構成。

    ただし、最後の最後に明らかになるトリックは尋常じゃない。思い返せば布石はあったのかもしれないが、そう来るとは想像もできなかった。
    「不要なことはやらないが、必要なことは何でもやる」石神さんの凄みを感じた。

  • 何も言うことはない。
    「献身」です。

    映画もよかった。

    何度読んでも、何回観ても、最後は鳥肌です。

  •  読まず嫌いというわけでもなく、何となく読まなかった東野圭吾。天才物理学者と天才数学者の知恵比べという純粋的な謎解き要素もあるのだか、「人は愛する人にどこまで尽くせるのか」という恋愛の本質を考えさせられる作品でもある。言葉もろくに交わしたことがない相手に、そこまで尽くすことができるのか、という声もあるだろうけど、人を好きになるのは理屈じゃない。それを理詰めの世界で生きている天才数学者自らがその行動で証明しているところが、この作品を名作としている要素のひとつだろう。

  • ミステリで泣いたのは、初めて。よかった。

  • 東野さんの数多ある作品の中で最も好きな作品の一つ。
    最後の結末に恥ずかしながら泣かされてしまった。
    やっぱりいい。いいものはいい。

  • 東野圭吾さんの本で最も好きな作品。「容疑者Xの献身」というタイトルは、読後に何故か胸に迫るものがある。全てを読み終えた時、そのタイトルに「なるほど、そういうことか…」と痛感する。人間の不器用なまでの生き方、相手を想う気持ち、逃げたいという心の隙間、友情と仕事の狭間で苦しむ心…様々な要素が詰まっている。それでいて一切無駄な部分はない。淡々と書かれていて、なおかつドラマティック。一度読んだら忘れられない。そんな逸品。この本は是非お勧めしたい。

  • ガリレオシリーズの長編。なかなか読み応えがあり、ぐいぐいひきこまれました。いつもの短編より、長編の方が好きだな。
    自分の頭にある数式は常に的確で崩されても冷静に軌道修正できたのが、人の心は数式にはめることは出来なかったんだろうな。と思いました。
    石神にとっては初めての展開だったのかもしれない。
    なんだか、せつなくなりました。

  • これは面白い!!なぜそこまで自己犠牲できるのか不思議でならなかったが、実は本人も一度救われているのね。非常に悲しい結末で悲しいんだけど、想像を超えるトリックで驚愕。

  • 結末は壮絶、と思えるほど。
    奉仕と呼ぶにはあまりにも代償が高い選択で、凄まじい。

    情にあふれてるのに、外面はいたってロジカル&クール。
    意志のかたまりを感じました。

  • ガリレオシリーズの第3弾、長編1作目です。
    私はこのシリーズは順番通り読んでるので、探偵ガリレオ、予知夢の次にこれを読みました。その後ガリレオの苦悩、聖女の救済も読んでるんですけど、今まで読んだこのガリレオ5作品の中で1番好きです。
    あと、私はガリレオシリーズは短編より長編が好きです。

    映画を小説読む前に見てたので結末は知ってたんですけど、それでも感動して泣けました。
    映画の方はもうすでに3回くらい見てるんですけど、何回見ても泣いちゃいます。
    特にラストがやばいです。
    人はどこまで深く他人を愛せるんでしょうか?
    これだとその愛がちょっと間違った方向に行ってる気もするけど、愛する人のための自己犠牲の精神はすごいとしか言えないです。
    容疑者Xの献身っていうタイトルもすごくいいなと思いました。

    ドラマ、映画と見てるので、どうしても湯川=福山雅治として読んでしまいます。はまり役だと思うからいいけど。
    小説だとまだ内海は出てこないけど、草薙=内海=柴咲コウみたいなかんじで読んじゃいました。

  • 内容…★★★★★
    人物…★★★★★
    文体…★★★★★

    読了後。

    「石神さああああぁぁんっ!!」

    思わず叫びます。
    石神さんあんたってひとは。
    このトリックは読めないのに、全然複雑じゃなくて、東野圭吾の凄さを改めて感じました。

    映画も見たけど、石神さんが堤さんくらいのヴィジュアル持ってたら、きっとあんな人間にはなってないと思うんだ。

    実写版って草薙さんの位置が女性で男同士の友情物語が全カットされてて残念。

  • 東野圭吾ってとっても読みやすいんだねぇ…。
    探偵ガリレオ以来二年ぶりくらいに東野作品を読んだけど、読みやすくて面白くて、登場人物への愛着がとても沸く作品で、すごく良かった。
    早く読みきりたくて、 初めて会社のお昼休みに本読んだ。最後感動で泣きながら(..)
    うーん人によって感動ポイントは様々だと思うけど、居房での課題と頭脳に対する考え方、そこからの運命のチャイムがよかったなぁ…。身代わりではなく恩返しで、当然のことだというのもじーんときた。

    • sjunyaさん
      容疑者Xの献身ではまって以来の東野圭吾ファンです^^早く続きを読みたくなっちゃう本ですよね。東野さんは本格ミステリーの中にも、こういったハー...
      容疑者Xの献身ではまって以来の東野圭吾ファンです^^早く続きを読みたくなっちゃう本ですよね。東野さんは本格ミステリーの中にも、こういったハートフルな場面がたくさんあって好きです♪
      2012/09/20
  • 一度読んで涙がこぼれた。二度読んでも涙があふれて。三度目にはラストシーンだけ読んで涙をこらえた。
    何度読んでも涙がにじんでくる作品ってなかなかない。そして私はその傑作に出会うことができたのだ。

  • 何度読み直しても、何度思い返しても、涙なしでは語れません。

    本と映画とでは感動したシーンが違ったのですが、映画だと、堤真一演じる数学者が自殺を図ろうとし、その瞬間、ドアのベルが鳴り、松雪泰子演じる隣のお母さんと娘さんが出てくるシーンが最も好きです。

    人生の絶望に立たされた数学者が、自殺を辞めようと思った、あの瞬間。あの映像、あの親子が本当に天使みたいに見えます。「あなたを救いに来ましたよ…」そう言ってはいないけど、その笑顔だけで、今、自分が生きてるのだと、彼が思い直した気持ちも分かるような気がしました。もちらんフィクションですけどね。

  • 病院の待合室で
    思わず声が出るくらい驚き
    そして鳥肌が立ちました!!

