さそりたち (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (1982年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167111090

みんなの感想まとめ

悪漢小説として描かれるこの作品は、1970年代のモーレツなセールスマンを主人公に、エスキモーにクーラーを売るというユニークな設定を持っています。ストーリーは前のめりで、スピード感あふれる展開が魅力的で...

感想・レビュー・書評

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  • 生まれ年初版\(^o^)/
    全然エスキモーにクーラー売ってないし
    結構失敗してるからちょっと期待外れだったけど
    なんかイケイケで楽しかった。
    今ドラマにしてもそこそこいけそう。

  •  ちっとも古くない。おもしろい。

  • エスキモーにクーラーを売る"70年代のモーレツセールスマンのドラマ。井上ひさし流の他人の会話を食って、前のめりなストーリーの猛スピード感が醍醐味。古さはあるが、一種の探偵小説的な魅力。詐欺小説ってのもいいね。数ページで10年以上前以来の再読に気付いた。

  • 1982年に発刊された小説です。
    流石に古さを感じさせますね。何せ売ってるものがコンピュータ以前の品ですからね。
    しかし、そうした物だけの話ではなく。
    悪漢小説(ピカレスク)ですから犯罪的行為があるのは当然ですし、そこに求められるのは痛快さでしょう。しかしこの作品で、特にセールス相手が一般的な市民の場合、どうも後味の悪さが残ってしまいます。この小説が書かれた時代の「金儲けのためなら少々は許される」という感覚と、コンプライアンスが声高に叫ばれる今の時代の差なのでしょう。その辺りにも古さが感じられてしまいます。

  • 男女4人の凄腕のセールスマン(陽気な詐欺師)グループ「さそり」の体を張った真剣な売り込み(芝居)に、よくもここまで瞬時に状況をつかみ、筋書きをたてられるもんだぁと感心。
    読んでいて「私も芝居がしたい」なんて思ったが最後!?こういう安直な人間が彼らには「鴨葱」なのかも。ご用心ご用心!

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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