聖女の救済 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784167110147

みんなの感想まとめ

人間の心理と緻密なトリックが交錯する本作は、法と倫理の境界を問いかける深いテーマを持っています。ガリレオシリーズの第五弾として、長編ながらも無駄のない展開が特徴で、読者は湯川先生や警察と共に犯人を追い...

感想・レビュー・書評

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  • 心を殺された因果は殺人なのか?法に則らない執行猶予だ。色んな想いが交錯するあまり、ちょっとやりすぎた。しかし義孝の魅力はなんだ?理解しかねるけど、いるなこういう人たらし。相変わらずタイトルが秀逸。

  • 約2年半ぶりに手にした東野圭吾作品は約4年半ぶりのガリレオです♪

    いやはや、今回のトリックはヤバイです。
    確かに、それしか方法はない。
    でも、そんなこと現実的に可能なのか?

    そんな謎に今回もガリレオが挑みます。

    <あらすじ>
    ガリレオシリーズの第5弾。物理学者の湯川学と警察の内海薫が、難解な毒殺事件の謎に挑みます。
    真柴綾音は夫の義孝から子供ができないことを理由に離婚を切り出されます。しかし、綾音は義孝に対してある宣告を下します。それは彼女が一年間の「救済」を終えることを意味していました。翌日、義孝は自宅で毒殺されて発見されます。毒物は亜ヒ酸で、彼が飲んでいたコーヒーに混入されていました。しかし、綾音には北海道の実家に帰省していたアリバイがあり、毒物の混入経路も不明でした。捜査に当たった草薙俊平は綾音の美貌に惹かれてしまいますが、内海は綾音の犯行を疑います。内海は湯川に協力を依頼しますが、湯川は綾音が完全犯罪を成し遂げたと断言します。湯川は綾音が離れた場所から義孝を毒殺したトリックを暴くために、ある指示を内海に出します。その結果、湯川は驚愕することになります。綾音が行ったのは、理論上はあり得ても現実にはありえない「虚数解」という奇妙なトリックでした。綾音はなぜ義孝を殺したのか、そして彼女は本当に「聖女」なのか。湯川は綾音の真意とトリックの全容を明かします。




    ガリレオが迎えた新たな敵、それは女
    資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。
    シリーズ累計1320万部突破。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

    内容(「BOOK」データベースより)

    資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    東野/圭吾
    1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で第134回直木三十五賞受賞。同書は第6回本格ミステリ大賞、2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位にも輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 面白い!ガリレオ5作目。ここ最近立て続けにガリレオ読んでますが、すべらんなー。長編作ですが、短編同様無駄なくトリック謎に迫り、また人間模様を織り交ぜながら進んでいく展開が秀逸です。特徴としては、割と早い段階からなんとなくこの人が犯人できっとこの辺りにトリック解明の鍵があるんだろうなとわかってはいるものの、あと一歩のところで解明に至らないもどかしさや歯痒さを湯川先生、警察、そして読者が共感しながら入り込んでいける没入感のようなものが味わえて、また解明された時の爽快感もあり、とても楽しめました!ただ、少しネタバレ要素にはなりますが、アレをそんなに長期間も意図的に使わせずに過ごす事って果たして可能なのかなと、個人的には少し無理はあるような気が致しました。しかしながらやっぱ面白いものは面白い!

  • ガリレオシリーズ第五弾。424ページ、短編集ではない。犯人はわかっていて、殺人方法はヒ素による毒殺。しかし毒殺のトリックがわからないという推理小説の王道的展開。東野ミステリーを堪能できました。

  • 今回は序盤から犯人がほぼわかっている状態で、どのように犯行が行われたのかという謎に迫っていく内容だった。

    犯行の方法はシンプルだが、驚くほど長い時間をかけて仕掛けられたもので、その執念には驚かされた。

    強烈な余韻を残す作品だった。

  • ゆっくり読んでるガリレオシリーズ。これで五作目かな。今回は長編だったけど、長編の方が好きだな。
    ストーリーとは直接関係ないけど、読み始めの部分が読者をミスリードさせてたとは。シーンが変わる所で一年経ってたのか。違う視点で改めて読むと違う捉え方できるねー。