    さすが東野圭吾さんです☆

  • 映画と原作の登場人物像がかけ離れていたが、逆にリアルでよかった。映画でもキャスティングは伊集院光さんあたりがよかったのでは?

  • 探偵ガリレオシリーズが何故好評なのかが分かる一冊です。

    同級生の数学者が,高校の数学の教師をしている。
    なぜ,隣室の女性の殺人をごまかそうとしたのか。
    なぜ,殺人の偽装が成功するのか。
    なぜ,数学で身を立てないのか。
    なぜ,なぜ,なぜ。

    最後にそれぞれのなぜに対する回答を出している。
    用意周到な作品。

    同級生の刑事に,友人であるか刑事であるかの選択を迫る。
    探偵ガリレオが自分自身に,友人であるかどうかを迫っているのだと思われる。

  • 東野圭吾の本を読み始めたきっかけとなった一冊。


    面白い~

  • やっぱりいい。すっごくいい。
    これを読まないなんてもったいない。

    直木賞受賞した直後に一回読んだのですが、
    その時は結末にひたすらびっくりし、
    久々に小説読んで涙が出たことを覚えています。
    今回、文庫化するにあたり再読しました。
    結末を知っているはずなのに、それでもじーんとしました。
    最後の数ページはもういたましいぐらい。
    男性の純愛は女性には計り知れないものがあります。
    私にとってはミステリやサスペンスというよりも、
    極上の恋愛小説といったほうがふさわしい作品です。

    しかも、表紙がステキ。
    お気に入りの表紙のひとつです。

  • 無難に面白い。
    初めて東野さん読む人に勧めたいのは、これ。

  • 東野圭吾のミステリーは予想を超えてきて楽しかった。。今更感あるけれど。。

  • ガリレオシリーズ三作目。やはり数々の賞を総なめにしているだけあって、ストーリーの重厚感もトリックの鮮やかさも前作、前々作とは比べ物にならないくらい仕上がっていました。石神と湯川の関係性、ライバルとしての意識が深掘りされていくほど、ラストシーンの意味がより強まっていくように感じました。

  • 190602.結構前に読了したが忙しくて感想書いてなかった。
    ドラマを見ていたこともあって、人物像もイメージ出来て読みやすかった。ガリレオは福山さんがピッタリ。石黒さんだと少し小綺麗すぎる感じもあった。
    容疑者が主人公である物語。あまり無いと思う。
    途中、守っている奥さん同様、実はヤバいやつなのでは?という心配事を抱かせつつも、すべては奥さんへの愛情に終結されているところがうまいなぁと。
    時間が経ってしまい、詳細がすこしあやふやだが、やっぱり名作だなぁと感じました。

  • 面白かった。
    天才が仕掛けた巧妙なトリックってなんだろう?と考えながら読みました。
    映画を見たことがあるのに楽しめる。

    トリックもストーリーも面白い。
    読みやすいのに読み応えがあります。

  • ガリレオシリーズにハマるきっかけの作品。読みやすさと巧妙な人物描写。そして最後に...他のシリーズももちろん読み進めていきます。

  • 1巻とは毛色は異なりますが、同じぐらい好きな話です。まさしく、献身とは何なのかを見せられた気がします。

  • これはすごい。
    トリックも驚きであったが、各登場人物の人間性がスムーズににじみ出ているのも良かった。

  • ガリレオがもはや主人公ではないかのような一冊。完璧な犯罪が、シナリオが人情によって崩れる様がなんとも心を打つ。ゲーム理論のナッシュ均衡は心によって崩れる。数学と経済学がはじき出せない人間の心の一面。

  • 久しぶりに面白い本と出会った

  • 主人公より犯人に印象が残る作品。

  • 映画を先に見てしまったので、本が最初ではなかったのが残念だけれどやはり面白い。
    犯人が真犯人を庇う動機が少しだけ弱い気もするけれど、映画では役者さんの演技力によって納得できるものになっている。
    トリックもすごい。

  • 今までのガリレオシリーズは短編だったので、あっさりしすぎでしたが、これは長編だけあって読み応えがあった。やっぱりミステリーは人物像や背景を掘り下げなくっちゃ。

  • ベストセラーだけあって、とても面白かった!
    こんなに売れているのにかかわらず、あまのじゃく気質のおかげで今まで東野圭吾作品に小説・ドラマ・映画ともほとんど触れずにきたので、湯川先生のイメージすらたいしてないままにとても新鮮な気持ちで読めたし、それでよかった。

    文章がめちゃめちゃ読みやすくてわかりやすく、数時間で一気に読み終えてしまった。それでいて説明しすぎず、登場人物の心情などに想像を膨らませられる部分もあって、余韻が深かった。

    トリック?にはまんまと騙された。

  • この本が私の読んだはじめての東野圭吾作品でした。ほかの東野圭吾の作品を知らないので比較は出来ませんが、素直に楽しめました。石神の行為は勿論美談にはなりませんが、母子に対しての彼のひたむきさを感じる事が出来、登場人物としてのキャラもたっているように感じました。凄く面白かったです。

  • 過去の既読本

  • 探偵ガリレオのシリーズ第3弾で、映画化もされたの末に名作である。母子が住むアパートに暴力的な元夫がやってきて大げんかの末、元夫を殺してしまう。その母子を助けるべく、隣人の天才数学者が周到な計画を持ち掛ける、、。

  • 探偵ガリレオシリーズの一つで、物理学准教授である主人公湯川がその頭脳を活かして事件を解いていく物語です。個人的には「容疑者Xの献身」が湯川の友人を通して彼の内面について知れるため、お気に入りの作品です。

