剣岳 ―点の記 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 55
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167112233

感想・レビュー・書評

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  • おかたい文章かなと思ったらそうでもなく読みやすかった。
    色んな自然現象から翌日以降の天気を言い当てたり、野草を摘んで味噌汁などに入れる人夫たちはすごいなぁと思った。もしまだ、立山温泉が営業していたら気になる場所になっただろうなぁ。

  • 地図学のレポートを書いている最中に出会った本。新田次郎の人生から剣岳をどう描くのか知りたくなった。

    物語はもちろんのこと、最後には物語を書くための裏話もかかれていた。

    剣岳のような厳しい環境には沢山の感動が隠されている。私も山登りのみならず、冒険したくなった。

  • [hyahya MEMO]『地図などというものは、山の中をごそごそ歩いている間に自然にできてしまうものだくらいにしか世間では理解していない。』文中の側夫の言葉。測量の場面は難しいが、非常に緻密で根気のいる作業だと知った。剣岳山頂へ段階を経て近づいていく柴崎測量官の内面が手に取るように感じられ、最後まで一気に読み終える。2009年公開の映画もとても楽しみ。(2008年2月22日読了)

  • 明治時代登頂不可能とまで言われた剣岳に測量の為に三角点を設置すべく挑んだ男たちの物語
    修験者が語る伝説のような神話のようなくだりが面白い

  • 日露戦争直後前人未到といわれた北アルプス立山連峰の劔岳山頂に三角点埋設の至上命令を受けた測量技師・柴崎芳太郎。様々な困難を乗り越えて劔岳山頂に挑んだ彼の苦闘の軌跡を描く長篇山岳小説

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著者プロフィール

新田 次郎(にった じろう)
1912年6月6日 - 1980年2月15日
長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)生まれの日本の小説家、気象学者。本名は藤原 寛人(ふじわら ひろと)。電機学校(現:東京電機大学)卒業。次男に研究者・作家の藤原正彦。
終戦後で生活が困窮しているところ、作家である妻の兩角(もろすみ)ていの刊行した『流れる星は生きている』がベストセラーになったことから作家を志し、執筆活動を兼業する。
1956年『強力伝』で第34回直木三十五賞受賞。1966年に専業作家。1974年に吉川英治文学賞、1979年に紫綬褒章。
気象職員としても富士山気象レーダー建設という大きな業績で名を残しており、退職時には気象庁から繰り返し強い慰留を受けた逸話が残る。

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