    犯人はわかってる系のミステリなので、どういうトリックなのか、どうやって解くのかが焦点だったけど、想像をしてない流れで流石にわからんかった。
    トリック自体は単純なんだけどね。

    にしても、女の感情というのは分からんね。たとえ物語だとしてもね。

  • ガリレオシリーズ第5弾。完全犯罪を考える犯人とそれを推理する湯川。どちらもすごかった。これは傑作。

  • 安心のガリレオシリーズ。
    四作目をこちらの本と勘違いして、
    図書館で借りました(こちらは五作目)。

    ※探偵ガリレオ
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110075#comment

    ※予知夢
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110083#comment

    ※容疑者Xの献身
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110121#comment

    三作目の「容疑者Xの献身」に続いて、
    こちらも長編ミステリー。
    こちらも物語の冒頭に犯人は明らかにされているのだが、
    その鉄壁のアリバイをどのように崩していくのかを楽しむストーリー。
    アッと驚くトリックは、さすがとしか言いようがありません。

    個人的には「容疑者Xの献身」ほどの興奮は味わえませんでしたが、
    それでもガリレオシリーズの長編ミステリーは、
    安心して楽しめる作品だと思います。

    ここなん作か連続して東野圭吾さんの作品を読んで、
    ブクログで平均3.8以上の評価を得ている作品は、
    自分も楽しめる作品であることが分かってきました。
    (4.0以上なら、期待度かなり高し。)
    図書館にあるガリレオシリーズを読んだら、
    ブクログ平均3.8以上の作品をチマチマ読んでいこうと思います。

    次の長編「真夏の方程式」も楽しみです。

    ※真夏の方程式
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167110156#comment

  • 物理学者vs悪女。
    草薙が色んな気持ちを抱えながら事件を追っていく姿を見て、ちょっぴり切なくなるお話だった。

    妊娠できない女に用はないというゴミ箱案件なクソ男が殺されて、容疑者である妻には鉄壁のアリバイがある。
    しかも草薙はちょっとその奥さんに惹かれてて〜という感じで、中盤「草薙!ちょっと冷静になれ!」と言いたくなるけど、そうなる気持ちもわからなくはないよね〜と思ったり。

    今回トリックの肝になる部分、最初から怪しいな〜と思いながら読んでて、ついに私もそっち側(どっち)になったかと鼻ふがふがいっちゃったよ。
    気がついていて、殺すのはどっちでもよかったランダム性だったのかなと思ってたけど‥まさに執念の殺人だったわ。

  • 【ガリレオシリーズ5】
    草薙刑事が恋に落ちた♡
    毒殺された実業家の美貌の妻、綾音にひと目で心を奪われたのだ。

    冷静さを失った草薙に内緒で、内海薫は湯川教授に相談しに行くわけ。

    今回の登場人物はとても少ない。
    ハウダニットにホワイダニットが絡み、読者を引き込ませる。

    表題の理由は最後に判明するわけだが、さすが!と唸る。
    内海薫が移動中に聴いているのは【福山雅治】……こんな遊び心を入れてくるなんて東野圭吾氏、粋!

  • ガリレオシリーズ5作目は長編仕様。
    冒頭から今回の犯人が明らかになっているけど、その犯行の経緯。
    トリックを明らかにする過程が予想外の連続で。
    結構ページ数の多い作品でしたが夢中で読んでいました。
    草薙刑事の揺れる心と葛藤。
    今回も心に残る作品でした。

  • 東野圭吾さんは私の大好きな作家であり、学生時代に初めて小説を手にしたのは「容疑者xの献身」でした。
    中でもガリレオシリーズは大好きです。
    思入れ深く、今回の訃報はとてもショックです。