  • 映画も最高。原作本も最高。

  • 本もよかったけど!映画も面白かった❤️ 久しぶりに、姪と見ました‼️せつないお話です。おすすめな東野本です。

  • 石神という数学教師の花岡靖子に対する好意は、最初から明かされていて、むしろそれが今作の鍵であり発端となっている物語。なのに、最後。本当に最後の最後に描かれた石神による一年前の回想が、何よりも彼の彼女に対する愛が感じられた。
    ラスト百ページくらいから物語は動き出して、石神の出頭は残りページ数からすると早すぎるのではないかとさえ感じられたのだが、これもまた最後にひっくり返された。何度も登場するホームレスの話も回収してくるのは、本当に憎い。
    何気に初の東野作品。事件メインでなくても、きっと面白いものになるのだろうと思った。

  • ガリレオシリーズ初の長編小説。
    このシリーズの中で個人的には一番好きです。
    献身の言葉通り、誰かのためにここまで尽くすことができるその心とはどんなものなのだろうかと考えさせられます。

  • 初の東野圭吾。電車の中でしか読み進めていなかったのに1週間足らずで読み切ってしまった。
    それくらい読みやすくて、難しい話のはずなのに想像がしやすくて、感情移入して驚かされて。

    この人がどうして評価されるのかが分かった。
    他の作品も読んでみたい!!

  • 理系要素は事件にはあまり絡まないので、さらさらと一気に読めました。思い込み・・・と散々書いてあるのに、しっかり思い込んでしまって、トリックが分かって「あー!」となる単純思考。愛というか、本当に献身だなと思う読後でした。靖子の根っこが良い人で私は少し救われました。この先の人生はきっと3人共に苦しみが付きまとうのだろうな、と思いますが・・・。湯川の人間らしさが良かったです。シリーズ読めば読むほど、湯川≠福山さん。ファンの方には申し訳ないけれど。

  • 愛を感じました。

  • ガリレオシリーズ最高傑作、映画化、直木賞受賞で本格ミステリ論争に巻き込まれる、スタイリッシュな本格だな、泣ける泣けると言われてきたがやはり泣ける

  • 名作だと思います。

  • 東野圭吾の不朽の名作。
    読むたびに新しい発見があり、感じ方も違ってくる。
    主人公の不器用な愛がこころにしみた。

  • 石神の最後のシーンは色々な思いが詰まっていて印象的。

  • こんなに歯痒くて、愛らしく哀しい作品に出逢えて本当に嬉しい。愛って痛くて苦しいんだよね、どうか何十年経ってからでも、この恋が届きますように。

  • 容疑者Xの献身
    東野圭吾
    2005年8月30日第1刷発行
    2018年9月2日読了。

    映画化にもなった名作。
    数学に対して天才的な才能をもつ石神。しかし、数学だけが取り柄で堅物なとても不器用な生き方をして来た。そんな石神は、同じアパートの隣に1人娘と住む靖子に密かに想いを寄せていた。
    ある日、母娘の元へ元夫が居場所を突き止め金をせびりにやって来てしまう。
    母親の靖子はまた金をせびりに来ていた元夫が娘にも暴力を振るう状況から無我夢中で殺害してしまう。
    元夫の殺害を知った石神が2人を救うために計画した完全犯罪とは。
    完璧に計算され尽くされた計画とは。そして、石神の想いとは!?
    石神と同窓生で物理学の天才、湯川は石神の驚くべき管財犯罪計画の前に如何立ち向かうのか。

    名作だけあっておもしろい。
    終わり方がどうなるのか気になっていたけども「衝撃的」と呼ぶに相応しい予想を超えるトリックでしたね。
    愛する人を想う気持ちから起きた完全犯罪。しかし事件の真相が明らかになったとき、そこには切なく哀しいそれぞれの想いが横たわっているという感じでした。
    良書。


  • 数学の会話が多くて何度もついていけなくなったけど、
    人物の心理描写もあって読みやすかったです。
    東野さんの他の小説でもそうだけど、人を愛するが故に犯罪に手を染めてしまった人たちの末路が本当に切ない。
    本作でもそうでしたが、ただのミステリーではなくひとの人生というか感情を描いているところが好きです。

  • 花岡母娘、娘の自傷が無ければ、母は自首したのだろうか?

  • 星4.3

  • 作者の最高傑作と思っています。珍しく映画が原作負けしていない。何度も観て、読みました。人が生きる意味は、無償の愛とは。人を愛することの大切さと悲しみを感じます。そして、友情と。

  • 読み終わってとても切なく、やるせない気持ちになりました。

  • 映画で見て内容は知っていたけど、読むとやっぱり良かった。最後の彼女のことばと、それを聞いた彼の心境を察するとなんとも痛々しくせつない。

  • 2018/5/24

  • 天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。

  • 初めて本を読んで泣いてしまいました。この作品が映画だかドラマ化されたことで、以前から名前だけは知っていました。犯人サイドの描写が多いため、警察官たちの推理にジレンマを感じながら、読み進めていました。が、最後の最後で、読者もびっくりの結末!石神の深い愛情に胸を打たれ、涙が止まりませんでした。とても面白かったです。

  • ガリレオが主人公というより、ある親子と隣に住む犯人がメインといった感じ
    犯人がわかってもそのトリックは最後までわからない、衝撃的なものだった
    悲しい物語という印象が強い

  • 実は読み始めてすぐ、「この話観た。」と思い出しました。ドラマだか映画だか忘れましたが、映像が途切れ途切れに浮かびながらの読書だったのと、最初にいきなり犯人が登場しているという展開で、息苦しいような心理戦にギブアップ。後半は飛ばし読みで読了。

