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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167112233
みんなの感想まとめ
未踏峰の剱岳に挑む柴崎芳太郎の物語は、彼と仲間たちの志と苦難を描いた感動的な山岳小説です。登山道具が進化した現代でも困難を極める“針の山”を、100年以上前に初登頂した彼らの偉業には驚かされます。物語...
感想・レビュー・書評
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この本を原作とした映画を観て、非常によかったので、原作も読んでみることにしました。
原作は、映画以上によかったです。
実は、新田次郎の小説を読んだのは、これが初めてです。
理系の人の書いた文章ということもあってか、筋道に矛盾がなく、かつ、無駄な記述がなくてすっきりしており、非常に読みやすかったです。
また、新田次郎自身、この小説を書くにあたり、剱岳に登ったらしいのですが、実際に現場を見たことが、存分に生かされていると思います。
僕自身は、登山も測量もしたことがありませんが、どちらにも興味を持つことができた一冊でした。
機会があれば、それらにも挑んでみたいと思います。
また、新田次郎の本にも興味を持つことができたので、他の本も読んでみたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山と高原の地図を見ながら読み進めると、剱岳・立山を登ったときの記憶も鮮明に蘇って来て、とても楽しくワクワクしました。
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劔岳登頂(2025/08/19)4日後に読了。
日露戦争直後に前人未踏と言われた劔岳に三角点埋設の至上命題を受けた柴崎芳太郎(山形県大石田町出身!)一行の“初登頂”を描いた山岳小説。
登山道が整備され、道具類が進化した今でさえ困難を極め、登る人を選ぶとも言われる“針の山”に100年以上も前に登頂したことにまずは驚愕する。この快挙を実現できたのは、
「きみたちのお陰で無事に仕事は終わった。ありがとう、ほんとうにありがとう(p361)」
と柴崎が最後に述べたように、志と苦難を共にした測夫仲間と協働できたことが大きかったんだろう。
それにしても、柴崎が所属する軍や劔岳を所管する富山県役人の態度は本当にむかつく(現代でもありそうな気がする…)。 -
まだ未踏峰と言われた剱岳に挑む柴崎芳太郎を中心に描かれる山岳小説。読み終えてから実在の人物ということを知り、より小説の面白味が増していく。
個人的に低山登りをする身からすると、装備品も現代のように寒さから守り、かつ軽く湿度を適度に逃すようなものでなく、例えば草鞋や、果ては場面によっては裸足に岩壁にへばりつくというのは全くもって信じられないものであり、また単に登頂だけでなく、測量のための機器を運び、正確な仕事をなすとのは、その艱難辛苦は計り難いものであり、現在安全に山登りできるのも、先人のお陰ということをしみじみと思わされた。
それにしても、信仰から登ってはいけないことになっていることや、山岳会との意識せざるを得ない上層部からの初登頂の至上命令、立山温泉地での役所の人間の対応、登っても評価をされないことなどなんとも嫌なところは見受けられるが、それにも増してチームで大偉業をなすところに、この小説の醍醐味はあろう。
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映画も好きだけど小説はより好きになりました
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おかたい文章かなと思ったらそうでもなく読みやすかった。
色んな自然現象から翌日以降の天気を言い当てたり、野草を摘んで味噌汁などに入れる人夫たちはすごいなぁと思った。もしまだ、立山温泉が営業していたら気になる場所になっただろうなぁ。 -
地図学のレポートを書いている最中に出会った本。新田次郎の人生から剣岳をどう描くのか知りたくなった。
物語はもちろんのこと、最後には物語を書くための裏話もかかれていた。
剣岳のような厳しい環境には沢山の感動が隠されている。私も山登りのみならず、冒険したくなった。 -
[hyahya MEMO]『地図などというものは、山の中をごそごそ歩いている間に自然にできてしまうものだくらいにしか世間では理解していない。』文中の側夫の言葉。測量の場面は難しいが、非常に緻密で根気のいる作業だと知った。剣岳山頂へ段階を経て近づいていく柴崎測量官の内面が手に取るように感じられ、最後まで一気に読み終える。2009年公開の映画もとても楽しみ。(2008年2月22日読了)
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明治時代登頂不可能とまで言われた剣岳に測量の為に三角点を設置すべく挑んだ男たちの物語
修験者が語る伝説のような神話のようなくだりが面白い -
日露戦争直後前人未到といわれた北アルプス立山連峰の劔岳山頂に三角点埋設の至上命令を受けた測量技師・柴崎芳太郎。様々な困難を乗り越えて劔岳山頂に挑んだ彼の苦闘の軌跡を描く長篇山岳小説
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