    資産家の夫が自宅で毒殺されていた。
    目撃者は誰もおらず、妻のアリバイは完璧で捜査は難航する。

    容疑者は分かっていたが、どうやって殺されたのか?
    その疑いはどう繋がっていくのか?
    結婚•殺害する理由を知った時‥。

    有り得ないはずのトリックを考察しながら物語が進んでいきました。

    過去の人間関係と様々な情緒が入り組んだミステリーでした。
    伏線はちらほらあるが故に、気持ちが揺らぎました。
    最後の全てわかった時は悔しかったです。

    繊細でとても緊張感ある作品で一気読みしました。
    これからも東野作品を沢山読ませて頂きます。

  • 子供ができないことを理由に離縁を通告された妻が夫を毒殺したが、毒物の混入経路がわからない。用意周到な完全犯罪を湯川先生が暴いていく、ガリレオシリーズ第5作。

    内海薫刑事らが犯人に疑いの目を向けた理由が不自然。シャンパングラスをカップボードに仕舞っていなかっただけで疑いの目を向けるというのは、ちょっと無理があるよなあ。強引なストーリー展開に興醒めしてしまって、物語にあまり引き込まれなかった(犯人自体は最初から明らかにされていたし)。トリックはなかなか面白かったのだが…。

    本作、女性読者の一部は不快感を感じるんじゃないかな。「さすがに女は目のつけどころが違うな」、「女の直感を信用しろってか」、「せっかく女性刑事を入れたというのに、発言しにくい雰囲気を作っているんだとしたら、話にならん」、「そういったことについての女性の直感というものを、僕は信用する主義なんでね」、「それにしても女性というのは恐ろしい。あれほど合理性のない、矛盾に満ちたトリックを考えつくんだからな」などなど。男目線で、女性の特異性を見下しているような感じを受けた。まあ、2008年の作品だからな。

  • 読んでないのはガリレオシリーズくらいになってしまったので、引き続き。
    さすがのトリックに驚いた。
    こんなこと思いつくなんてなぁ。
    脱帽です。

    読み終わってから、装丁のパッチワークに気づいた。リビングでずっとパッチワークしてたというのが、まさかそうとはねえ。

  • 面白かった。
    私の中ではガリレオ史上最高作品です!

    聖女の救済のタイトルの意味が分かった時に、
    なるほどーっと感心しました。

  • 最後に驚くような展開が待っているのか。と思い色々妄想しながら読んでいました。今回は人間模様というよりはトリックに焦点が当たっていたような。ある意味完全犯罪で題名の救済という言葉がじわじわと迫ってきます。草薙、内海のコンビと湯川のやりとりは軽妙で安心感もあり、3人のキャラクターを通して進む物語はやはり面白い。大好き度❤️❤️

  • 湯川「おそらく君たちは負ける。僕も勝てないだろう。これは完全犯罪だ」

    熱いバトルでした。
    確かに完全犯罪だろこれ。
    犯行トリックがとても気になるストーリー展開に
    終盤で一気に犯行動機にフォーカスが。
    結果ハウもホワイも秀逸な事件でした。
    タイトル回収も素晴らしかった。

  • 最初に犯人が明かされているのに、トリックがわからなすぎて、本当は違う犯人がいるんじゃないの?っていう混乱を起こしてしまいました笑

    いやあ、女性の執念というか、憎しみというか、、怖いけどなんだかわかる気がしてさらに怖い。

  • 自意識過剰な男の、余りにも身勝手な考え方が遠因で、周りが振り回された挙げ句に起きた事件。殺された男は自業自得だが、周りはたまったものではないね。
    殺人ではないけれど、こういう、事ある毎に周りを引っ掻き回す奴っているよね。大迷惑。

  • ガリレオシリーズ。

    ドラマでは天海祐希さんが犯人だったな。
    ドラマとはちょっとちがっていたけど、どっちもいい。

    立証が不可能の完全犯罪。
    トリックは1つしか考え付かないが、それは人智を越えていた。ふつう考えればありえない…不可能…

    トリックとしてはシンプルなのに実行するとなると……
    そして動機もまた…わたしから即刺してるな(笑)

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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