    小説としてはすばらしい出来栄えなんだと思うけど、私個人の息苦しさを★で表現しました。

    私が読書に求めるものは、結局癒しなのかもしれません。

  • ほんまにおもろい
    最後の咆哮、感情の爆発
    痛いほど感情移入できる

  • 数少ない才能を認めた友だからこそ、湯川の思いが本当に切ない。 数学にしか生きること見出せなかった人がやっと他にも希望がみいだせたと思ったのに、、、。最後の石神のあの声は心にぐさっとくる。人を殺す事は本当にいけないことだ。しかし富樫みたいな奴を撃退するにはどうしたらいいのか、どこに逃げても追いかけられる靖子親子には情状酌量の余地ありだが、やはり殺人はご法度。靖子は富樫みたいな男と結ばれたのが不幸の始まり。やはり男は見栄えやその時の経済状況で選んではダメだってこと。

  • せつない
    途中から罪を全部背負うつもりなんだと気づいてつらかった
    友人である湯川さんがあんなに理解してくれているのにそれを裏切る行為ではないのかと思いながら読んだが、きっかけがあれではしょうがないのかな 湯川さんとの再開がもっと前だったら良かったのに。。

    遺書を書いて自殺するのかと予想していたけれど、もっとつらいラストだった

    数式を解くことに人生を捧げるとあったのに、もっと前に自殺未遂していたのは矛盾ではないかと思ったのだけど、実はもう解き終わっていたのかな?机にあった数式の紙の束を持っていくシーンがあったのは、解き終わったものを持っていったということなのかな

    あと、警察での資料で死体には腕に手の跡があるって言ってたけれど、どうやって再現したんだろう
    首絞めながら腕に跡つけられないよね 死後つけられたものかぐらい警察でわかると思う
    そこがわからなくてモヤモヤしている

    ホームレスが空き缶で煮ていたのはなんの肉だったんだろう…

  • 切ない、ただ、容疑者の犯罪の動機が弱くて
    ちょっと納得しにくい

  • ガリレオシリーズ第3弾 初の長編。映画化第1弾

  • やさしさにあふれる物語だと思った。最後は号泣です。

  • 面白かった。途中で「純粋な想い」を感じ取り、あまりにもまっすぐで切なくなってくる。しかし、それよりも最後の最後の展開が予想外だった。「思い込みはいつだって敵だ。見えるものを見えなくしてしまう(本文より)」と物理学者の湯川が語るが、全くその通りだ。パズルのピースがカチッとはまったような爽快感も良かった。2018.2.10

  • 真実を知ったときは
    鳥肌が立ちました。

  • 東野圭吾作品に関しては、ほとんどのタイトルを読了してきた私が最初に触れた作品がこれである。実は小説ではなく、金曜ロードショーでたまたま放映されていた今作を視聴したのがきっかけだったりする。

    「探偵ガリレオ」、「予知夢」と続くガリレオシリーズの第三弾である。本作はこれまでのような短編小説ではなく、初の長編となっている。順番は逆になってしまったが、映画を見終わってそのあまりの衝撃で原作の小説も読もうと思い立った。

    衝撃的な結末と述べたが、犯人のXは誰が見ても明らかに分かる。驚いたのはXの動機とその常軌を逸したトリックである。天才が故の発想と過ち。

    本作もガリレオシリーズではお約束の科学的説明が掲載される。しかし、ストーリーを読み進めるにあたってその辺りの知識は何も必要ない。むしろリーマン予想の話なんかは文系の私でも興味をそそらされた。

    そして、改めて数学というのは特異な世界なんだと思い知らされた。すべてが理論で構成された聖域。私なんかが決して踏み込んではならない領域なんだろう。

  • 2018/1/10-1/11
    ガリレオ系初。読んでる中で、福山雅治がイメージとして出過ぎちゃっていいのか悪いのか…。

    本題。
    こんなに人のために犠牲になれるのものなのか?小説だからじゃないの?と、ちょっと腐ってしまった心の持ち主のオレ…。
    でも凄いよ、石神さん。
    個人的には2人とも刑を終えた後、靖子さんと一緒になってほしい。でも無理なんだろうな。悲しいな。
    石神さんには今後もガリレオシリーズに獄中から参加してもらいたい。

    評価は4にしたが、3.5。そこまで物語に引き込まれなかった。

    「4teen」から「容疑者Xの献身」という順で読むと、舞台が近いこともあり、4teenの主人公たちが石神の生徒のようで、面白かった。

  • 天才ガリレオ湯川シリーズ。彼の大学の友人、天才数学者石神は、好意を寄せる隣人の母娘を守るため、彼女たちが犯してしまった殺人を隠蔽する。不器用な学者の究極の愛の形。映画を見たのはずいぶん前だったが、松雪泰子と堤真一が演じていた映画の色々なシーンを鮮明に思い出し、小説に引き込まれた。ラストの終わり方、ジーンと胸にくる。罪を償った2人は結ばれたのだろうか。

  • 映像化もされているし、特に内容は語る必要もないかもしれないけれど、あっという間に最後まで読み終わっている。楽しめる本だと思いました。こりゃあシリーズ化すれば売れるなという要素が満載ですね。

  • 深い愛の物語
    読み終わった後の葛藤
    推理小説と括ってしまって良いのだろうか。。。

  • 石神さん…。

  • 映画の原作を読んでみようと思って。

  • 他の東野圭吾の作品よりも圧倒的に面白くて最後まで夢中で読んだ。

  • 石神に感情移入してしまう反面、間違った選択だと思ってしまう。
    最後の娘の行動がなぜ読めなかったのか。
    幸せにはなれないよね。
    しかし、面白かった。

  • 結末には驚いた、全く思いつきもしなかった。
    全編通して面白かったといえるが、充足感はあまりない。

  • 恋愛感情って善にも悪にも変化する。
    誰にとっても ただただ切ない。

  • 何度となく繰り返し読んだ作品。初めて読んだときの衝撃はすごかった。トリックも分かって読んでいるのにやっぱりおもしろい。でも、この作品を初めて読む人がとてもうらやましい。

  • 映画にもなった、言わずと知れた名作だと思う。小説はもちろん、犯罪からの犯罪者母娘の話はもちろん、湯川先生ともう隣人の数学者のやりとりがいいのだけど、映画の堤真一がとにかくよかった。映画のレビューになってしまうけど、小説読んで、映画読んでも損はしない。おすすめのストーリーと、ラスト。

