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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167111236
みんなの感想まとめ
テーマは太宰治という文学者の実像と彼の作品に迫るもので、井上ひさしが編纂したこの書籍は、太宰の幼少期から晩年に至るまでの多角的な視点を提供します。短編の対話形式から始まり、太宰の手紙や原稿、新聞記事な...
感想・レビュー・書評
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井上ひさしが太宰治と喋る感じの本なのかと期待していたら、それは短編の1話だけで、そこからは太宰の資料や、対談集、井上ひさしが書いた「人間合格」という芝居に関わる資料やお話が主でした。そういう意味では「思っていたのと違う」っていう感想が第一。最初の短編のまま行くのかと思ったから、少し期待外れ。
資料は、知っていることも多かったけれど、太宰の作品がどこまで「本当」なのかっていうことや、太宰が「本当は」どんな人なのかっていう部分の議論が面白かった。
あと「人間合格」という演劇については知らなくて。youtubeで上がっていた古い映像をサッと見ました。面白くて。再演の動画があるようなので、いずれ見てみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
井上ひさしが編んだ太宰治バラエティブック。作品中心でなく、太宰という人物にスポットをあてている。幼少期から晩年の太宰、彼の手紙や原稿、初出の掲載誌、事件の新聞記事など、写真も満載。文庫とは思えぬほどの豪華さだ。
なかでも、井上の講演録「太宰治と私」が読ませる。太宰とはどういう人間だったのかを井上流に解いてみせる。
コラム「証言による太宰治」は11人の関係者へのインタビュー(1989年に実施されている)。昭和13年に太宰が長期に逗留していた天下茶屋の娘、昭和15年の旧制新潟高校での講演を企画した学生、昭和23年に太宰の口述原稿を筆記し、遺体の捜索にもあたった編集者……など。みな貴重な証言だ。
巻末に、こまつ座の「人間合格」が挿まれているが、これはオマケかな。 -
本書と新潮文学アルバム「太宰治」は、ファン必携の2冊であろう。
図書館で戯曲『人間合格』を探す。見つからず。本書の巻末にダイジェストで収められているので、こちらを読む。
巻頭、鎌倉で太宰治の亡霊と井上が問答する。そのイタコっぷり。井上ひさしも鬼籍に入った今、文学イタコの後継者、ありやなしや。 -
つい最近、神奈川文学館で、太宰治展を見たので、興味倍増という感じ コマツ座の芝居を見て見たかった。
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2010.1.23読了。
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あの世の太宰治に井上ひさし氏が「あの時のこと」を根ほり葉ほり問いただす。
「嘘が破綻しそうになると、いつも死を決意なさるんですね」など・・・
エーっという、奇想天外なインタビューほか、太宰の秘密を解き明かす。
まさに奇跡の一冊である。 -
わたしの元にも太宰センセイが現れますように。
かに缶用意しておきますから。 -
太宰ファンにはお勧め
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太宰を読むより、こっちを読んだ方が太宰に浸ることができるのかもしれない。
意外と濃い。 -
太宰治の魅力は負の力。だが相当の嘘つき。安吾と織田と太宰が対談をしている。そう。女について。太宰は云う。文学ガ解ラヌ。女ガ解ラヌ。と。ドイツ語でDasein(ダーザイン)=現存在。本名。津島修治。修める。治める。ではクドイ。太宰治の仕掛けた罠は見事としかいいようがない。
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井上ひさしの作品
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