黄色い鼠 (文春文庫 い-3-8)

  • 文藝春秋 (1980年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167111083

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  • 短くて読みやすくて面白い。オススメしやすい一冊。
    胸のすくようなアイディア、
    軍人への風刺、
    オーストラリア自然環境のトリビア。
    旅行に持ってくのにもピッタリ。

  • ・太平洋戦争の最中にオーストラリアの日本人収容所へ入れられた佐藤を主人公にした小説。愉快極まる収容所から一点、仲間の殆どを失って砂漠を逃避行する。最後はアボリジニとして生きている佐藤の姿が。
    ・痛快。どこまでがフィクションなんだろう。完全な創作かもしれないけど、随所でこれは有り得るかもと思わされた。もしモデルにした実話が会ったりするなら知りたいな〜。江藤が託されたような作戦が本当にあったのかな。
    ・アボリジニの老人の台詞には文明に対する痛烈な批判がこめられてる。どっちが良いのか、ってのは文明とか言うものにどっぷりでその恩恵に浴した結果この小説を読んでこれを書いてる俺にはわからない。
    ・砂漠でのサバイバル描写にはいちいち感心。オーストラリアの内陸部ってのはこんなところなのかと。

  • 2008年、最初に読んだ小説。今年は「子年」だからとタイトルを見て安易に選んだけれど、想像以上に惹きこまれ、声を出して大笑いし、最後は胸が苦しくなった。
    太平洋戦争時の豪州の日本人収容所と、その後の脱走の道中、内陸の砂漠が舞台。
    原住民族アボリジニの老父の言葉が心に残る。いつかオーストラリアを旅したいと思っている私にとって、まさに「旅する前に読んでおけ!」という作品だった。
    フィクションだということを忘れて読んだ1冊(笑)

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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