  • 鳥肌たった。
    映画にも期待。

  • 読みながら泣けた。。
    自分を捨ててまで誰かを守ると言う事…
    ホントに切なくて、湯川と石神の関係もステキだった。

  • 最初ではタイトルの意味が理解できなかったけど、読み終わってからタイトルの意味がわかるところが良かった。

  • 映画版で展開は知っていたが、富樫が靖子母娘へ迫る場面は読者に嫌悪感を抱かせ、後にHow done it の展開……石神に感情移入させる優れた筆致だ。結末は犯した罪に比例させるように切ないものだった。

  • 中学生だった私にとって読書の楽しみを教え、物理学という学問を意識させてくれた作品がガリレオシリーズでした。

    つまりガリレオシリーズは私の人生を変えた作品と言っても過言ではありません。本当に著者である東野圭吾さんには感謝しています。

    さてこの本はそんなガリレオシリーズの3作目です。1,2作目と異なり科学的な要素はなくなりますが、面白さは段違いにこちらの方が面白いです。本当に傑作だと思います。

    当時友達にこの本を貸しては面白かったといわれたのが今となっては良い思い出です。読んだことがない人はぜひ読んでみてください。損はないはずです。

  • 読み直すごとに
    こんなにも人を愛する事ができるのかと
    感じてしまう。
    最初呼んだ時は
    石神のトリックの非凡さが印象に残っていたが、
    しかし何度か読むと石神の靖子を愛する思いの深さが
    文章の端々に感じることができ、
    石神にとっては不幸な結果にはなるのだが
    これで良かったのではないかと感じた。

  • 定番で万人に認められる作品には定番になるだけの理由がある。難解で抽象的なばかりがいい作品ではない。
    石神は既に死んだ人間だった。自分で首を吊って死のうと覚悟を決めて、半分死の世界に踏み込んだところを花岡靖子に救われて、彼の命は後はもう、靖子が好きでそのためだけのものだったんだろう。
    だから靖子が罪に問われて存在を消してしまうことは、どちらにしても彼の死そのものだったんだ。だから彼は、自分だけ死に、せめて靖子を生かすことを望んだ。
    最後の慟哭は、絶望と、自身の想いを知られせめてひとかけらでも受け取ってもらえた切なさ、様々なものが含まれているとおもう。

  • 主要人物の数学者は 私の高校の頃の教師によく似てる。
    女生徒に呆れたのか 嫌になったのか男子校に替わったそうだけど・・・
    本の話とは別にそのことが頭に浮かんで・・・(笑)
    好みの話しではないけど 面白かった。

  • 読み始めて気が付いたが、映画をテレビで見たことがあった。ラスト30分くらいだけだけど、とても印象に残っていた。途中、映画と違うな・・・と思いながら読んでいたら、最後は映画の通りの内容になり、そうだったのか!となってすっきりした。

  • 2017.03.28 読了
    天才数学者が愛する隣人を守るために殺人の隠蔽の手助けをする話。
    映画を見たので結末は知っていたけど、やっぱり石神の「献身」っぷりには相当な意志の強さと愛がないと無理だと改めて思った。

    愛の形や表現の仕方は人それぞれだけど、石神の自己犠牲の献身ぶりはわたしには到底真似できないと思った。

    映画をみた後で読んで思うことは、映画では小説の世界がかなり忠実に映像化されていてわたし的には大満足だった☺︎☺︎

  • めずらしく映画から入って 原作を読んだ作品です。

    ん~ 

    映画を見た方には
     それだけでいいよ。といいたい。

    見てない方には
     原作を読んだらいいよ。といいたい。

    読書を楽しむならば、観ずに読め!ですね。

    丁寧な描写のなかに キッチリ伏線が引かれていて
    なのに 最後の最後までトリックには気がつきません。
    登場人物の心理描写も見事。
    絶対読んで後悔のない作品ですね。

    ただね、私自身は 先に映画みちゃってたんで…
    ワクワク感は半減してました。

    逆にいうと、それだけ小説の世界がキッチリ映画化されていました。
    これはこれですごい!ホントお見事です。

    まとめると、
    原作を読んで
      ドキドキ  ハラハラ  うっわ!やられた!
    と、感動してから
    映画をご覧ください。 きっとダブルで楽しめますよ。

  • 映画を観てから原作を読んだので、話の筋は分かっていたのですが、それでも飽きずに読めました。
    天才数学者のまさに「献身」の果ての犯罪に、 胸が痛まずにはいられませんでした。
    恋さえしなければ、彼は人殺しには決してならなかっただろう。
    でも恋をしなければ、彼は「人間」になれなかったのかもしれない。
    そんなことを考えて、しばらく心に悲しみがこだまする一冊です。

    追記:原作を読んで改めて、映画の再現性の高さに感心しました。

  • 以前のブログも本の感想を書いてたし、
    うちのカバンには何らかの本が入ってるのを知ってる人も多いし、
    なんだかんだで書店員してたのもバレてたんで、
    かぐりんは本を読む人ってのが知れちゃってるんですね。
    自分の周り限定ですよ。
    で、
    たまに聞かれるのは「おもしろい本ない?」ですよ!
    ジャンルを聞いても「全ジャンルで」とか言われると困る。
    つか、
    そこまで読書家でもないんで、
    人に勧められる本なんて知りませんよ!
    でも、
    あえて何かないと聞かれるんで、
    仕方なしに応えるオススメ本の中から「容疑者Xの献身」ですね。
    でも、
    1回読んで震えて終わり。
    ドラマだか映画だかになってたのをテレビで見たんですよ。
    内容的にはつまらなかったと言うしかない。
    でも、
    福山雅治さんは湯川学ですよ!
    つか、
    加賀恭一郎も阿部寛さんですよ!
    様々なアニメも小説も実写化しますが、
    これくらいの「ぴったりキャスト」を心がけて欲しい!

    現在、
    敬愛する「エドワード・ゴーリー」が、
    かなりの読書家なんですって。
    アガサ・クリスティの本は全て少なくとも5回は読んでるって!
    ミステリーって犯人がわかってしまえば何度も読む必要があるのか?
    と、
    僕も思うのですが、
    ゴーリーは「私は違う」と言っておられる。
    それが本当かどうか不明であるが・・・。
    それに習って、
    人にススメたことある本をもう1回読んでみる企画なう。

    知っての通り僕は記憶力がない。
    忘れる生き物かぐりんです!
    もう、
    1回読んで本当におもしろかったか?
    オススメできるのか?
    と、
    そういう視点も考慮しつつ読み始めてみた「容疑者Xの献身」を!

    キングコングの西野さんブログの「善悪の話し」のなかにもあるんですが、
    自分のためになるのが善で、
    自分のためにならないのが悪ならば、
    容疑者石神の行動は善ですよね!
    つか、
    人殺してるんで客観的には間違いなく「悪」でしょう。
    でもねぇ。。。

    人を好きになったことはあるさ!
    女性を好きになったこともあるし、
    人間としての意味で、
    恋愛としての意味はなく、
    男性も好きになることはある!
    もちろん、
    男性はないけど女性に対しては性の対象として好きになったこともある。
    でも、
    愛したことはあるか?
    人を愛したことはあるか?
    本当に心から人を愛したことはあるか?
    と、
    聞かれると「容疑者Xの献身」の犯人である「石神」さんより人を愛したことはない!
    断言できる!
    ゆえに、
    かぐりんは「愛を知らない人間」なんです!
    しかし、
    思うのは石神は靖子を愛していたのか?
    微妙なんですよね。。。
    絶望していたときに出会ったのは「靖子」だけではなく、
    娘の「美里」にも美しさを感じていたのだから!
    ゆえに、
    「性」の部分が消えてる感じに納得がいく。
    きっと、
    石神にとって、
    母子は天使のように純粋な性を感じない聖なる存在として認知したんじゃないかな?
    人を愛したのか石神は!
    母子を愛したのか石神は!
    どっちだ?
    母子だな!
    きっと母子を愛したんだ!
    聖なる存在としての母子を愛したんだ、きっと。
    なお、
    僕にはわからない境地だ。
    わからない境地だからきっととしか言えない。。。
    でも、
    その境地にたった石神だからこそ、完璧な戦いを繰り広げられたんでしょう。

    完璧な計画。
    完璧な意志。
    完璧な行動。
    全てにおいて完璧な犯人を追い詰めていったのは「湯川学」です。
    あまり、
    「湯川学」については書かれていないですが、
    石神が、犯人が凄すぎた!
    その、
    犯人を追い詰めていった「湯川学」も凄い!
    正確には追い詰めてはいない。
    天才同士の戦いは、なんていうのだろう。

    魂の消耗戦ですかね。

    僕の苦手なことというか嫌いなことは、
    「他人のせいで自分が迷惑を被る」ことなんですよね。

    石神さんが語ってるのです。
    「女というのは、なかなか秘密を守ってくれないものです」って。
    その通りよねぇ。。。
    他人ではないでしょうけど、
    自分以外の人間を他人というなれば、
    愛した母子も他人。
    聖なる存在をして認知してても他人。
    所詮は他人。
    最後は、
    他人にしてやられた石神というか、
    他人を上手く使った「湯川学」というか、
    使ったわけじゃない。
    クールというか冷酷なわけではない「湯川学」も悩んで苦しんで出した、
    答えが、
    お話が、
    最後の石神の「吠え」につながったんでしょう。

    ドラマだか映画だかになっててテレビで見たんですよ。
    内容的にはつまらなかった。
    って、
    さっき書いたけど、
    「吠え」が残念だったんだ。。。

    読んだの2度目。
    年を重ねて読んだら違いも感じれた。
    ゴーリー曰くの、
    最低5回は読んだっていうのを模倣してみるよかぐりんも。
    かぐりんにとってのアガサ・クリスティは、
    東野圭吾さんってことで!

    次は聖女か赤い指辺りを読み直したいですな。
    そして、
    きっと近々また「容疑者Xの献身」も読み直しそうな予感がしてる。

  • ドラマ化されていたのは知っていますが
    実際に観てはいなかったので
    今回、興味深く読んでいきました。

    良いですねぇ。。。
    久しぶりに星5つだったんじゃないかな?
    と思えるような内容と展開でしたね。

    逆に、レンタルショップに行って
    観てみたいな、これ・・・
    って思うようになりました。

    このガリレオシリーズ
    良いですね。

    2018年3月7日追記

    映画を観ました。
    いいですねぇ。。。
    主役の福山雅治よりも
    堤真一の方に目が行ってしまって。。。
    ハマリ役ですねぇ。
    イメージしてた通りだったわ。

  • 読みやすい

  • 泣いたあと、殺された人を思って色々と考えて、すっとさめた。

  • 天才物理学者VS天才数学者 テンションあがる^0^>_<

  • 読んでいくうちに、タイトルからして「こうだろうな」って想像はしてたけれど、終盤の展開にビックリした。
    本当にこの人の小説は毎回どんでん返しがすごい。

    数学者VS物理学者の対決で話が進んでいくかと思っていたら、そうではなく、友情がメインやったんやなと。(あんまネタバレのことは書かん方がいいんかな?)

    てかこんなに数学的な?話が出るのは、東野圭吾はかなりの理系やねんなぁ電球

    でもほんのちょっとだけやけど、理系の人の考え方を垣間見れたような気がする。ほんまにちょっとやけど。それだけでもかなりの収穫。


    ここまで人を愛することができるのかと、切なくなりました。

  • 愛に狂った男の話。
    最愛の人へ贈る物語。

  • 切なかった。あまりにも切なくて、そして呆気なく感じた。無償の愛?それとも歪んだ愛?両方?

  • ガリレオは短編集だと思っていたが、長編作品でした!
    読み応えがあり、満足です。

    タイトルの通り、
    まさに「献身」のミステリー。
    なぜ彼女のためにここまでするのだろうか
    …と不思議に思っていたが、
    最後を読んで、納得できた気がします。

  • 人生一の一冊。東野圭吾には毎回ハラハラさせられるけど、このラストには桁外れに驚かされた。背筋がゾッとするくらいにね笑 オススメの一冊!

  • 文章がうまく、引っかかりなく読めた点は☆四つ。でも石神と湯川、二人の天才のやり取りをもっと読みたかったので一つマイナス。石神の数学への愛情や湯川が「永遠に失った」ものの重さが伝わってこないのは残念。

  • 本も映画も良い。

    愛情とは何か。
    相手に嫌われないかなどを考えるよりも、
    本当に好きなら行動にでるものなのかなぁ。


    石神さんとの最後のところは本当に考えさせられるし、切ない。

  • 愛情とはなにか?自分も罪をかぶること。その為に人を殺すこと。知恵をめぐらせること。友人のしたことを隠すこと。友人の意思に反して伝えてしまうこと。判断をゆだねること。見守ること。かばうこと。秘密をうちあけないこと。指示に従うこと。指示に従わずに打ち明けること。共に償うこと。
    美しく哀しい愛情の話だった。恋愛、友情、家族への愛。すべて美しい。
    「誰かのために、真実を隠しているんです」
    「彼女たちがいなければ、今の自分もないのだ。身代わりになるわけではない。」「彼女たちは身に何の覚えもないだろう。それでいい。人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」

  • 何気に読みはじめたのだが、読み終わってから「容疑者Xの献身」というタイトルの付け方が素晴しい!と感動した。何気な日常でありながら、非日常へと変化していく過程をうまく描ききっている。

  • 天才数学者で高校教師の石神は隣人の靖子に想いを寄せていた。彼女が前夫を殺害したことを知ると彼女を救うため完全犯罪を企てる。
    かつての石神の親友である湯川がこの謎に挑む。
    とてつもないトリックと石神の靖子に対する想いが描かれた作品。
    ガリレオシリーズ初の長編で直木賞受賞作。
    さすがの作品です。

  • 東野圭吾さんの本は単なる推理小説としてだけではなく、主人公の背景がすごく深く、想像できるところが面白いと思う。

  • ガリレオシリーズ初の長編で直木賞受賞作。私にしては珍しく、原作を読むよりも先に映画を観てしまった。最後、ガリレオの台詞があまりに素直で正直で、こういう時にこそ自分の想いは胸にしまうのではなく、正確に相手に伝えなければいけないものなのだと勉強させていただきました。

  • はじめに映画を見ていたので内容は知っていたけど、それでもおもしろかった。
    石神の心の中に秘めた思いに、胸を打たれた。
    とてもせつない。

  • ガリレオシリーズの中で一番好きな作品。

    人を愛するのは色々な形があるなと思わせる。
    石神がせつなすぎる。

    湯川先生が人らしい感情を一番表す作品かな。
    映画版も良かったがやはり小説のほうがこれはいい。

  • 読み出したら一気に最後まで読んでしまった。
    68歳の私が、お勧めする1冊です!!

  • 再読
    禁断の魔術を読んでもう一度読みたいと思い購入しました。
    最後の花岡靖子の判断は正しかったのかわからないけど、自分だけ幸せにはなれないのか。
    殺人した時点で幸せに生きることは罪を償わない限りできないのかな。
    湯川と石神の天才同士のやりとりが良かった
    ただやはり一度目に読んだ時の衝撃が半端なかったな

  • ガリレオシリーズ3作目。映画にもなった有名作で、第134回直木賞受賞作。
    とても悲しい話だった。まさに容疑者Xの献身。秀逸なタイトルだと思いました。
    自らの手を汚してまで愛する人を守ろうとした石神に胸を打たれた。そしてこれは湯川と石神という天才同士の友情の物語でもあると思いました。力を認め合った友人でありライバルである石神の計画に気づき、それを砕かずにはいられなかった、湯川の苦悩はどれ程だったろうか。今までは機械的な人間なのかなと思っていた湯川の人間的な部分が見られてよかった。
    映画は見ていませんが、石神は全然堤真一のイメージじゃないなぁ。

  • この献身は尋常じゃない。

  • 映画を知らずに本を読んだ。
    推理小説は得意じゃないけど東野圭吾は別格だな。
    こんなストーリーを良く思いついた物だと
    感嘆

    話的には、なんだか読み終わったあとも爽快感がなく
    この手のエンディングは嫌いじゃないのに
    スッキリしないモヤットな感じ

    天晴れな作品でした

  • 決して揺らがない決意と、果てしない愛。
    やっぱ東野さんはこういう話が良い。

    愛が報われたのか、報われていないのか。
    個人的には報われてないんじゃないかなー。
    自分の愛を相手に知られることが、
    報われたことにはならないだろう。

    愛と決意は報われてほしい。
    どちらだけでもいいから。

    湯川さんの話はあんまし好きじゃないんだけどね、これは嫌いじゃないです。

  • 結末が面白い。

  • シリーズとしてではなくとも、単体で十分読ませる。
    天才が構築したはずの数式、ラストの読み違いが哀しい

  • とにかく、最後がすごかった

  • ガリレオシリーズ3冊目。先に読んだ「探偵ガリレオ」と「予知夢」の短編でテンポよくぽんぽんと進んでいく感覚のまま読み始めてしまったので、最初は展開が遅いなあと感じましたが、読み進めていくうちに次第に引き込まれ、半分を過ぎてからは一気に読み切ってしまいました。
    トリックについて、こうだろうなあという読者の想像を遥かに越えていく内容と緻密さで、明かされた時の衝撃と言ったらなかったです。
    素晴らしい1冊に出会えました。
    (図書館)

  •  再読です。
    東野圭吾さんの作品を初めて読むに当たり、有名ということで選んだのがこの作品でした。
    最初に読んだ時は、ミステリー苦手の私には、まったく向かず、何故これが良いのか?全くわからなくて、やっぱりミステリーは嫌いだ。という結論になってしまいました。
     しかし、母が東野さんの興味を持ち、「プラチナデータ」を読んでから、変わりました。
    そして、ガリレオシリーズを知り、この本がその続編だと知った時、もう一度読んだらきっと面白いって、確信して読み始めました。
     やっぱり、湯川と草薙に親近感を持っている事が、全然違いました。
    そして、最後に表題の「献身」という意味がわかった時に泣けました。
    どんでん返しの華麗さ、純粋な思いの強さに圧倒されました。
    ミステリーが大の苦手だった私が、ミステリーのイメージをプラスに変えて貰え、ますます東野ファンにさせてもらえそうです。

  • 私が東野圭吾を好きな理由、それは崇高な神聖な存在である女とそれに献身する男の様が描かれているからだ。

    このような事態は現実世界でも往々にして起きている。
    男は女のためにこんなに頑張っている。それなのにどうして報われないのか。いつだって男は女に敵わない。
    東野圭吾は教えてくれる。「それでも男は女に献身するのだ。」

    では男の献身はいつも女のためになっているのか。本作が提示する最大の問題である。
    「母の罪を全てあの人が背負ってくれた」そんな十字架は美里には酷ではないか。石神はその十字架を配慮していたか。

    男は女に献身しているつもりでいる。しかし、その献身は本当に女のためになっているのか。
    献身とは何なのかを今一度精査してみたい。

  • シリーズで一番感想した。

  • ストーリーがいいよね 泣ける
    1ページ目の伏線が全てだった、、、

  • 前半油断してた。まあまあだなこんなものか〜くらいに思って読んでた。
    8割くらい読んだところから息が止まりそうになる展開の連続。最期の2ページで感動。
    文句無し。ザ・ミステリの王道!!

  • 容疑者の屈折した愛情が個人的には受け入れられなかった。

    個人的には「秘密」と「白夜行」のほうが好きです。

  • 最初から、圧倒的な雰囲気です。
    どうやってこの場面を乗り切るんだろう、それをどうやって見破るんだろう、と最後まで息もつかせないまま一気に読んでしまいました。私にとってNo1ミステリーです。

  • 映像では何度か目にしてますが、はじめて原作を読みました。
    テレビで見たときも感動しましたが、こんなに感動させられるとは…
    東野圭吾氏の作品は、やはり面白い。
    ガリレオシリーズももちろんですが、加賀刑事シリーズもね。

  • このガリレオはヤバいね〜

  • 悲しい結末。でも罪を償う気持ちがあってよかった。

  • 2回目の読了だった。(無意識)
    容疑者の献身的な愛が報われて欲しかった、けどね。

  • いままでのシリーズでは冷静だった湯川の人間てきな部分が見られた作品。愛する人の殺人を隠蔽するため自らも殺人を犯し、相手の幸せを祈りながら自らはストーカーをしていたことにし悪者となる隣人。自分を愛してくれる人がこんなにたくさんいるのに何故私は幸せになれないのか、と自分の運命を呪う可哀想な母親。事件の内容もすごく細かく練られていて、面白かった。

  • ミステリー作品だがその中でも悲しい純愛ミステリーだった。報われない恋、相手への想い。論理的思考能力に長けた石神は自分の愛を無駄なく最大限に活かし、愛する相手へ献身した。それが人としてやってはいけないことだったとしても。手段を選ばない献身だった。

    殺人を犯した愛する女性。石神は、この女性を警察から守るために考え抜いた策。最後まで読んだ人にしか分からない結末が待っている。

    殺人を犯した人も共犯者もわかっているのに、警察から逃れるためのアリバイ工作等がどんどん分かってきて次のページをめくらずにはいられない気持ちなります。そして石神をどうしても応援したくなります。捕まらないように、そして彼の恋を。

    様々なことは石神の愛のように不純物が無いモノのようなことは絶対に無い。だから、石神の愛も結果としては濁ってしまった・・・。論理的思考と冷静沈着な行動だけで片付けられない問題はたくさんある。その1つが「恋愛」だと感じた。

  • すごく構成が良く出来てて、ラストと読了感が特に良かった

  • ミステリー小説を読んではじめて涙が出た。止まらなかった。

    最後の「獣の咆哮のような叫び声をあげた。絶望と混乱の入り混じった悲鳴でもあった。」という文章が頭から離れなかった。

  • 素直に面白く読めた。

  • この本を読んで、推理小説が好きになった。

  • 初のガリレオシリーズ!面白かったの一言に尽きる!!表現の仕方は間違ってたし歪んでいたものの、石神さんの想いに人間の深さを感じた。
    咆哮する場面は必ずグッとくるだろう。ピースがはまっていく快感さもあった。
    こんな面白い本を見逃していたなんて…!

  • 2015.9.12読破!
    東野圭吾読みやすい!一文が短くて、あまり考えないですらすら読める。好きな作家ナンバーワンの理由が少しわかった気がする。
    ラストの3ページぐらいが泣けた。

  • いわゆるガリレオシリーズの、最も完成された作品だと思う。

    湯川が「天才」と認めた数学者(高校の数学教諭)と、湯川の対決。
    「絶対に解けない問題を作るのと、それを解くのとではどちらが難しいか。ただし、解は必ずあるものとする」この湯川の台詞は、格好良かった。
    何よりもこの本で一番秀逸なのは、タイトル。すべての謎が解けると、この「Xの献身」という言葉の意味がよくわかる。

    これは映画を見てから読んだのだが、映画もよくできていたと思う。ぜひそちらも見てもらいたい。

  • 初東野圭吾。自分の人生を愛する人のために捧げた天才数学家石神。たかが挨拶にきただけの隣の靖子と娘だったが、彼女たちを守るのが石神の人生の目的になる。数学家の愛は計算できないくらいに深くて果てしない。靖子に告白する工藤さんは普通ならいい感じの男性なんだろうけど石神と比べるとちっぽけに感じる。最後に自分も罪を償うと現れた靖子。石神はこのことを一番望んでなかっただろ